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今日の衆議院特別委員会で、特定秘密保護法案が可決され、本会議に上程されることになりました。メディアの報道姿勢を見ると、毎日新聞、NHKは強烈に反対姿勢をとっています。確かにメディアの場合は、今後の取材に制限があるのではないか・・・犯罪として扱われるリスクを心配しているのだと思います。報道では、「知る権利」が侵されてしまい、憲法で保障されている「言論の自由」について制限されるとのメディアの立場を連日報道しています。楽々は、この2週間あまりの特定秘密保護法案関連の報道を見ていて、違和感を強く感じます。それは、「なぜこのような法案が政府、与党から上程されたのだろうか」という点について反対するメディアは、情報提供していないからです。政府、与党である安倍内閣、自民党が、どうしてこういう法案を上程したのか・・・について説明が欲しいのです。推察すれば、マスメディアの一部や官僚が「国家機密」を漏えいした可能性があるからだと思います。つまり、これから起きるであろうことを「反対派」は強調していますが、楽々は、国家機密を漏らして・・あるいは、示唆したようなことが過去にたくさんあったのだと思います。確かに、国家公務員法で「守秘義務」は課せられているのですが、疑わしいような事がいくつもあったのでしょう。そういう疑わしいことを、今更公開したとしても、事後的であり、事件としても立件できないものもあるのでしょう。また、「これは機密だ」としていることを敢えて公開するのは、国益には適わないと思います。メディアに反論したいのは、冷戦時、あるいは冷戦崩壊直後と違い、現在の我が国の周辺には、北朝鮮、中国と我が国を仮想敵としている国家が存在していることです。中には、正々堂々と領土侵犯という主権や拉致という犯罪を国家が行っているわけです。そして、もう一つ指摘したいのは、日本には「スパイ罪」が存在しません。日本と対峙する国家には、スパイ罪があり、国家機密は当然の事ですが、研究やノウハウを漏らしても罪に問えます。そういう意味では、日本はスパイ天国なんです。そんな事から、日本の企業がリストラをする度に韓国、中国に技術者がスカウトされて日本の企業が開発した成果が簡単に移転しています。メディアの人々が、スパイ罪がないことや国家公務員法の適用範囲外を良いことに、国益を侵すような行為は、許されないということだと思います。当然政治家もそうだと思います。主義主張が違えど、国家から「国会議員」としての報酬や経費を支給され国会会期中は不逮捕特権を持っている特別優遇されている存在です。 「言論の自由」は当然憲法が保障していることですが、だからと言って「国益に反するような議員や記者」を野放しにはできません。今回の特定秘密保護法案よりも、もっと大切な議論があります。それは最高裁が何度も判決しているような「1票の格差」の問題です。与野党全てに係る問題ですが、本当は自動的に選挙区域が決定するような仕組みであれば良いと思います。とはいえ、地方が育てた若者を都会が吸収するような現実もあるわけですし、日本は大都会、首都圏だけで成り立っているわけでもありません。メディアとしては安倍政権誕生前からの課題である、選挙区割りについて「特定秘密保護法案」以上に熱心に論議して欲しいものです。今回の特定秘密保護法案の報道を見ると、60年安保のことを想起します。当時、国会の開会前は、「日教組の勤評闘争、学テ闘争」があり、「警職法(警察官職務執行法)」が一番の難しい法案と言われていました。ところが、この60年安保が国会の大きな焦点となったのは、マスメディアや一部革新政党、全学連などの反対運動が意図計画されてしまい、熱病を帯びたような状態になりました。今では、この60年安保改定は、日米の片務的な条約から対等な関係に進んだと認識されています。これがなければ、戦後の高度成長は持続しなかったと思います。要は一部のマスコミ、識者、学者、団体が「急の反対論」を巻き起こす時は、要注意だと思います。
2013.11.26
自民党が発信している自民党『News Packet』Vol.618に東海大学海洋学部教授の山田吉彦氏が寄稿しています。「第1回 国民に伝えられていない日本の国境問題」と題するものです。その中に昨年7月18日に五島列島の玉の浦に100トン以上の大型漁船が106隻も台風避難を目的として1週間も停泊したとのことが記してありました。各漁船には、20人から50人が乗船してると仮定すれば、3000人程度の中国人が海上の漁船にいたことになるとのことです。こういう記事は滅多にお目に掛かれないのですが、台風避難とはいえ、これだけの中国漁船がまさに、日本の領土内にいることを考えると緊張感があります。こちらで自民党『News Packet』Vol.618はご覧になれます。https://www.jimin.jp/involved/mailmagazine/backnumber/122804.htmlそれにしても民主党政権下でしたが、メディアもあまり注視していなかったのでしょう。日本には陸の国境がなく、全て海上に国境があるのですが・・・・特定の意図をもった他国の船舶がいることも考える必要があるんですね。
2013.11.14
先ほどFacebookを覗いていたら・・・酷いテレビ局の現実を知りました。これが事実としたら、報道陣にあるまじき行為ですね。多分、テレビ局の人間ではなく、下請けさんでしょうけれど・・・ともかくも、https://www.facebook.com/sakiko.yasuhara.5/posts/588509851196671ご覧下さい。
2013.10.24
先ほど、悲しいお知らせがありました。毎度楽々の旧知の方・・・それも同年つまり62歳の方がお亡くなりになったという訃報です。8月3日に同期会をやって「次回はどうする」と世話人各位にご相談していたのですが・・・男子諸君は、「65歳とか70歳、母校の周年行事とか、のキリの良い時にすれば・・・」とのご意見でしたが、女子諸君は「いつ何があるかわからないから、出来るだけ期間を空けずにやるべし。介護しているから年寄りの事は良く解ってるわよ。60代だと癌の進行も早いんだから・・・」とのご意見。よって来年春に開催となったのですが・・・・訃報の方は、同じ学校ではないんですが、楽々と同年。3か月前の会合でも元気なお顔を見せていたし、まさかこの年齢で旅立たれるとは想像もしてませんでした。そうか・・・女子の意見は正しいなぁと痛感です。確かに高校の卒業生490名余りの内に、亡くなった方は16人なんですが、いよいよこれから欠けてくるんだなぁと実感しました。今回亡くなった方とは何度かゴルフもご一緒したし、地域の名士でもあったし、お互いに30代からの付き合いですから30年は知り合っていた方です。ちょっとした事件で全国ニュースで事業の事が報道されたりしましたが、粘り強く事業を推進されて、見事に状況を打開し、ビジネスも順調でした。訃報では「病気療養中・・・」との文言があったのですが、急な病だったのでしょうか・・・それにしても、早すぎます。
2013.08.15
