ザ・スーパー・ポップ宣言

ラバーズロック3

ラバーズロック(3)


LOVERS ROCK (1) へジャンプ

LOVERS ROCK (2) へジャンプ

LOVERS ROCK (3) へジャンプ

STRICTLY ROCKERS へジャンプ

STRICTLY ROCKERS (2) へジャンプ

【 ラヴァーズ偏差値 62

RUDDY THOMAS / MERCY MERCY ME '83 「Reggae By Ruddy Thomas」収録



Marvin Gayeの1971年の名曲「MERCY MERCY ME」のレゲエカバー。歌うは甘めの歌ものを得意とするルディ・トーマスで当ブログでは既に REFLECTIONS STRANGER IN LOVE を取り上げ済みです。こうしてみるとカバーばかりだけど、彼の真骨頂は甘めの名曲をより甘く仕上げることにある感じで、ご本人も敢えてオリジナルで勝負しようと思わず割り切っているのかも。その心意気良しですね。曲はオリジナルより少しゆったりとした和めるラヴァーズロック。プロデュースはTAPPER ZUKIE、アレンジはWILLY LINDOということでポップで聴きやすく、かつオリジナルのもつ爽やかさを損なわない品のある内容に仕上がってます。secondhandsongs.comによるとこの曲のカバーは74曲も存在しますが、レゲエのリズムに乗ったことでオリジナルより更に浮遊感を増したアレンジが素晴らしく、個人的にはこの曲がベストアレンジ。

「YOU TUBE」 で聴けます。

J.C. LODGE / I BELIEVE IN YOU '87 「I BELIEVE IN YOU」収録



ここまで、1STアルバム「SOMEONE LOVES YOU HONEY」のタイトル曲、2NDアルバムからは、「TO LOVE SOMEBODY」と「STICK BY ME」を紹介してきたジャマイカン・ラヴァーズロックの女王、JCロッジの3RDアルバムのタイトル曲。上記3曲は全てカバーだったけど、この曲はオリジナルみたいですね。かなり良く出来た上質のメロディだけど、他の誰かがカバーしてる訳でもないのが不思議なくらい。曲はゆったりと落ち着いた雰囲気の大人のラヴァーズロック。どこか物哀し気なメロディだけど、悲観することも気負うこともなく、どこか達観し無我の境地に立ったかのような雰囲気が素晴らしいですね。JCロッジの甘くやさしい唱法も流石のもの。時代的にドラムの機械臭のする音が曲にそぐわないのがチト残念。

「YOU TUBE」 で聴けます。

RUDDY THOMAS / STRANGER IN LOVE '83



JOHN HOLT のアーリーレゲエのラヴァーズ・カバー。83年のアルバム「The Very Best Of Ruddy Thomas」収録曲。このアルバムは既出の 「REFLECTIONS OF MY LIFE」 など大甘なラヴァーズが多数収録されているのでラバーズロックのファンだけでなくスウィートソウルが好きな人にも是非押さえておいて欲しいですね。今にして思えばこの頃のルディ・トーマスは神がかっていたので、もっとこうしたラヴァーズ・カバーを残して欲しかった。

曲は83年産ということで適度に洗練されたヒューマン・トラック。後の FRANKIE PAUL FREDDIE MCGREGOR などのコンピュータライズドと比べると格段に聴きやすい。ちょっと憂いを帯びた甘いメロディに、浮遊感を感じる淡いトラック。ルディ・トーマスの甘くソフトな唱法でオリジナルを更に甘く、より上品な味わいに仕上げています。

