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南米大陸の国、ベネズエラでクーデタが発生したようです。
30日早朝グアイド暫定大統領が決起を呼びかけたが、国軍は催涙弾や装甲車等を使用して野党支持者と対峙。現時点までに在ベネズエラ大使館は、邦人が被害にあったとの情報には接していない。外務省本省において連絡室、現地において現地対策本部を設置。大使館から領事メールを発出し注意喚起。
— 河野太郎 (@konotarogomame) 2019年5月1日
ベネズエラでは、現地時間1日、グアイド暫定大統領側が呼びかけたデモが全国規模で実施され、カラカス市内では治安当局とデモ参加者との間で衝突が発生したほか、治安当局による催涙弾等を使用した鎮圧行為が発生。日本時間2日午前時点で、邦人の被害情報なし。大使館及び館員関係者の居住区も平穏。
— 河野太郎 (@konotarogomame) 2019年5月2日
私はいまのところ、現地の与野党の対立に関心を持っていません。現地人は言うまでもなく、
渡航した邦人に被害が及ばないよう、ただひたすら祈るばかりです。
閑話休題、ベネズエラとはどのような国なのでしょうか。
まず、地図帳で南米大陸を見てみると、ベネズエラには
原油をはじめ、天然ガス、鉄鉱石、ダイアモンド、
あるいはボーキサイトといった鉱産資源の採掘場があるみたいです。
次に、JETRO(日本貿易振興機構)のウェブサイトで
同国の年次レポート を世界貿易投資報告から抜粋したものを
見てみました。
https://www.jetro.go.jp/world/cs_america/ve/gtir.html
2018年版
のものであって、「 表
2
ベネズエラの主要国・地域別輸出入<通関ベース>」によると、
ブラジル以外の中南米諸国やフランス、ベトナムの輸入が公表されていないことが
分かりました。
ベネズエラ1カ国だけでは金銭(かね)の動きは見えてきませんが、
南米にあって、かつてスペインの植民地であった国(要するに、ブラジル以外の国)や
フランス、ベトナムからの投資を非公開にするからには、それらの国から
投資を受けているようです。
私が閲覧したものは2018年版1年分ですから、上記に上げた国の
世界貿易投資報告からヨコに見ると共に、ベネズエラの過去の年次レポートから
タテにも見ていくことで、同国への金銭の動きを鳥瞰して見ていこうと考えています。
現在の与えられたデータによると、ベネズエラには鉱産資源があって、南米諸国や
フランスから何らかの投資があるようです。同国で発生したクーデタにおいて、
与野党の対立は皮相的なものであり、真相は地下資源を巡る
欧州諸国の経済的な対立が背景にあるものと、私には思われます。
なお、私が上の段落で出した見解は暫定的なものであって、
これから出てくる新しい情報によって、私の意見は変わることがあります。
ともあれ、ジェトロのビジネス短信、河野太郎外務大臣の公式ツイッタ・アカウント、
あるいは外務省のウェブ・サイトや公式ツイッタ・アカウントから新しい情報が
発信されるのを待ちましょう。
正しい判断は、正しい情報と正しい分析によって
初めて成立するものですから。
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