久しぶりにこちらのブログをアップします。今日のお題は「復興庁元参事官 水野靖久氏のツイート」について昨日の毎日新聞の特ダネ報道で日本中が騒ぎになってしまいました。現職のキャリア官僚・・・水野氏の場合は東日本大震災の復興の為の復興庁に総務相から出向している人物です。ツィートの内容についてはニュースでも伝えられているので再掲しませんが、キャリア官僚としてはお粗末に過ぎるもので、言葉も荒いし、何よりも「個人」と「組織」が区別出来なかった人ですね。いや、区別していたからこんなツィートもできたわけです。本件については、マスコミもネットも「ご批判」が多く、そのツィートの内容や彼の人物などに批判が集中しています。仕方ないことですが、今の時代は、ミスをすれば集中砲火を浴びるし、魔女狩り的な言論が横行してしまいます。気分による言論と言っても良いのですが、感情的な評価が多いように思います。ここからは楽々の個人的な見解です。今回の水野氏の事件について憂うべきは、その人物であるとかツィートの内容よりもこういう人物を官僚組織の中で養ってきたことです。本来組織は、適性を欠くような人物は排除していくのですが、この人を排除できなかったことが問題です。排除する前に、どうしてこういう人物が、国家の中枢である中央官庁にいて権力を行使しているのか・・・ということでしょう。船橋市の副市長をしているということですから、地方行政も勉強してきた人物です。総務省の人事課、彼の元上司はこういうリスクファクターのある人物を見抜けなかったということです。もっと言えば、水野氏を採用したことに間違いがあったのでしょうし、そういう人物を教育してきた制度にも問題があるということでしょう。楽々の見方は1.この人物は、指導者として適性を欠く2.キャリア官僚になるにはお勉強だけできれば良くて、人間としての修養などがない。日本国内の見方ではなく、中国、アメリカ、韓国などからこの事件を見ると日本の官僚育成システムは機能していない日本のリーダーを産み、育む装置が傷んでいると思うでしょう。どんな国家、組織もリーダーが必要で、リーダー次第で組織は運営が上手く行ったり、ミスをしたりするわけです。歴史上比較されるのは、明治期のリーダーと昭和のリーダーの違いです。明治期に我が日本を西欧列強の植民地にさせず、独立国家として指導した人たちは、明治維新を経験した人たちでした。尊王攘夷だった人たちが、勤皇開国に自らの思想を改め、西欧諸国の制度、文物を持ち込んでいきました。この過程で明治維新という革命をして、徳川幕府を武力で倒し幕藩体制を破壊して、新たな近代国家の礎を気気築いてきたわけです。この間に、官軍、幕軍として戦ったり、西南戦争では兄弟であっても立場を異にして戦うようなこともあったわけです。また徳川時代は、リーダーであった侍が職を失ったり、領地を取り上げられたりして士分の者は随分と苦労があったわけです。明治期のリーダーの素養は、徳川時代の漢学が濃厚に残っていましたから、論語を中心にリーダー論は幼少期から身体の中に沁みこんでいたと思います。つまり、「理想のリーダー」を書物から学び、「経験」としては戦闘(目の前で人間が殺される)や海外留学などがあったわけです。日露戦争当時の政治家、軍人はまさにこういう人でした。昭和期の前半のリーダーたちも、明治期の人々に育てられたのですが、国家の命運を掛けて・・・という経験が足りなかったと思います。どうしても「机上論」が中心となってしまい、海外情勢や時代変化について遅れをとっていた感じがします。明治の時代の良さも継承されていて、太平洋戦争では、空母による敵基地空襲とか、敵艦隊撃滅という史上初めての戦法を生み出したりしていますね。しかし、昭和期前半のリーダーには、「論」を優先する癖があったように思います。現実を冷静に分析するし、判断する力や国際情勢を理解する力が足りなかったと感じます。2.26事件などを見ると、「昭和維新」を断行して、天皇親政を実現する・・・というのがあったのだと思いますが、国家の状況、国際情勢の分析など今から見ると、とても現実に立脚していたとは思えません。戦後も、「論」に走る勢力が無くならず「非武装中立」などを唱える「非現実的な政治勢力が存在しています。楽々が今回の復興庁参事官のツィート事件で感じるのはリーダー育成の劣化ですアメリカ、イギリス、フランスなど第2次大戦の戦勝国は、リーダー育成の仕組みを温存しています。お勉強ができるから、リーダーになる・・・なんていう国ではありません。他国から見ると日本の「リーダー育成システム」が壊れているのだと思われるでしょうね。事件になってしまい、彼の経歴については入省後しかわかりませんが、昔の国家公務員上級職に受かる人でしょうから、有名大学出身だと思います。戦後の日本では「リーダー教育」が真剣に取り上げられることはありませんでした。楽々も現役時代に少し青少年育成や教育について議論する場にいたことがあるのですが、行政側は「リーダー教育の強化」なんて絶対に取り上げませんでした。官庁の労組、マスコミからのバッシングなどを予想していたのでしょう。もっと言えば日教組の反発は必至でしたから、そういう「リーダー教育」が必要だなんてことは解っていても言えない、出来ない時代があったし、今も続いています。リーダーとしての素養や性質を育てることがない日本では、こういう変な官僚がいることも理解しておく必要があります。古代ローマであれ、徳川幕府であれ、近代日本であれ、「リーダーの力」が弱くなると国難が襲ってきます。もっと言えば、「羊」がリーダーであるよりも「狼」がリーダーである方が危機を突破できるのだと思います。ネット社会では、誰もが「評論家」に成れるのですが、ネット掲示板やブログでも注意しないと「感情論」に流されたり、本質を見失った議論になってしまい、「憎い奴をバッシングして快哉を叫ぶ」だけになってしまいます。質の良い言論が待たれるところです。
2013.06.14
日本のマスコミは報道していませんが、流石に首都ソウルと国境が近い韓国では、現実的なニュースが報道されています。こちらの朝鮮日報をご覧下さいhttp://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/02/13/2013021300721.html?ent_rank_news北朝鮮の核実験を他国のことのように・・・傍観者のように報道している日本とは違い、危機感があります。北朝鮮、中国ともに独裁国家であり、軍が体制を護持している国家です。軍事膨張主義を持たざるを得ない国家だという認識を深めておく必要があります。これまで中東やアフガン、アフリカという遠い国で紛争や戦争があり、自衛隊がPKOで派遣されたりしていましたが、東アジアに戦争の危機があるという事を認識すべきでしょう。事態は緩慢に推移するかもしれませんが、状況を改善させる妙手があるわけではありません。中国が北朝鮮への責任をどの程度感じているか・・・中国の姿勢次第で日本、韓国、アメリカの同盟関係の鼎の軽重が問われることになると思います。昨日からのニュースだと、金融制裁が一番効くだろうとのことですが、追い詰めて暴発することを誰も望んではいないと思います。手詰まり感がありますが、外交とは永遠に作業する行為です。感情的な暴発すればいずれの国もメリットはありません。それにしても独裁国家は恐ろしいものです。
2013.02.14