「YOU TUBE」 で聴けます。

ERROL DUNKLEY / HOW COULD I LET YOU GET AWAY



60年代から活躍していたジャマイカの中堅シンガー、エロール・ダンクリーの恐らく80年代のシングル曲。曲はSPINNERSの72年のスウィートソウル・カバー。オリジナルはちょっと緩めの甘茶ソウルだけどレゲエのリズムに載せることで牧歌的でより良い味が出ましたね。特にオリジナルには無かった平和でのんびり感のあるホーンの響きがいい感じ。レゲエのリズムとホーンによってオリジナルの持ち味を最大限に引き出した好カバーです。後半のインスト展開がいまいちなのが惜しい。因みにオリジナルは結構レゲエアーチストに好評なようで Sugar Minott Barry Biggs といった、やはり甘茶系歌手によってもカバーされています。

「YOU TUBE」 で聴けます。


AISHA / THAT'S HOW HEART ACHES ARE MADE '86 (ARIWA ARI-52)



当ブログではお馴染みのイギリスのアリワ・サウンド・スタジオ産のマッド・プロフェッサー製ラヴァーズ・ロック。86年の12インチシングルの他に名ラヴァーズ・コンピ「BREAKING THE BARRIERS WITH SOUND」シリーズのVOLUME 2 「RUBBING THE WALLPAPER」などに収録されています。

オリジナルは1963年のBaby Washingtonのヒット曲で、Marvelettes、Loleatta Holloway、Dusty Springfield、といった女性歌手や男性ソウルグループのDELLSやPaul Young、Jerry Butlerなど幅広くカバーされています。オリジナルは少し物悲しい雰囲気のある曲ですが、このAISHA版はポップなレゲエ・アレンジで明るめに変貌しています。可愛らしいシンセ音が鳴り響くアレンジは81年の Randy Crawford版 を踏襲していて、むしろランディ版のレゲエ・カバーといった方が正確かも。そのランディ版を更に冷やかに爽やかに、そして洗練された内容に仕立て上げたマッド・プロフェッサーの手腕はお見事という他ないですねえ。(そんな彼のセンスと技術にほれ込んだ幾つもの日本のアーチストが彼にプロデュースしてもらっているはず。)

コンピ収録版では後半にダブが接続されていて6分23秒と長く彼の音世界を堪能できる。特にダブ部分の空間(無音部分)を自在に使う手法は日本庭園や日本画といった古来からある日本文化に似通った雰囲気があり、それがアリワ・サウンドが日本で人気だった理由の一つでもあったのではないかな。歌手のAISHAは他にもアリワに DANCING TIME というラヴァーズ良曲を残していてお勧めです。

「YOU TUBE」 で聴けるのは4分38秒とダブ部分がほとんど端折られているものなので、あくまでご参考まで。

【 ラヴァーズ偏差値 61

DOBBY DOBSON / TROUBLE JIM '67



ロックステディの名曲「I'm A Loving Pauper」で有名なドビィ・ドブソンの1967年の甘いロックステディ。本曲はそのB面になります。Loving Pauperほどキャッチーではないけれど、甘いメロディと優しい唱法はスウィートソウル・ファンにも受けそうですね。恋人との甘い日々を反芻するかのような、甘さとほろ苦さが混在するメロディが美味。レゲエ前夜、トレジャーアイル産のロックステディの質素で軽いリズム・トラックとの親和性も高い。全体として感じられる古き良き時代の純朴な南国の甘いラブソング感は暑い季節の避暑的音楽に適してると思います。

「YOU TUBE」 で聴けます。

TYRONE TAYLOR / COTTAGE IN NEGRIL (NEW VERSION) '01?「REGGAE LASTING LOVE SONGS VOL.2」



1983年の TYRONE TAYLORの自作曲 をCLIVE HUNTプロデュースにより再演したジャマイカ製ラバーズロック。2001年にVPから発売のオムニバスCD「REGGAE LASTING LOVE SONGS VOL.2」に収録されている。音の感じからするとやはり2001年頃に製作されたものと思わます。何故オリジナル発売から18年後にもなって再演されたのかは不明だけど、かなりポップに仕上がっています。オリジナルは少し憂いを帯びた甘いメロディの心地よいラヴァーズで如何にもリゾートの町ネグリルのコテージが似合いそうな雰囲気。解放的なサビも悪くないけどAメロの込み上げ系で濃密なメロディが素晴らしい。再演版はリズムがテンポアップしアレンジも大部洗練され聴きやすく。そして何よりタイロン・テイラーによる表現力の幅が広がり、歌が数段魅力的になっているのが驚きです。てっきりフレディ・マクレガー辺りのカバーかと思ってしまいました。タイロン・テイラーは他にも既出の MEMBERS ONLY もお勧めです。

