Serene state of mind

Serene state of mind

2015.06.05
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カテゴリ: ライブレポ
ツアーの日程の関係で、 掲載の順番は前後しますが 、SALTさんが5/9のツイッターで「 2日合わせて シングライク東儀ング。 」とダジャレていたライブです。
5.5KB超えにつき色文字少な目+当ブログの品位にかかわる話題は掲載いたしかねます+本文中敬称略



【前半】

1. Amazing Grace
"ようこそおいでいただきました、 東儀秀樹 です"" 塩谷哲 です"
東儀は最近、肋骨にひびが入った…"肋骨の1本に成り代わって""心強いです"

"結構打たれ強いんです"しかし"笑うと痛い""楽器チェンジする?"
→"じゃあ本題にして"
東儀の「 ヒチリキ・ロマンス 」より
2. アルフィー

SALTソロコーナー
3. 2つの「メヌエット」
バッハのメヌエットと言われていたが、クリスチャン・ペツォールの曲だと近年判明。
バッハのメモ書きにあったのでそう思われていたらしいが…
"それを勝手にアレンジしちゃいました"
「Amazing Grace」のイントロも決まっていたわけではなく…

4. Beauty & Brilliance

"また2人で" SALTの曲だが、東儀は篳篥にぴったりだと思った。Blissは「至福」
とっても優しいメロディで"吹いてても癒される""肋骨にも効くかな""忘れてたのに…"
5. Morning Bliss
篳篥はオーボエやクラリネットと違ってこの曲とマッチする。"レコーディングし直そうかな…"

→東儀は、叙情歌ばかり集めたアルバムをリリースしたところ。
日本人になじむ優しいメロディーのみならず、品がありながら難しい歌詞
子供の頃は理解できなくても、祖父母から意味を聞かされてハッと気付くこともある
―が、最近"歌詞が難しすぎる"という理由で音楽の教科書から消えていっている…
"おじいちゃん・おばあちゃんとのコミュニケーションも削除されている!!"

6. 朧月夜
"この演奏も今回だけ"リハも全く違った
アドリブが効く者同士、音を聞きながら会話…あるいは"漫才をしている"
これができるのはお互いを信頼し合っているから。
"この人はカッチリやるほうがいい""この人は自由人"という違いはあれど、これは"曲があるから"
叙情歌の場合はみんな歌ってきたメロディーがあり、その美しさを崩すようなことはしたくなかったという…
7. 翼を下さい

【後半】
笙を吹きながら客席を降りてくる東儀…平安装束姿
8. 光り降る音
"2部が始まりました。先程まで衣装を着ていましたが、普段着で失礼します"
狩衣は平安時代の貴族の普段着…
この曲は古典音楽の理論に基づいて作った話
雅楽は日本古来の音楽なのに"神社のアレやろ"という認識しかない。哲学や宇宙観も表現できるのに…
オリンピックが来るから英語をしゃべれるようにしろと、とんでもないことを政府は言っているが、
"外国人から見たら、日本の文化を自分の言葉で説明できる方がよっぽど国際人"


鳳凰が飛んでいる音は? と想像しているうちにできた曲
―の前に、笙の説明。 笙は天・篳篥は大地を表す。
あと竜笛・琵琶・打楽器など…舞もあったりして、雅楽はとても奥が深い芸能

東儀秀樹と雅楽を観よう 」というシリーズ本の紹介
ピアノを指して"ちなみにこれはピアノという楽器です"
→雅楽が長い年月をかけて伝わってきたことを想って作った…SALT戻る
9. 大河悠久
2人最敬礼して東儀退場 "あれが普段着とは"
再びSALTソロコーナー
ディズニーの曲ながらジャズスタンダード…こういう曲は結構あり、「枯葉」も元々フランスのシャンソン…"作曲者もこうなるとは思ってなかったかも"
自分も、作曲者として、自分が死んだ後も受け継がれる曲が書けたらと思う。
9. いつか王子様が
10. Heat of Mind
東儀、現代ルックで戻る
"ものすごく情熱的で暑いけど上品な曲ですね""品ってなんだろう"
落とした冗談を言っても品がある人もいる…
→東儀のアルバムに入っているが、スティングの曲
"ボクらがやるからボクらだけのカラーで成り立つ"
11. Englishman in New York