昨日、正午前に北朝鮮は核実験を行い、日本をはじめ地震データで核実験が行われたことが確認されました。放射性物質の採取などで核実験の内容については、これから明らかになるものと思います。マスコミの伝えるところでは、「日本」「韓国」などでは「制裁強化」を実施し、国連安保理でも制裁強化が検討されるようです。過去の北朝鮮の核実験の時にも安保理で非難や制裁がありましたが、それを見透かすようにしての3回目の核実験でした。マスコミとしては、非難したり制裁強化を求めるのは理解できますが、実効となるとこれまでの経緯からもどれほどの効果があるのか予想できません。12月には長距離ミサイルの発射実験にも成功しているわけで、周辺国である日本、韓国、中国が緊張しているのは当然ですし、日本、韓国と同盟を結ぶアメリカも深刻に考えていると思います。さて、今回の核実験について楽々の見解を申し上げると・・・アメリカが太平洋戦争末期に原爆の実験を行い、1ヶ月足らずで広島、長崎に原爆投下されたことを想起しなければならないと思います。つまり、史上初めての核実験から1ヶ月足らずで原爆が2発も投下されたのです。北朝鮮の核が1ヶ月以内に発射、投下、爆発させることもあり得ると認識すべきでしょう。この危機感が足りないように思います。中でもノドンミサイルを多数保有し日本にまで到達できるわけで、これが発射され投下、爆発となれば甚大な被害が日本に生じるわけでてす。広島、長崎の惨禍を知る日本で再びこのような事が生じてはなりません。何としても抑止しなければいけません。同族である韓国に北朝鮮が核を発射する確率よりも、日本に発射する確率が高いと思いますし、国境を接する隣国の中国へ発射することはないと思います。大切なことは、日本に向けて核ミサイルが発射される危険が大きいということですし、さらに、もしも発射されると何がが生じるのか・・・を予想しなければいけません。ミサイル発射が突然行われた場合は、自衛隊、米軍の迎撃ミサイルで撃ち落とすことが可能なのか・・・イージス艦や地対空ミサイルの配備はどうなのか・・・です。もしも配備できず、あるいは迎撃ミサイルで撃ち落とされなければ、日本のどこかで核爆発が生じることになります。この瞬間に、核爆発による爆風と熱線で爆心地周辺は広島、長崎と同様の惨状を呈することになります。さらに、爆発で生じた放射能が降り注ぐことになり大変な様相になります。空中核爆発だと、爆風、熱線、放射能以外に電磁波が生じます。この電磁波はマイクロウェーブですが、電子レンジで使っているものと同様です。巨大な電子レンジが空中で作動することになります。そうなるとICは完全にやられてしまいます。電子レンジの中にパソコンの部品を入れるのと同じ状態です。なのでパソコンもクルマも携帯も・・・ICを使っている電気製品は完全にダメになりますし、電気を制御している変圧器も全部ダメになってしまいます。つまり、核爆発が生じた付近は、一瞬で電気を使えない地域になってしまいます。さらに、空中爆発すると衛星監視もできなくなりますし、GPSも使えなくなります。受信機がイカレルこともありますが、衛星本体に障害が起きるでしょう。そうなると、反撃するにもGPSが使えなければ、トマホークのような巡航ミサイルも使えません。日本では原爆、核実験と言えば広島、長崎の惨状が知られていますが、これは67年も前の時代です。現在の生活では当然先に述べたような事が生じるわけで広島、長崎よりも事態は深刻だと思います。福島の原発事故とその放射能被害は、ご存じでしょうが、核の空中爆発となれば被害状況は想像を絶するものがあります。この事を冷静に伝えていないマスコミは何をしているのでしょう。さて、日本が核攻撃をされた時にどうなるのでしょう。日米の安保体制から、アメリカは日本が攻撃されたならば直ちに北朝鮮に対して軍事行動を起こすのでしょうか・・・日本の自衛隊には、憲法という制約もあるし、部隊編成からして北朝鮮に反撃、攻撃できる能力はないと思います。米軍といえど、北朝鮮を攻撃しようすれば、体制を整えるのに数ヶ月は掛かるでしょう。兵器、軍需物資、人員を動員しなければなりませんからね・・・日本が核攻撃されたからと言って同盟国ではない中国が北朝鮮に出兵したり、軍事行動を起こすことは考えられません。また、北朝鮮は中国を攻撃することはないでしょう。日米は先制攻撃を受けたからには、第2、第3の核攻撃を待つことはしないと思います。戦端が開かれれば、アメリカの海兵隊が北朝鮮に出撃すると思います。沖縄の米軍が中心となるでしょう。地上戦となると通常兵力では圧倒的に強い米軍ですが、ここでも問題になるのは「核兵器」です。戦術核として使ってくれば、アフガン、イラクで使ってきた戦闘方法は使えません。米軍が北朝鮮への反撃作戦を持っているのか・・・あるとすれば、まずは軍事施設の爆撃です。核爆発でGPSが使えないとすれば照準が難しくなります。軍事衛星の機能が維持されていれば、トマホークなどでピンポイント爆撃が可能です。ピョンヤンの北朝鮮中枢や軍事施設にあるレーダーサイトを攻撃して、まずは制空権を確保するでしょう。今日のニュースでは韓国が国産の巡航ミサイルを配置したとのことです。艦対地ミサイルのようですので海軍艦艇からの発射なのでしょう。地上軍の展開は、アメリカ1国だけでは難しいと思います。アメリカの世論が、北朝鮮を軍事的に制圧することに傾くのかどうか・・・楽々は疑問に思っています。あり得るとすれば、ロシアを巻き込んでの地上軍派遣ですが、これも中国が了解するかどうか・・・となると、地上軍派遣で戦死者か出ることを考えるとアメリカの世論は必ずしも地上軍派遣には傾かないように思います。やはり外交交渉によって、・・・ということになるのでしょう。中国がどう対応するのか・・・これも難しいところです。中国が北朝鮮を懲罰する為に軍を派遣するのにも理由が必要です。周辺国ですから、アメリカの軍事占領を認めるとは思えません。考えられることは、北朝鮮に体制崩壊が生ずることです。現在の北朝鮮は体制の存続に邁進してるだけで、国民の生活などを考えてはいません。仮に体制が崩壊してしまうと、北朝鮮は動乱になってしまうと思います。生活ができない、食糧が不足しているのですから、難民化した数百万の人々が中朝国境を超えて中国になだれ込むと思います。この人々を中国が難民キャンプを作って受け入れるとも思えません。食糧の供給や治安を考えると難民を受け入れるリスクが高過ぎると思います。さらに問題なのは、軍隊が崩壊するとロシアでもそうでしたが、現金化できる武器を持ち出して国際テロリスト集団に売却することです。今回の核実験の怖さは、北朝鮮が核爆弾をテロリストやテロ国家に売却してしまうことです。アメリカの本音は「核のコントロール」ができなくなることを憂慮していると思います。テロリストには「絶対に譲らない」として9.11以来対処しているのですが、「核を持ったテロリスト」の対応が難しくなると思います。世界には紛争がたくさんあります。アフリカの民族闘争もそうですが、イスラムの人々の中には、国家の弾圧下で戦っていたり、イスラエルとの戦いをしている集団もあります。北朝鮮の崩壊が、核の拡散ということに繋がれば世界平和は難しくなってしまいます。現在のアメリカ、中国は「北朝鮮が現体制を維持しながら、崩壊せずに緩慢に普通の国になって行く」ことを望んでいると思います。これは韓国も同様で北朝鮮が崩壊したからといって南北統一とはならないでしょう。それにしても戦争という「すぐそこにある危機」について触れている人がいないのが残念というか、心配です。国連がどうするとか、アメリカがどうする・・・という報道ばかりですが、我が国が核攻撃されるかもしれないという危機感が政治家にもマスコミにもないのは平和ボケでしょうかね。
2013.02.13