「YOU TUBE」 で聴けます。

JOHN HOLT & JOYA LANDIS / I'LL BE LONELY '68



当ブログで既に 「DO YOU WANT ME」 を取り上げているJOHN HOLTと 「MOONLIGHT LOVER」 を取り上げている女性歌手JOYA LANDISとのデュエット曲。当初は「Jay & Joya」名義で出てたみたいです。1968年のロックステディでDuke ReidのTreasure Isleから。トレジャー・アイルにはこうした可愛らしいロックステディが沢山有るからコンピなどで一通り聞いて欲しいですね。「宝島」というネーミングと宝箱をあしらったレーベルデザインもいい。

どこか物悲しげで甘酸っぱいメロディが印象的な曲。ポップで可愛らしいホーンの音色と終盤の「ララララ」スキャットの素朴な雰囲気が味わい深い。肩の力の抜けた大らかで平和な空気感はこの時代ならではですかねえ。デュエット名義だけど聞こえるのはほとんどジョンホルトの声だけで曲が2分弱と短いのが惜しい。

「YOU TUBE」 で聴けます。

【 ラヴァーズ偏差値 60

CARL ST. CLAIR / GUILTY FOR LOVING YOU '89



イギリスのレゲエ歌手、カール・セントクレアの1989年製ラバーズロック。ASWADのメンバーやBlack Steel, Victor Crossといった面々がバックを務めてます。なんと本人の自作曲で甘く情緒的なメロディがとても良く出来てますね。ゆったりとした心地よいリズムに適度に洗練されたアレンジも素晴らしい。イントロで高らかに鳴り響くホーンの誇らしげな感じも実にいい感じです。こうしたラバーズの良曲がJet StarのReggae Hitsシリーズには多数収録されていて、発売された当時はとても重宝していたんだけど、2007年のVOL.37を最後に製作終了。シリーズの後半は目ぼしい曲は皆無に近くなり、ラバーズロックそのものの衰退という感じでとても残念。なんとか復活して欲しいものですね。

「YouTube」 で聴けます。

Boris Gardiner / This Old House (Extended Version) '87



レゲエ歌手ボリス・ガーディナーの1987年のシングル曲。オリジナルはオランダのポップロックバンド、George Baker Selectionの1987年の作品。特にヒットした訳でもないこの曲が何故カバーに選ばれたのか不明だけど、1986年に「I Wanna Wake Up with You」という歌謡レゲエを大ヒットさせた後の作品候補としては、同じ歌謡レゲエ路線ということで的確な選曲だったのは確か。曲は明るくポップな甘いレゲエでメロディはかなり大衆的。前曲同様ラバーズロックというよりも歌謡レゲエといった呼び方が似合いそう。「古いけど大切な家」というノスタルジックな歌詞通り、温かみや優しさ、愛情などを感じさせる内容。特にサビの高揚感と解放感はなかなかのもので、レゲエのリズムにのせることによりオリジナルの良さを倍増させた感じ。プロデュースはWillie Lindoなので明るくポップにアレンジされ、ちょっと甘ったるい側面もあるけど、かなり聴きやすく心地よいサウンドでリゾートなどで和むにはもってこいの内容。アルバム収録曲でもあるけど、12インチシングルのExtended Versionは後半が軽くダブが接続されていてなかなかいい感じ。こうした古き良き時代の歌謡レゲエも大部廃れてしまったようで残念ですね。