"とても僕らにとって楽しい時間を過ごさせていただきました"
5/24に福岡で"ヒコーキで一駅""その頃には肋骨も治ってるからね"
東儀は幼稚園の頃からビートルズにはまっており、SALTと同じ日にポール・マッカートニーの来日公演に
ポールはピアノも弾く "ホンモノって凄いね"
12. Yesterday

【アンコール】
"ありがとうございました、とっても楽しかったです"
SALTは―8/4、小沼ようすけとのデュオ@ビルボード大阪
"僕もそうですけど、彼も手から出任せに弾く人" 秋田出身なのにサーファー
9/25 兵庫県立芸術文化センターでソロコンサート
"これ見たいなぁ~""僕ね、前世パリジャンなんですよ"
それを証明すべく、フランスの作曲家の曲をきっちり弾くが、大抵撃沈している…"オリジナルも"
+ 昨年の「リズムでピアノ」再放送告知
東儀"譜面どおりにひいても「しおのや」"
東儀はテレビ出演告知、9/13にNHK大阪ホールで古澤巌・COBAとのジョイントコンサート
あと、子育てに関する本を追い込み執筆中
"…では帰るか""もう少しやるよね"
今日いきなりやろうかと提案したという
13. Feel Like Making Love
東儀の最新作「日本の歌」より
14. 仰げば尊し

【RedRose】2015.jpg

(ちょうど会場近くの広場でバラが見頃でした)

確か「Morning Bliss」をSALTトリオのアルバムで聞いたとき、季節的に、ということもあり、"朝露に濡れる若葉"が思い浮かびました。
その頃、SALTさんがこの曲のご自分のイメージとして、白い花の花畑の写真をブログにアップしていました。
今回思い浮かんだ景色は、行ったことはないもののテレビで見憶えのあった「嵯峨野の竹藪」のような場所
―音楽ってその時々の人の記憶やイメージを呼び覚ます力があるんだな~ …などと

このお二人の共演 を観るのは「 源氏 音かたり 」以来。
「源氏 音かたり」では、日本古来の音楽と千年前の日本になかった音楽・さらに空間芸術と時間芸術の融合となった舞台。
この時は大きな舞台だったこともあり、楽器まではよく見ていませんでしたが、今回、たまたま階段に近い席で、2部冒頭で階段を下りてくる秀樹さんの手元の笙を見て
"音・形とも、パイプオルガンの超ミニサイズみたい"と感じました。
秀樹さんみたいな人がいなければ、元々宮廷の娯楽だった雅楽に触れられる場が限られるのは仕方ないかも
―ですが、そういえば「 schola 坂本龍一 音楽の学校 」という番組で雅楽の特集があり、
雅楽特有の演奏として"プレイヤー同士がお互いの動きを見計らいながら演奏するから、リズムがずれているように感じられる"という分析が。
もちろん単純に比較はできませんが、ジャズ特有の即興演奏も、音を聞き合ってこそ掛け合いが成り立つもの、
少なくとも音楽は人と人とのつながりである点は同じ…ですね。
 + "自由人"同士のお二人ならではの掛け合いを、演奏でもトークでも楽しむことができ、興味深いステージでした。
日本で奈良時代から千年以上代々伝わってきた音楽と、西洋からやってきた音楽がこんな所で一緒になるのも ―時代の流れと言ってしまえばそれまででしょうが…

cf. http://realsound.jp/2014/02/post-299.html

ホットいちごミルク2015

さて141414アクセスのジグザグを踏むのは誰でしょう!?





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最終更新日  2015.06.05 19:49:09
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