何とも奇奇怪怪な事件です。これが交戦中ならば、レーダー照射があれば即時対応して、反撃しているところです。それにしても、1月19日と1月30日の2回のレーダー照射は、どういう意味があるんでしょうね。まずは、海上自衛隊のレーダー照射されての対応を見るつまり、攻撃を前提とするレーダー照射で即反撃ならば、中国海軍はこれを口実にして自衛隊艦船を攻撃し、尖閣列島に上陸ということでしょう。次は、日本の自衛隊、最高指揮官の安倍総理の事態対応力を見る。安倍総理や自民党政権の本気度をテストしたのでしょう。有事即応体制をチェックしたということです。仮想敵の対応を調べるには、こういうやり方もあるんでしょう。問題は、この発想をしたのは中国共産党=人民解放軍海軍なのか、中国政府なのかということですが、中国外務省の対応を見ている限り、中国外務省は知らなかったようなので、中国共産党と人民解放軍の海軍を率いる人たちの意思決定だと言えます。偶発事件だとも考えられますが、戦闘を前提としている軍艦が3000m程度の距離でレーダー照射するとは思えません。うっかりなんていうことがあれば、これは中国海軍の練度がよほど低いか、組織統制ができていないと言えます。軍隊ですから、命令があって初めて行動ができるわけで、命令もなくレーダー照射していたとは思えません。自衛隊の艦艇とは接近していたわけですが、相当にイラついていたのでしょう。神経戦のような状態だったのでしょうが、こういう訓練はあまりしてなかったのかもしれません。偶発事件というよりも、自衛隊の艦艇に対しての警告のつもりだったのかもしれません。自衛隊の艦艇だから、レーダー照射について対応できたと思いますが、これが海上保安庁の艦艇ならば、戦闘を前提に建造されてないので解らなかった可能性もあります。もちろん、これまでも尖閣列島の周辺海域で海上保安庁の艦艇に向けてレーダー照射している可能性もあると予想もできますが・・・・・中国外務省は「中国海軍は、レーダー照射をしていない」と事実関係を発表し、日本側を非難する声明を出しました。日本側には確たる証拠があるわけですが、それを全否定するのが中国という国の「可笑しさ」であり、「危うさ」だと思います。事実をねつ造する国だということでしょう。民主主義が機能している国家であれば、そういう事実の隠蔽や虚為の発表はできないと思いますが、一党独裁の国家なのでこういうことが平気でできるわけです。新聞報道にもありますが、こういう非民主主義の独裁国家が「国連の安全保障理事会の常任理事国」であることが不思議です。確かに旧ソ連も共産党の一党独裁でした。国連とは民主主義国の集まりというよりも、様々な政体の国の集まりと考えるべきなんでしょう。共産党一党独裁の国もあれば、宗教政党が国家を統制する国もあります。それぞれの国民が政体については選べるわけです。中国海軍としては、苦しいことになったと思います。言い訳が必要な事態ですし、それを容認した海軍幹部がいたわけです。日本に謝罪すれば、日本に対して立場と面子をなくすということで国内世論が沸騰すると思います。今回の事件で、去年の秋のような大きなデモが今のところ報道されていません。当局がデモを統制しているのでしょう。今回の事件で感じるのは「中国共産党政権」の不安定さです。一見すれば、一枚岩のような国家ですが、統制がとれていない国家とも言えます。政権批判に対しては弾圧をして対処するという強い姿勢を持つ国ですが、一皮めくれば様々な問題を内在しているように感じます。共産党政権としてはできるだけ大衆、国民の批判が共産党に対して生じないように世論を抑えておかないと国家が維持できないという危機感があるのでしょう。今後の日本の対処としては、射撃・攻撃用レーダーの照射については、今後とも厳しく抗議を続けていく必要があると思います。さらに数分間という長時間レーダー照射をして攻撃姿勢を明らかにした中国海軍艦艇ですから、攻撃しないということはありません。今後は尖閣海域で偶発事象が生じることもあり得ると考えておくべきでしょう。問題は、こういう不測の事態の時に臨機応変に政治が対応できるか、マスコミは冷静さを失わないかだと思います。日中ともに感情的な反応は良くないと思います。勇ましい愛国主義こそ気をつけたいことです。
2013.02.08
不思議なことですが、「国防」「軍事」について言及すると「右傾化」というレッテルを貼るマスコミや政党が多いのは本当に不思議です。政治の最大の目標は「国民の生命、財産の保持」です。太平洋戦争、第2次大戦の敗戦で、多くの方が亡くなったからでしょうし空襲や引上げで財産を失ったからでしょうね。国民の大半が戦争被害にあったわけです。徴兵されて殺人マシーン、暴力装置としての軍隊に組み込まれたりして人間の倫理にもとる行為をした人々も多かったのです。そして、何よりも戦後の苦境は「食糧がない」という現実・・・・さらには、価値観の大転換が起きて、戦前の価値観や身分制度を否定されたことも大きいと思います。そういう残像の中で戦後体制はスタートして世界屈指の経済大国にはなったものの、国防、軍事アレルギーの克服には至りませんでした。安倍総理は「憲法改正」を明言しています。楽々は、当然のことだと思っています。68年前とは我が国の置かれた世界の環境は違っています。中国や北朝鮮が我が国の領土や主権を侵すなどとは現在の憲法を制定する時にだれも考えなかったでしょう。憲法前文の「平和を愛する諸国民」・・・理念や理想としての言葉だと思いますが、冷徹に現在の現実を見据えているとは思えない言葉です。国防、軍事を語ると右傾化というのは、レッテル貼りをしたい人たちだと思います。右翼とは・・・・天皇の直接統治があれば、麗しき大和の国は世界に誇れる理想郷のような国ができると考えることでしょう。現在の政治がおかしいのは天皇親政を阻む勢力がいて政治家・官僚が統治を乱している・・・君側の奸がいるから・・・と考える人々でしょうか・・・少なくとも安倍総理、内閣にはそう考えてはいないでしょう。民主主義政体でいかに天皇制を維持するかは考えていると思いますが・・・安倍内閣…保守政党であることは間違いありません。保守=守旧派という語感があるのですが、保守とは「漸進主義」ということであり、人間は間違い犯す・・・だから間違いを1つずつ修正しよう・・・という考えです。人間は神ではないから、過去にも誤りがあり、現在も過つことがあるし将来も誤るであろう。だから常に修正していかねばならない。これこそが人間の叡智ではないでしょうか?人間は神ではない・・・ここに謙虚な姿勢があると思います。人間はかくあるべし、あらねばならぬは理想の追求となり、これが革命を生むわけですが、理想の追求が残虐なことをしてきたのは、共産主義革命であれ、北朝鮮の現況をみれば解ります。安倍総理は右翼でもないし、日本の政治は右傾化しているわけでもないと思います。普通の感覚なんだと思います。
2013.02.04