「YOU TUBE」 で聴けます。

Ijahman Levi & Madge / I Do '85



ジャマイカのレゲエ歌手アイジャーマン・リーヴァイと妻のマッジによるデュエット曲。作曲、プロデュースも本人が行っています。曲はゆったりとしたリズムが心地よいラバーズロック。よく出来た甘いメロディで夫婦愛を歌った曲ですが、夫婦によるデュエットだからなのか、ときめき感や緊迫感には欠けますね。逆に言えば仲良い夫婦による安心感が加味された感じでしょうか。個人的にはイントロなどのシンセによる温かい陽が射すかのような平和で多幸感に満ちたフレーズがお気に入り。 「YOU TUBE」 でアルバム・バージョンが聴けます。それと珍しいことに PV もあります。こちらは12インチのEXTENDED VERSIONかも。テンポアップしていて悪くはないですが、ちょっと機械臭がしますね。7インチ版は裏面がダブになっていて、それを 接続したバージョン もあります。

PAT KELLY / TWELFTH OF NEVER '69



元Techniquesのリードで後にソロとして活躍したパット・ケリーの1969年のシングル曲。オリジナルは1957年のJohnny Mathis with Ray Conniff and His Orchestraで、バックはストリングス中心でリズム隊の無い質素な内容。他にSonny James、Sam Cooke、Bobby Vinton、Billy J. Kramer with The Dakotas、Glen Campbell、Chi-Lites、Tammy Wynette、Chairmen of the Board、Bee Gees、アグネスチャン、Olivia Newton-Johnなど200以上のカバーが存在する人気曲です。感傷的なメロディに甘い歌声が映える曲ですが、オリジナル同様ほとんどリズムを感じさせない内容が多い。それらに反しパット・ケリー版は実にリズミカルで個人的にはこの曲のベストカバー。プロデュースはBunny Leeで初期レゲエ、ロックステディな内容。溌剌とした躍動感のあるリズムをバックに、しかし歌声は甘く切ない。この組み合わせの妙味もまたロックステディの醍醐味の一つですね。なお、パット・ケリー版のオリジナルは1968年版ですが、1969年にアレンジを変えて再発されています。瑞々しいオルガンなど加えてかなりポップな内容で後者がお勧め。(誤ってMAX ROMEO名義で印字されているので注意が必要)因みに曲名の「TWELFTH OF NEVER」というのは、「決して来ない12=この世の終わり」(まで君を愛す)という意味の模様。

「YOU TUBE」 で聴けます。

PAT KELLY / TWELFTH OF NEVER (1968年版)

Glen Campbell / TWELFTH OF NEVER

Sister Audrey / DAYLIGHT & DARKNESS '88 「Breaking The Barriers With Sound Vol.1」



ブラックミュージック界の大御所Smokey Robinsonの自作曲で1978年のアルバム「Love Breeze」収録のスウィートソウルのレゲエ・カバー。オリジナルは「光と闇」という謎めいたタイトル通り、すこし神秘的な雰囲気の物静かな内容。派手さはないが気怠く甘い歌唱とメロディの良さでこれもまたスモーキーの代表曲の一つと言えるでしょう。ARIWA版カバーは歌姫シスター・オードリーによるもので、もちろんプロデュースは我らがマッド・プロフェッサー教授。アリワ産ラヴァーズロックはソウルのカバーが多いけど、これもまたそれら名曲の一つ。ラヴァーズ仕立てということでリズムが活き活きとし、夢心地感、浮遊感が増し心地よさが増幅されている。アリワのコンピ「Breaking The Barriers With Sound Vol.1」収録版はアルバム収録版と異なり後半にダブが接続されていて、より幻想的な雰囲気となっていて良い。12インチシングルのAA面は Daylight MIX となっていて個人的には未聴だけど、こちらも面白そうですね。

