友達が死んだ日
昨日、友達が死にました
愛されるということも分からぬまま
嬉しさも楽しさも感じることも無く
寂しい寂しいと呟きながら
昨日カレは云いました
「如何すれば分かって貰えるの」
僕は何も云えなかった
僕は友達でいたかった
見せ掛けだけの形に囚われて
純真な彼の心弄ぶ
カレは其れを嫌がっていたのに
何故やめようとしない やめろ お願いやめて下さい
父親を忘れた人達へ もう一度思い出してくれるなら
友達だった頃のように もう一度遊んであげませんか？
冷たい雨しか知らない彼に 僕は暖かなぬくもりを
教えてあげたかった
見せ掛けだけの形に囚われて 純真な彼の心弄ぶ
カレは其れを嫌がっていたのに カレは其れで苦しんでいたのに
虐待を愛情だと嘘をつき 其れを無理やりすり込んで嘲笑う
何故やめようとしない やめろ お願いやめて下さい
母親を忘れた人達へ もう一度思い出してくれるなら
友達だった頃のように もう一度遊んであげませんか？
苦しみ悲しみに耐えることしか知らなければきっと僕だって
早く死んでしまいたいと思うことでしょう
でも僕 何も教えてあげられなくて悔しくて
泣きました 泣きました
思いやり 愛情 友情 誰も教えてくれなくて
冷たい雨しか知らない僕は 彼に暖かなぬくもりを教えて欲しかった
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