レ・ミゼラブルはヴィクトルー・ユーゴの長編小説で、ミュージカルで大ヒットして映画化されたものです。(C)Universal Pictures映画「レ・ミゼラブル」この作品情報を楽天エンタメナビで見る大ヒットしてますから、もう観劇した方も多いと思います。毎度楽々はこの小説を高校生の時に受験勉強そっちのけで1週間で文庫本で読みました。ストーリーについてはもうご存知でしょうが、この小説・映画には「恋愛、貧困、別れ、窮乏、暴力、宗教、政治、軍事、人生観、逃亡、妬み、悪人、金、労働、罪人」と、映画やドラマの対象にしているテーマが満載です。言わば映画、演劇製作者、シナリオライターの教科書のようなものです。映画の2時間40分ではとても小説の中で説明されるシーンを描き出すのは難しいでしょう。小説であっても時代背景を良く知らないと本質的なものは理解できないと思います。とはいえ、小説の大切なシーンは全部ありましたから・・・良く描けた映画と言えます。何の下準備、予備知識がなく観れば、罪人が更生する話でもあるし、恋愛もあれば、活劇シーンもあるということでそれぞれ楽しめるようにできています。ここがユーゴの凄いところでどんな人にも楽しめるようなエンターテイメント性を19世紀半ばに発想しているのだから凄いです。天邪鬼の楽々は「この映画はヒットする」のが最初から解っていました。映画は、ミュージカルの映画版ということで全編台詞は、歌になっています。声優を使わずに俳優の生声というのがよろしいですな。歌手としての上手さはもちろん本職の方がいるのですが、それぞれの役者が自分の声で台詞=歌を唄うのですから・・・・ミュージカルものでも吹き替えがありました。マイフェアレディでは、数曲を除いてオードリー・ヘップバーンを マーニー・ニクソンがやりました。こういう仕掛けでないのが良かったのがレ・ミゼラブルです。ラッセル・クロウがジャベール警部役で出ていたのですが、これはチト辛いものがありました。歌唱力はミュージカルやオペラの方のレベルではないので・・・ま、それもまた良しとしてみればたいしたことでもないでしょう。冒頭のシーンは、ツーロン港(フランス南部の軍港であり商港)のドックに大型帆船を何本ものロープで引き入れる作業シーンでした。ここは、コンピューター・グラフィックスだったと思いますが、現実にはこういうことはないと思います。帆船上でも帆を広げたりするときはキャプスタンとかウィンチを使っていましたので、人間が帆船に直接繋いだロープを引くなんていうのはおかしな光景です。第一安全ではないし、コントロールができないと思います。本来ならば、滑車を使って力を使わなくても良いような工夫をしていたと思います。何よりも乾ドックに嵐の日に直接船を引き入れるようなことはないと思います。ドックを満水にして船を引き入れれば軽く引けます。そして、ドックの閘門を閉めて、排水すれば良いわけです。冒頭シーンでジャン・バルジャンが登場するので大勢の人間がドック内で作業する重労働を表現したかったのでしょう。そして、この映画の良いところは「電子音」がないことです。最近の映画は、電子音が多く耳が疲れてしまいます。アクションシーンが多いし、爆発シーンもありますので、楽々はこの大音響が苦手です。眼と耳でショックを与えるのが常套手段の最近の映画です。作品の力というよりもこういう演出に凝っていますね。その点、レ・ミゼラブルはオーケストラと役者の歌ですから、安心でした。ジャン・バルジャンはマドレーヌ→フォーシュルヴァン→ユルバン・ファーブルと名前を変えていきますが・・・ここでジャン ・バルジャンの娘となるコゼットのお母さんの名前が「ファンティーヌ (Fantine)」なんですが・・・日本語だと「泉」という意味です。愛の泉なのか、貧困の泉なのか・・・物語の主人公の一人ですが、意味慎重な名前です。
2013.01.25
日本と中国とは「一衣帯水」という関係と言われます。もちろんこの「一衣帯水」とは近くの国という意味に使われ、良い意味で「近隣」という使われ方です。しかし、近ければ近いほど争いもあるわけで、それが昨今の「尖閣列島」問題になっていると思います。楽々も20代の頃、中国を訪問しました。もう35年も前です。その頃は中国人の人たちも日本人も「一衣帯水の中だから、両国は仲良くして国交を発展させよう」という発言が多かったと思います。さて、中国の尖閣列島に対する侵略意図ははっきりしているようで、他国の領土を自国領土だと主張しているのは尖閣だけでなく、南沙諸島でも起きています。このような対外膨張主義に転じた中国ですが、日中に関して言えば、国内の不満を日本にぶつけることで押さえているという報道もあります。また、反日教育をこの20年あまり続けてきて「洗脳された人々」が反日無罪という勝手な考えで「暴動」を起こしているとも言われます。要は、中国国内に不満が充満しつつあるし、エネルギーや資源など自国権益を獲得することに対して躊躇しないという中国政府の考え方でしょう。中国政府=中国共産党であり、一党独裁の国です。これは北朝鮮も同様です。前置きが長くなりましたので本題に・・・楽々は中国という国に対して「尖閣」や「反日デモと暴動」だけで反応してはいけないと考えています。日頃のニュースやその解説ではどうしてもトピックスに重きを置かざるを得ないのですが、それでは大局を見誤ると思います。中国の統治者の苦悩はどこにあるかと言えば第一は世界最大の人口の「食」と「職」を提供することでしょう。毎日3食を提供し続けるとして、人口13億4000万人ですから40億2000万食を365日準備し続けなければいけません。国内で食糧を調達できれば良いのですが、改革開放で生活水準が上がり続けている中ではかつてのように自給自足は難しいでしょう。さらに沿岸部の発展と経済発展に取り残された内陸部があります。これが「貧富の格差」としてを大きくなっているのも事実でしょう。経済は自由主義ですから、自由主義=弱肉強食となります。国民全体が均一に発展するというのは難しいことです。日本でも地方と首都圏の格差が激しいのですが、それ以上に中国では発展の度合いが違っています。大学を出ても就職口がないという人もいれば、共産党幹部の子弟は、「太子党」と言われる貴族階級で、権力も職も教育も特別扱いです。この膨大な、圧倒的な人口を養うことに失敗すれば政権は転覆し、国家解体ということになるのでしょう。この人口・・・・について中国政府、共産党は大変な危機感を持っていると思います。第二に「軍」が権力の基盤であるということです。中国人民解放軍は共産党の指導の下にあるのですが、共産党の権力の基盤でもあります。日本では「軍隊=自衛隊」が国家権力の一翼と考えている人はいません。しかし、中国共産党の歴史は「革命の達成」を目標にしてきたわけで、武力闘争・・・つまり戦争で勝利することで現在の体制を築いてきました。日中戦争時代には「抗日」でしたが、今は台湾にある中華民国の国民党との内戦に勝利して「共産党政権」を樹立したわけです。現在の中国は、軍事によって作られたということです。さらに冷戦時代は、西側諸国と対峙していましたし、中印紛争もあれば中越紛争もありました。同じ社会主義革命を実行したソ連とも長い国境線があり、何度も武力衝突をしてきました。地政学的に見ても国土が広大であり、辺境の地であるものの長い国境線を維持するのは大変な労力だと思います。ともかくも、軍隊を掌握することで対外的にも国内的にも権力の基盤となっているのは事実です。経済成長がある故に人民解放軍には潤沢に予算を配分できるし、解放軍やその周辺組織は、経済成長とともに「ビジネス」にも成功しています。第三に「共産党の一党独裁とその弊害」です。西側にいる日本では信じられないのですが、後進国であればあるほど「独裁政権」ができます。これは、政治というのは「利害の調整」ですし、それを民主的に解決しようとすれば大変な手間が掛かるわけです。日本の政治状況を見ても「原発反対・賛成」の論議にはいずれにも主張する理由があります。バラマキ型の福祉制度についても受益している人からみれば既得権益と言われようが正しいと思うでしょう。