「YOU TUBE」 で聴けます。

Smokey Robinson / Daylight and Darkness (オリジナル)

HORACE ANDY & ERROL SCORCHER / COME ON & ROCK ME '80 「UNITY SHOWCASE」



歌手HORACE ANDYとERROL SCORCHERのDJによる1980年のショウケーススタイルのミニアルバム収録曲。 HeptonesのWe Are In The Mood の変名カバーで、オリジナル歌手の LEROY SIBBLESによるセルフカバーRock Me Baby も非常に良い出来(昔ジャパンスプラッシュで来日した時歌ってくれました)。「STRICTLY ROCKERS」P.89掲載曲で菅野さんは「ラバーズロック」として紹介しています。前半が歌で後半がDJとなっていますが、特に前半のホレイス・アンディの女性っぽいハイトーン・ヴォイスによる歌に味わいがありますね。元歌の良さと歴史的名トラックの出来栄えもありますが、のんびりした和み系レゲエとして実にいいムード。後半からDJに変わるのも一興で楽しい雰囲気ですね。

「YOU TUBE」 で聴けます。

TYRON TAYLOR / MEMBERS ONLY 「REGGAE HITS VOL.3」(英JETSTAR)

REGGAE HITS VOL3.jpg

ディープソウルシンガーBOBBY BLANDの代表曲のカバー。おそらく80年代後期の作品。ボビーブランドの歌はDEEP臭くて苦手という人もこちらのタイロンテイラーの軽やかなレゲエカバーならニッコリとなるか?でも歌声はDEEPですけどね。こういう泣き節な曲をあっさり軽めな雰囲気に出来るのもレゲエリズムのいいところ。それにしてもこの名前芸名だろうけど、いかにも歌えそうな名前ですネ。ディープソウルファンの鑑賞にも耐える歌いっぷりでオススメです。英JETSTARのコンピで聴けるが、「REGGAE LASTING LOVE SONG VOL.3 '03 VP RECORDS」にはアレンジがいまいちな別バージョンが収録されているので要注意。彼名義のベスト盤にどちらのバージョンが入っているのかは不明です。

GREGORY ISAACS / MY TIME '77



大御所シンガーのグレゴリー・アイザックスというと名曲 NIGHT NURSE のような暗めの曲が多い印象だけど、この曲は珍しく明るい曲調。牧歌的なメロディが70年代のレゲエのリズムにもよく馴染んでる感じ。オリジナルはコクソン・ドット・プロデュースの1970年のBOB ANDYの初期レゲエで こちら も悪くないけど、聴き比べてみるとグレゴリーの歌手としての力量を感じさせますね。彼にはもっとこうした明るめの曲を歌って欲しかった。ダブの接続されたロングバージョンよりも、サクッと終わる短いバージョンの方がお勧め。

「YOU TUBE」 で聴けます。


J.C.LODGE / STICK BY ME 「REVEALED」'85 収録

JCLODGE.jpg

既にこのアルバム収録の 「TO LOVE SOMEBODY」 も紹介済みだけど、JCロッジの和めるラヴァーズ・シリーズ第三弾ということで。売れ線になってからの彼女の作品に魅力を感じない人もいるかと思うけど、初期の彼女は素朴な味わいがありラヴァーズ歌手として一時代を築いたのではないかと思います。

曲はレゲエではお馴染みのヒット曲のカバー・バージョン。JOHN HOLT,DENNIS BROWNといったところのものが有名でしょうか。シングJスタイルの 「Johnny P & Thriller U」 のバージョンは明るくポップな内容で、毛色は違うけどこちらも私の大好きなバージョンでオススメ。オリジナルは62年の 「Shep And The Limelites」 みたいですね。JCロッジのバージョンはちょっとバックの機械臭が気になるけど、女性らしい甘く柔らかなヴォーカルが曲調に合っていると思います。

「YOU TUBE」 で聴けます。

【もうすぐランクイン】

NATURAL MYSTICS / TROPICAL FEELINGS 12"



