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2008.11.11
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カテゴリ: 私的ニュース解説


帰宅して、論戦の全文を読んでみて「お粗末な論戦」だったという感想です。

論点を整理すれば
1.自衛官にも「言論の自由があるか」という問題です。

これは、麻生総理もぶら下がりの取材で言ってますが、日本国憲法ではいかなる国民であっても言論の自由、信教の自由など他の国民同様に保障されています。楽々も全くその通りだと思います。自衛官に言論や信教の自由を認めないとすれば、他の公務員も同様の事となってしまいます。

言論や宗教の自由はありますが、結社の自由はありません。つまり労働組合を作るようなことはできません。自衛官、警察官はその意味では特殊なわけでこれは自分の生命をかけて職務を行うからです。

2.航空幕僚長としての論文として適切であったか?

私的な見解を発表することは自由ですが、「政治的立場」を勘案すると不適切であったと思います。少なくとも政府機構、統治機構の一員ですから、慎重な発言が必要だったと思います。

確かに近年の資料発表によれば、田母神説のようにルーズベルトが開戦を望んでいたと思われるものもありますし、ソビエトによる謀略や中国共産党が「張作霖爆殺事件」に関わっていた可能性も否定はできません。東京裁判が絶対に正しい真実かどうかは疑問の余地があります。東京裁判のいかがわしさは、事後法によって裁いたことです。人道、平和への罪と後から訴求された罪によって裁かれたのです。この点はインドのパール判事などが東京裁判の結果を厳しく批判しています。

しかし、自説を公にすれば問題になることは承知であったと思います。確信犯として問題提起したとすれば、この態度は自衛官には相応しくないと思います。問題を生ずる事で世間に自説を知らしめるという効果はあるでしょう。しかし、今回の事件で田母神氏を支持する勢力、支持しない勢力が自衛隊の中に生じたと予想されます。

軍隊の中で意見が割れることや分裂することは「敵」の望むところです。

今回の事件について韓国、中国、北朝鮮などの報道について日本のマスコミが積極的に報じていないのが気になります。これらの周辺国が反応していないのは日本国内の軍事組織である「自衛隊」が国会内で叩かれているからです。つまり自国に有利に働いているからでしょう。

3.文民統制について

これは、完全に機能していると思います。国会であれこれ言う前に政府の判断として不適切だと判断されて処分されました。文民統制とは、政治が軍に優先するということであって防衛省の背広組に組織統制の権限を与えているわけではありません。文官の優位を意味しているわけではないと思います。

今回の事件では、文民統制機能が働いたと思います。反対に守屋事務次官の問題などは、これを統制する機能がなかったと言えるでしょう。

4.楽々の心配

国防については与野党であれ、同一の見解を持つべきです。憲法改正というのは自民党の大きな政治目標ですが、民主党も憲法改正をしないとは言っていません。残念ながら安倍内閣時代の憲法改正論議は参議院の与野党逆転によって頓挫してしまいました。そして、現在の経済危機によって国防についての論議や憲法改正についての熱が冷めています。

こういう環境の中で、国防についてしっかりした論議をしないと将来のわが国の安全を得ることはできません。政権奪取にのみ熱心な野党ではいけません。

何よりもこういう議論で現職自衛官の士気が下がり、つまらぬ組織となるのが心配です。金を掛けて育成した組織が役に立たないとすれば問題です。





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Last updated  2008.11.11 22:42:28
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