そんな手間ヒマをかける民主的な政治よりも、独裁制であれば「こうする」と決めれば国家も国民も楽になります。現在の中国は、発展途上国とGDP世界2位という経済大国の2つの面を持っている国です。一党独裁の為に共産党の幹部とその子弟が「個人財産」を築いているとの報道があります。中国の長い歴史では「権力を利用して私有財産を得る」ことは当然のような感じがあります。中国もそれに気付いて腐敗・・・つまり汚職の取締りを強化しているようですが、これは簡単には片付かないでしょう。日清戦争の時の北洋軍の総帥・・・現実は清国を代表していた李鴻章・・・この人物が日本との和平交渉をしたのですがその後ロシアのウィッテに懐柔されて多額の金品を貰っていたとのことです。国家を代表するような政治家、軍人でしたけれど、袖の下を貰うのには抵抗がなかったのでしょう。そういう点では中国共産党の幹部たちは清国時代とあまり変わってないのでしょう。共産党独裁の最大の問題は情報の自由がないことです。ネットですら監視されているわけで、 共産党を誹謗、中傷して、危うくさせる言論は徹底的に取り締まられています。資本主義ではあっても言論の自由がない・・・そんな社会は公正に運用されているはずはないと思います。
2013.01.25
今週の「たかじんの何でも言って委員会」に安倍総理が出演していました。中々民法の番組に総理大臣が出演することはないのですが、たかじんさんと俵山温泉で入浴しながらの対談などもあり、何度か出演しているので義理を果たすという意味で先週の大阪訪問時に番組出演したのでしょう。この時の様子もネットから見ることができます。そして、時間になって安倍総理退出の後に、内閣官房参与に就任した飯島勲さんが出演して色々とお話ししていました。その冒頭で驚いたのですが、1.お茶もでない・・・飲み物は自己負担2.新聞は6大紙から1紙のみで他は・・・自己負担 3.雑誌もとっていない4.名刺は100枚以上は自己負担5.旅費も電車、バスでクルマは使えない6.官邸出入りのパスが500名、総勢で1300名くらい発行されているが、その内80名程度に問題のある人物があり、中には前科のあるものがいた。こちらからネットでご覧いただけます。 http://youtubeowaraitv.blog32.fc2.com/blog-entry-25371.htmlもう、驚きました・・・。民主党政権下の首相官邸の内閣官房参与の扱いは酷いものです。これでは総理大臣を補佐するようなことはできなかったでしょう。飯島さんは「村役場以下」と官邸機能を評していました。アメリカでいえばホワイトハウスのようなところですが、何を考えていたのでしょう。番組の中で旧社会党の事務局員がごっそり首相官邸入りをしていたとの話もでました。為替、株価、など経済の機密情報が官邸から漏れるリスクもあったわけです。それにしても酷い政権だったと思います。政策の違いはわかりますが、国家運営の中心である首相官邸機能が低下していたんですね。そして、たかじんの番組後のインタビューで飯島さんが爆弾発言をしています。それは「北朝鮮の拉致問題について近日中にトップどうしの話し合いが゛あり前進する」という話です。http://www.ytv.co.jp/takajin/movie/index.html恐らく参議院選挙の前ということでしょう。楽々は3月か4月ではないかと予想しましたけれど、国会開会中は難しいでしょう。
2013.01.16
こちらのブログでは新年のご挨拶をしてなかったので・・・明けましておめでとうございます。今年も拙いブログを書いていきますがよろしくお願いします。さて、今年の政治情勢・・・まずは7月の参議院選挙で自民党・公明党が昨年の総選挙の余勢を駆って勝利できるかどうかでしょう。衆議院で2/3の議席を獲得したとはいえ、参議院の第一党は民主党です。ネジレ解消には至ってないので、衆議院の優先は予算と条約などに過ぎません。自民党が野党時代にやった政治行動は、予算関連法案について参議院では阻止に回っていたことです。これでは、衆参がネジレてしまい、国会が停滞してしまいます。現下の国内情勢、海外情勢からして、これでは政治の迅速な動きができません。民主党が同様の行動をとるかどうかも注目しないといけません。自民党の安倍総裁、石破幹事長が総選挙後にも「勝って兜の緒を締める」というような表現や「政権交代は参議院選に勝利してから・・・」と答えているのはこの為だと思います。選挙後の政府・自民党の動きは迅速な感じがします。昨年末の株価、為替については期待感が大きいような反応です。明日、株式市場が開きますが、昨年末の株価を上回るのではないかと楽々は予測しています。上げ相場という事になると、今年の景気は株価が牽引するような形になるでしょう。政府・自民党は景気回復を最大の課題として選挙に臨み、選挙後も活発に景気対策を考えているようです。まずは、補正予算です。10兆円という規模の補正予算が組めるかどうか・・・そして迅速な執行ができるかどうか・・・です。マスコミ的には、予算が成立すると政治的には終わりという報道が多いのですが、楽々の現役時代の経験からは、予算の執行スピードが問題です。公共投資については相変わらず無駄な投資だとい批判もありますが、地方への波及効果は十分だと思います。アメリカの場合は、これが軍事関連予算と読み替えても良いくらいです。ミサイルにしろ、戦車にしろ軍需産業の立地しているところは田舎町が多く、戦争が始まり大量の兵器が消耗するとアメリカの田舎に潤うことになります。日本の場合は、公共事業ということになりますが・・・公共事業批判をする人は、猿や鹿しか通らない道路を作ってどうする・・・という極論を言う人がいますが、年末のトンネル事故のようにそろそろメンテナンスをやらないと心配なトンネル、橋梁が多いのも事実です。こういうところから手をつけていかなければいけないでしょう。今回、財務大臣が麻生太郎氏なので、地方議員でもあり、どうすれば政府支出が景気回復に繋がるか・・・を重点に考えると思います。中でも予算執行のスピードと波及効果についてはお考えになると思います。補正予算の早急な成立と来年度予算の組立てがとても大切になると思います。そして、景気回復…株価の上昇などが続けば3月末の民間企業の決算期に保有している株の時価評価が下がらず、決算にも好影響を与えてくると思います。為替についても円安水準が定着すると・・・楽々は90円/ドルくらいで安定すればと思っています。100円/ドルということになると・・・これはマイナス要因も出てくると思います。具体的には原油、天然ガスなど電力関係のコストが上がってきますので・・・これが企業業績にも影響を与えるでしょう。政治情勢として読みにくいのは、政党の合従連衡があるかどうかです。自民党の分裂なんてことがあると、これはまたまた政治が混乱するでしょう。衆議院ではその可能性は少ないと思います。国民は政治の混乱を望んでないと思います。年末に政党助成金の関係で「日本未来の党」が分裂しましたし、代表だった嘉田滋賀県知事が年明け早々に分裂した党の代表を降りるとの報道です。こういう何かわからない政党の動きは、本当に国民に迷惑な話です。卒原発、脱原発が国民には支持されていないのですが、ワンイシューだけで政治を語るのはとても危険な兆候です。結果として「生活」という政党を牛耳っている小沢グループが政党を乗っ取った感じですし、総選挙投票日前後の一ヶ月の行動を見ると「怪しい政党」のような気がしてなりません。自民、民主・・・・に関わらず、いずれの政党も新人が多いのでこの人たちがどれだけ真剣に勉強するか…経験するかも大切だと思います。マスコミに露出して自分の選挙に有利になればという考えではダメで、所属する委員会などでの真面目に勉強が大切だと思います。国民の政治への不満は、不勉強な大臣や不適切な発言をする大臣が登場したことです。大臣を目指すのは政治家として当然ですが、その為にも新人時代から真剣に国会の場で勉強してもらいたいと思います。選挙に強い・・・政治家としてはこれが一番ですが、有権者は自分たちの生活、命や財産について「安全で安心」を期待しています。官僚を相手に十分な論戦ができる政治家が必要です。国会での論戦が、足の引っ張り合いだったり、スキャンダルの暴露合戦になったり、爆弾発言で衆目を集めるようでは悲しいことです。