NATURAL MYSTICSという良く知られていないグループの12インチシングル「MY SWEET GIRL」のB面収録のギターを中心としたインスト曲。ウォーキング・テンポの心地良いリズムに乗って、まさにトロピカルなギターの音色が響き渡ります。適度にエコーに包まれたギターがオーバーダビングされちょっと幻想的な雰囲気も。穏やかで温かみのある明るい曲調にメロディも甘みを帯びて、南国のリゾートのプールサイドで和むには絶好の曲という感じ。全体的に音の響きが心地良く、特に低音域や中音域が良いので大音量でのプレイにももってこい。後半にはダブも接続されていて楽しさ倍増ですよ。

こちら のページで試聴出来ます。

KEN BOOTHE / WALK AWAY FROM LOVE '78 (C.KRIPPS) PRODUCED BY LLOYD CHARMERS
「TROJAN REGGAE CHILL OUT BOX SET」収録


TROJAN REGGAE CHILL OUT BOX SET.jpgdavid_ruffinwalk_away_from_love.jpg

ソウルファンならみんなが大好きな「DAVID RUFFIN / WALK AWAY FROM LOVE」 。鳥肌ものの素晴らしいメロディが有名で山下達郎も既に3回もオンエアしてるね。で、こちらはそのソウル定番曲のカバーヴァージョン。レゲエのベテランシンガー、ケンブースによるこのカバーは8分以上もの長尺でその世界を楽しめるのが良い。もちろんデヴィッドラフィンの出来には足元にも及ばないが、この世紀の名曲をレゲエのリズムで長く楽しめるというところに意義がある。「WALK AWAY FROM LOVE」ファンなら是非押さえておきたいところ。他には甘茶ソウルグループChoice Fourが「I'm Gonna Walk Away From Love」というタイトルでやっている。こちらはリードにかなり物足りなさを感じるが、甘いコーラスやラフィン版同様ヴァイブの軽やかな響きはなかなか素晴らしい。他にはSmokey Robinson , Willie Clayton , Chuck Jackson , Marvin Gaye , The Temptations , Billy Griffin といった大御所たちもやっている模様で、是非全て網羅してみたいところ。でも一体誰がオリジナルなんだろう。

PAULETTE & THE LOVERS / PLEASE STAY '69

PAULETTE THE LOVERS PLEASE STAY.jpgTrojan Rocksteady Rarities Box Set.jpg

バートバカラックの手による61年の DRIFTERS の曲のカバー。「TROJAN ROCKSTEADY RARETIES BOX SET」収録。これぞバカラック旋律と呼びたくなる、きれいなメロディは心の最奥まで染み込んできます。この世の全てを達観した仙人が持つ思慮深さ、慈愛の深さなんかも感じる素晴らしいメロディで大好きです。特に変態大人ドクターヨークによるバージョンはまるで羊水の中、原始の海をプカプカと漂っているかのような、DNAに直接刺激を与えてくれるかのような感覚に陥る素晴らしいカバー。

このロックステディ版も、派手さは無いけど切々と歌う女性ボーカルによる純朴な感じがそこはかとなくいいムード。質素で無駄のない清貧な感じさえ受けるトラックは実にこの曲に合っている気がします。ラヴァーズ・ロックでもDOBBY DOBSONの極甘カバーがまた素晴らしい出来なのですが、そちらはまたの機会に。

他にもZoot Money (1965) , Cryin Shames (1966) , David Garrack (1967) , Lou Johnson (1968) , Lulu (1970) , Persuaders (1973) , Jay Black (1978) , Bridge (1986) , Elvis Costello (1995) , Keith , Sha Na Na , BAY CITY ROLLERS などなど沢山のカバーがあるようです。他にもお薦めがありましたら是非教えて下さい。

追記:2曲レゲエによるカバーを見つけました。 George Faith Slim Smith


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: