一姫三太郎  ☆☆☆★

小耳症(しょうじしょう)


ホッペや、お耳の入り口にも『副耳(ふくじ)』というイボのような物までつけて・・・・

次男が生まれるまで、お耳を無くしてこの世に生まれてくる事があることすら知りませんでした。

『耳が無い』本当にショックで、出産した事自体が嘘であったら・・・と、何度も思いました。
でも、愛しい我が子を見ると、耳たぶがチョコッとあるだけで、耳の穴すら無いのです。
       これが、現実でした。

【 障害を持って生まれてくる意味はあるのだろうか? 
  この子は生まれて来て良かった…と思ってもらえるのか
     そして私は、  障害を持った子を産んだ     】

何が悪かったのだろう?  
薬も飲んでないし・・・、つわりがひどかったからだろうか?
処方された張り止めの影響なのか?
検診でエコーを見た先生は気がついていたのかな?
わざと教えてくれなかったのかな?

どうして? 何でうちの子が? と、妊娠期間中を振り返ってばかりいた。
周りの目が怖い。
みんな星の『お耳』ばかり見ている。
「五体満足」で産んであげられなかった申し訳ない気持ちでいっぱい。

不安からか、見えない圧迫感、脅迫感にかられた。
現実が受け入れられない。

目の前にいる、かわいい息子が今の私には   見えてない・・・・・

***(出産当時を振り返って・・・の気持ちです)***





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