2013.01.03
安倍政権が誕生して4日目です。例年この時期は来年度予算が財務省から発表されるのですが、今年は選挙の関係で遅れているようです。さて、今回の安倍政権・・・中心人物は安倍総理と麻生財務相でしょう。今後の政権運営の中で注目すべきは「安倍・麻生VS財務省」という対決構図です。安倍総理、麻生財務相とも過去に財務相の経験がありません。前政権の野田前総理、菅元総理ともに前職は財務省でした。鳩山元総理は、お父さんの鳩山威一郎さんが大蔵事務次官でした。なので安倍総理、麻生財務大臣は財務省にとって一度もち仕えたことがない政治家です。もちろん、お二人は総理経験者なので財務省の官僚も手腕については良く知っていると思います。景気回復を最大、最速の政策と位置づける総理と財務相ですから予算・・・来年度予算もそうですが、補正予算についても急ピッチで作成するように指示されてると思います。そうなると各省とも財務省とのヒアリングが必須となりますし、新任された大臣との連携も必要です。年末で企業や官庁などお休みになっていますが、各省庁はお休みにはなっていないでしょう。当然、総理、財務相、各大臣もお国入りなんていう暢気は許されず、新年の行事以外は「予算」に取り組んでいるものと思います。総理の毎日の行動は以下をご覧くださいhttp://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/index.html楽々はマスコミでも伝えられているように、安倍総理、麻生財務相には財務官僚は警戒していると思います。面従腹背が官僚の本質ですが、政治家の格がこれまでの総理、大臣とは違います。中でも麻生財務相について財務官僚は決して良い印象を持っていないでしょう。日本の財務官僚は、社会主義的な考えが根底にありますし自由主義経済を基本とする麻生大臣とは違うでしょう。問題は財務官僚が政治や政治家に対しても老獪な点です。民主党政権の総理、財務相は財務官僚に取り込まれてしまった・・・という説もありますが、確かに毎日の大臣との折衝の中で「政治家」が財務省の言い分を聞いてしまわざるをえなくなるのだと思います。予算は限られた時間の中で予算原案を決定していくわけなので、時間を十分にとって・・・・とはいきません。様々な省庁の予算を決定していくわけなので、財務省の労力も大変ですが、これを読みこなし、調整していく政治家も大変なわけです。今回は政権交代ですし、「安全運転」を心がける安倍総理ですから、アベノミクスと言われる経済政策の一つとして国家予算について確たる方針が指示されていると思います。それにしても選挙で奔走し、年末、年始の行事を片付ける政治家と官僚は大変です。危機突破内閣としては、まずは補正予算、来年度予算に真価が問われます。
2012.12.29
先月末・・・衆議院選挙が始まる前に書いたブログ→こちらです http://plaza.rakuten.co.jp/2dlifeandlove/diary/201211290000/「国民の生活が一番」「日本未来の党」という政党名に怪しさが込められていると書きました。選挙が終わり、特別国会が開催された昨日のニュースで「嘉田代表」と「小沢グループ」は訣別するとのことです。選挙目的で野合していたことがこれでわかります。年末に在籍する国会議員によって「政党助成金」が決定されるのでこれを狙っての野合であり、選挙が終わったので、差し引き算用して結論を出したのでしょう。マスコミは小沢氏の共同代表を求めている小沢グループ・・・との報道がありますが、そんな上っ面のことではないと思います。それにしても有権者を馬鹿にしています。簡単に政党を作り、簡単に壊す・・・破壊屋と言われる小沢氏らしい行動です。まともな政治家とは思えません。卒原発なんていう言葉が空々しく、虚しく感じるのは楽々だけでしょうか・・・安倍政権成立で安定感のある政治を期待したいと思いますが、敗者の側はそれにしても情けないことです。
2012.12.27
年末の国会議員数に王子い政党交付金が用件を満足する政党に交付されます。その額は300億円以上です。日本共産党はこの制度が始まって以来一度もこの政党交付金を受領せず辞退しています。さて、今日のお昼のテレビを見ていると・・・民主党にはこの政党交付金の残額が130億円もあるとか・・・これを消費するまでこの政党は存続する・・・という話がありました。制度ですから3年4か月前の大勝利で議員数が増加したので議員数による政党交付金が増えるのは理解できます。それにしても130億円ですか・・・楽々が不思議なのは、税金から交付される政党交付金の使い道について政党は報告する義務がないんですね。民間の上場会社や社団法人、財団法人は貸借対照表や損益計算書を公表することが義務づけられています。これからすると「政党交付金」は全額が税によって賄われているのですから、当然政党も貸借対照表、損益計算書も提出すべきだと思います。議員が立法するのですから自分に甘い・・・・というのも解りますが、解せない制度です。政党であっても、いや政党であるからこそ党運営について明らかにすべきだと思います。政党交付金のその後については20億近いものが政党の統合や分派の中で問題視されているものもあります。言論の自由、結社の自由は憲法で保障されていますが、政党であるからこ政党交付金についての使途は明らかにすべきではないかと思います。各政党のHPには寄付の受付のコーナーがありますが、財政状態を示すものはありません。何か変ですなぁ・・・
2012.12.26
今日から総選挙を大勝した自民党安倍政権のスタートです。安倍総裁、石破幹事長は選挙直後から「この勝利は自民党の勝利というよりも民主党の敵失で勝ったもので、来年の参議院選挙で勝利してこそ政権奪還と言える」とまにさ「勝って兜の緒を締めよ」という話です。さて、今回の選挙を終え毎度楽々は下記のような問題があると思っています。1.非正規雇用者の声をだれが代弁していたのか・・・民主党は「連合」という労組の支援を受けている政党ですが、労組というのは大半は「正規雇用者」の団体です。今、全国にあるのは非正規雇用者の声を代弁する組織や政党がないことです。最低賃金で働く人々、昇給もなく働く人々の声を自民党、民主党が代弁しているか・・・言えばそうではないと思います。共産党あたりが代弁しても良さそうなんですが、こちらは「高齢福祉党」と名前を変えた方が良いくらいな政党になってしまいました。民主党の退潮から、自民党に期待するのは「非正規雇用者」について考える視点です。消費増税、2%成長を掲げているのですから、しわ寄せは「非正規雇用者」に大きくなります。こういう社会的に弱い立場でありながら雇用されている人々を思う視点があれば良いと思います。2.新人議員が多い衆議院自民党もそうですが、今回の選挙では190人を超える新人が当選しました。つまり議員として若葉マークです。地方議員の経験などがある人もいるでしょうが国会という「場」は初めてです。選挙で当選した時と違い、数多くの議案を審議し採決していくわけです。この新人の皆さんがしっかり勉強をして欲しいと思います。直ぐに今年度補正予算、来年度予算の審議が始まります。国会での議論をスムースにして欲しいものです。
