セカイのオワリとイウ名の…

セカイのオワリとイウ名の…

最終列車


避けるように 僕らは歩いた
人混みにまぎれた交差点
はぐれぬよう 裾を掴む君

僕達は正反対で
磁石のように 惹かれあってた
気が付けば 君に依然してばかりで
いつのまにか ダメになってたよ

ああ 風は色付いて めぐりめぐる季節のなかで
僕は何かを 見失ってしまったから

星づく 夜空に 走り出す最終列車
小さな 鞄一つだけ 抱えて乗り込んだ僕

さよなら さよなら 列車は星をすり抜ける
あなたの眠る街並みを背に 遠ざかる僕を乗せて


ああ 長い時間を 旅して迷子になっただけさ
さあ 抜け出そう 二人の出口はきっと違うけど

最終列車は 街を抜け夜の帳ヘと
離れてく街並み眺め 心臓が声をあげ泣いた

僕らは 僕らは どこから間違ってたのかな
互いを 傷付けるためにだけ 
僕ら 出会ってしまった




© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: