Das Logbuch von Zeppelin in der Shortland und R'lyeh

　我が国は、相互扶助の社会で

成り立っています。

何から何まですべて一人の人間の手で

できるわけではありません。できないことは

誰かに手伝ってもらうことで、社会が動いています。

　そのような社会でもし、誰かに

小さな親切をしてもらったときに、

「ありがとう」ではなく「大きなお世話だ」と

一蹴したらどうなるでしょうか。

あの人は喜ばせるのが難しい人だと思われて、

人助けをしようと思う人は現れなくなるでしょう。

　世の中には人の善行を嗤い、些末なことにも

ケチをつける「繊細な」御仁もいらっしゃいます。

「笑う門には福来る」という諺がありますが、

あなたが冷たい言動ばかり繰り返しているようでは

福の神様はそっぽを向くことでしょう。

　幸運の女神を味方につけたいとか、白馬の王子様を

自分のもとに呼び寄せたい、といった思いが

少しでもあるのでしたら、あなたの周りにいる人たちのことを

大切にしてあげてください。

イケメンや美女とだけ接していたいという気持ちは痛いほどわかりますが、

彼らと接触したいのであればまず、醜男や醜女とも

平等に接するのが望ましいです。

「先ず隗より始めよ」という諺がありますが、

棚からぼた餅が落ちてくるような機会は

滅多にありません。

何か大きな業績を残したいという思いは往々にしてあるものですが、

これを成し遂げるには目の前に転がっている瑣末で取るに足らないと

思われていることを一つ一つクリアしていく必要があるのです。