PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List

国家の品格でも読んだのかな?
次の項目の質問に応えて欲しい。
@この仕事は、他の国ならもっと安くやれるだろうか?
Aこの仕事は、コンピューターならもっと早くやれるだろうか?
B仕事が提供しているモノは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか?
この質問で@、Aがイエス、Bがノーなら読むことを考えても良いと思う。
今までの大前著は論理的思考の重要性と、方法を説いた本が多い印象を持っていたが、この論理的思考よりも、斬新なアイディアを生み出すことや、1本の木ではなく森を見ろといった全体を見渡す能力を司る右脳の開発に着眼している。
以下の6つのセンスの重要性と、磨き方に触れている。
それはデザイン、物語、調和、共感、遊び、生き甲斐である。
現在理系の学生である私からみて、本当に就職活動の時にこの右脳の発想力などが評価されるかは疑問を抱いた。スポーツでもそうだが、全ての能力が平均的な選手よりもなにか一つの事に対して突出している人は、重要視されるからである。現にマッキンゼーの採用方式でも一つ突出していることを評価するからである。自分の専門分野を磨いた人が次のステップに進むために見るのは薦めるが、全てが中途半端である人には薦める本ではないと思った。
第四の波。
翻訳した大前さんは、当初「第四の波」という題名を考えたそうです。アルビン・トフラーが著した情報化時代=第三の波の次が、この本の内容でもあるコンセプチュアルの時代=第四の波ということです。一読して感じましたのは、この本に書かれていることは決して最近になって重要になった事柄ではなく、以前から重要視されてきたもので、さらに必要性を増した事柄だということです。ですから、お読みになればそれほど目新しい話が並べられていることはないと思います。何がこれまでと違うかというと、この本自体が「ハイ・タッチ」な作りがされていることだと思います。右脳、左脳の話題から出発し、途上国の労働賃金との競争に晒されているビジネスマンの立場を明らかにし、右脳タイプ、すなわち「ハイ・コンセプト/ハイ・タッチ」な能力が重要になっていることが示されます。そして、ハイ・コンセプト/ハイ・タッチの能力を増すための6つの感性が紹介されます。1.機能でなく「デザイン」2.議論よりは「物語」3.個別よりも「全体の調和」4.論理ではなく「共感」5.まじめだけでなく「遊び心」6.モノよりも「生きがい」 日本で作られている製品はすでにこういった視点で生み出されているものも数多く見受けられると思いますが、そうでないものもたくさんあります。付加価値と呼んでいるものに近いでしょうか。この本が役に立つのは、そういったことに具体性と指針を与えたことにあると思います。漠然とした付加価値に、根拠を与えることが為されたのではないかと思います。それによって、ハイ・コンセプトの重要性をより標準的な価値観として成り立たせることができるのだと思います。ただしこれは、所得がある程度高い人を対象にした話であると思います。先進国で良い暮らしをしてゆくための給料をもらうにはどんな能力が必要か?という問いへの回答、と前書きで大前さんも示されています。
オーディオ・ブック版も購入可能です
グローバリゼーションの時代に遷り、価値を生み出す仕事が変わってきた。
左脳型業務の殆どが高性能なPCに取って代わられ、かつて人間依存型であった労働もロボットによるオートメーションの中にある。
そんな時代に我々は仕事における付加価値(=利益)を生み出していくのか?この本はそんな問いに一つの解を示している。
著者のダニエル・ピンクはスピーチの名手として知られ、オーディオブックなどで購入が可能である。かなり面白いのでお勧めです。