【スタバにて】へび君の人生に思うこと、の、お話。

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2023.02.16

テーマ：暮らしを楽しむ(384438)

カテゴリ：ミニマルに暮らす

人間関係において。

人が耐えられないと感じることの　およそ全ては。

言わないでほしいことを言われたり

しないでほしいことをされたりが

１度２度ならず　ずっと「続く」ということなのではないでしょうか。

いじめやハラスメントの苦しみの仕組みの多くが、同様であるように。

たとえば、逆なら、ね。

言ってほしいことを言ってくれない！　や

してほしいことをしてくれない！　であれば、

ずっと以前に聞いたことのある、

これは斎藤一人さんのお話だったと思うんですけれど、

あるところに「へび」が１匹おりました。

そのへびは、道を渡ろうとしたとき、人に踏まれてしまうんです。

最初の１人にまず踏まれ、

その後も、次から次とへびは踏まれ・・・

とうとうその子は死んでしまうのですよ。

死んでしまったあと、そのへびは。

神さまのところへ戻ってきて、こんなことを言うんです。

「私は踏まれて踏まれて、

　痛くて辛い思いをした挙句、死んでしまいました。

「私は何も悪いことをしていないのに」と。

すると神さまは、へびにこう言います。

「私はお前に、牙を。その鋭い牙を与えているぞ。」

へび　：　「　はっ！！！」　　Σ（ﾟдﾟlll）

一番最初に踏んだ人間のことを、なぜ、お前は噛まなかったのだ。

これが、神さまの、答え。　

死んでしまったのは、踏まれたからじゃないのですね。

黙って耐えて踏まれ「続けて」いたから。

歯向かわなかったから。

自分で自分を守らなかったから。

逆らえないけれど攻撃されたくない、

歯向かえないけれど支配されたくない、というのは

いつまでもいい子でいたい、というだけの、

あまりにも虫のいい・・・

いいえ「へびのいい」了見、だったのでしょう。

けれど、へびの気持ちも、わかるのです。

へびは、人を傷つけてはいけない、と思ったのでしょう。

人間と仲良しでいたかったのかもしれないし、

いつか気づいてくれると思ったのかもしれないし、

噛んだりしたらもっと酷い目に遭うと思ったのかもしれないし、

噛んでしまって嫌われたり、敵認定されたりしたら、

それこそここで自分は生きていけなくなってしまう、と。

勇気を出して噛めば、へびは生きていけたのかもしれない。

けれど、噛まないなら、噛めないなら、

人と接点のないところまで、

踏まれる危険のないところまで、自分から離れたらよかった。

川のほとりや、広い広い森に。

あなたを踏む人のいない、安全な場所に、ね。

このお話は　たまたま「へび」でしたけれど、

これがたとえば可愛らしい子猫や子犬なら

もっとその「痛み」を、自分のことのように想像しやすいのかもしれないですね。

人間だってもちろんそうです。

目には見えないけれど、そう、わたくしたち人間の「心」。

人が「耐えられない」と感じるのは。

言わないでほしいことを言われ続けたり

しないでほしいことをされたりが続いていて、

そしてこれからもずっと続くのだ、と、確信したとき。

言わないでほしいことを言わないでくれたり、

しないでほしいことを、ちゃんと「しないで」いてくれる人は、

だから、あなたを粗末に扱わない人。

あなたを大切に思ってくれている人です。

それができるかどうかって、

言葉やテクニックや人生の経験値じゃなくて。

強さや賢さや、優しさ、でもなくて。

「愛」なのだろうと。

ただただ「愛の有無」なのだろうなって・・・そう思うのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おわり

お読みくださって、ありがとう。