2012.12.26
今回の衆議院選挙については「自民党の勝利」というよりも「民主党のオウンゴール」とする説が多いようです。確かに選挙戦では3年4か月の民主党の失政が有権者に影響したと思います。沖縄普天間基地問題の迷走、尖閣諸島への中国人上陸事件の処理、福島原発事故の首相の行動、3年半前のマニユフェストのいい加減さ・・・などでしょう。今回の大勝で自民党安倍総裁をはじめ幹部は「慎重な姿勢」を保っています。もちろん、これは参議院では民主党が比較第一党であり、「政権奪還は来年の参議院選挙に勝利する」・・・ということに目標を定めているからだと思います。国難を打破するにはまさに衆参のネジレを解消しないと政治は前進しないと思います。今回の自民党の大勝・・・民主党のオウンゴールは自民党にとっての反面教師になっています。第一は、「政権奪取のためにいい加減な口約束はしない」ということです。反原発、卒原発など実現不能のことを言わず「ベストミックス」を考えるという自民党の現実的判断が評価されたと思います。外交、安保ではブレはないと思います。これからも実現可能な政策を実行していくことだと思います。来年の参議院選挙に向けて軽々に有権者に対して「耳ざわりの良い政策」を打ち出すのは政治として無責任ということになります。第二に、「党を分裂させない」ことでしょう。今回の民主党の大敗は「小沢一郎氏」が率いる議員多数が選挙前に脱党したことも理由にあります。民主党は元々、旧社会党左派から自民党にいた人までとそもそも主義主張の違う人の集まりでした。消費税のアップに反対して脱党したのですが、党の決めた事に反旗を翻す行為でした。自民党にも反TPPを掲げて当選した人もいますし、TPP賛成の方もいます。党が分裂すれば自民党も大勝転じて逆風となる可能性があります。政策ごとに党内には異論が出ると思いますが、いかにこれを纏めるかが重要であり、党内分裂は避けないといけません。第三に「閣僚人事」でしょう。口先だけの、パフォーマンスをしたがる人物を閣僚にしない・・・実力のある人を年功に関係なく登用することでしょう。民主党の場合は田中真紀子夫妻が大臣になりましたが、いずれも酷い人事だったと思います。党内事情を優先した大臣人事が、民主党の足を引っ張ったと思います。当の田中真紀子氏は「自分たち夫婦が民主党の足を引っ張った」という認識はないようです。最期に第四として、「選挙に強い人」を候補にすることです。今回の選挙では世代交代もあり、衆議院では清新な人たちが当選しました。首相経験者をはじめ勇退した政治家も多かったわけです。自民党は変わらないといけない・・・まさに変わるのは人材です。大勝したと言っても党分裂してしまえば、何の意味もありません。
2012.12.19
今回の総選挙で自民党が圧勝しました。294議席を獲得し、選挙前の119人から大きく議席を増やしました。公明党との連立で衆議院の2/3を抑えられるので、これは大変なことです。さて、今回の当選者の内に新人議員が184人もいます。これは気をつける必要なければいけません。民主党の大勝利だった前回の選挙では新人議員が増加しました。そして、今回の選挙では民主党の政権担当能力が問われていました。つまり新人が多いということは政権担当能力が低い議員もいるということです。294人の自民党議員の内に元職が70人います。この数字を見ると引退した議員が多いということもわかりますし、世代交代しているということも言えるでしょう。議員という仕事は数年でマスターできるものではありません。国民生活に直結する課題を国会の中で審議していくわけですから、それなりの勉強も必要です。選挙の為に政治をする・・・なんてことをもう国民は許さないと思います。地方議会で議員のある人や秘書をしてきた人たちはそれなりに勉強してきていると思いますが、国家を動かすのは法律であり、それを中央集権的に管理しているのは中央省庁ということになります。つまり官僚です。これを上手く使いこなすことができるかどうかでしょう。まずは官僚に負けないだけの勉強をして欲しいものです。政争に明け暮れるのはもうこりごりです。
2012.12.18
総選挙が終わり衆議院の新たな議席が決定しました。選挙は終わりましたが、政策課題は何も解決していません。これから最長4年間はこの衆議院の議席で政治がおこなわれます。これだけの大勝をした自民党と公明党ですから簡単に次回の選挙をするとは思えないので、少なくとも3年間はこれで進むでしょう。有権者としてはこれからの3年~4年は自公政権を見守ることになります。今回の選挙結果について楽々は危機感を持っています。自民党の勝利は「敵失」であり、民主党の分裂や前回選挙のマニュフェストが「偽り」だったことが原因だと思います。選挙に勝つための「口約束」が「嘘」であったこと、さらに外交、安全保障、福島原発事故などの処理が適切ではなかったことのです。ところで、今回の選挙結果について違和感があります。それは、乱立した政党のせいで「死に票」が多くなっていることです。投票率は59%ですから有権者のおよそ6割が投票していますが、この半数を得票したとしても30%の民意しか汲んでいないことになります。投票しなかった人、他へ投票した人の民意は30%とは違うということです。もちろん民主主義ですから、多数の得票に従うというルールは尊重すべきです。しかし、投票率が40%で半数の得票となれば20%の有権者の支持しかないわけです。こういうことになれば本当に民主主義が機能しているか…民意は反映されているのか・・・となると疑問です。小選挙区制の弊害でしょう。本来は2大政党が存在して政権交代していくというこなんですが、これだけ新しい党が出来てしまうと票が分散してしまいます。自民党の大勝といっても低投票率と死に票の多さについて十分に認識する必要があると思います。批判される「民主党」という存在があればこそ、当選できたわけですが・・・・これからの政治に期待すべきは、スピード感だと思います。来年度予算もそうですが、緊急に補正予算を組んで経済再生の道を進めなければなりません。外交、安全保障もそうですし、これまでの民主党の政治を整理整頓していく必要があります。
2012.12.17
勝敗は、兵家 期すべからず 羞を包み、恥を忍ぶ、是男児民主の子弟 才俊多し捲土重来 未だ知るべからず選挙期間中ですが、岡崎久彦さんの岡崎研究所のHPに掲載されている一詩です。http://www.okazaki-inst.jp/2012/12/post-94.html「戦後レジーム脱却」に、再び・・・とタイトルされた記事の中にあるものです。12月4日に書かれたものですが、選挙の結果を予想され野田首相、民主党代表に献じたものです。今回の総選挙はオセロゲームのように自民党が勝利するとの予想が増加しています。確かに、民主党のこれまでの政権運営については国民の批判も強いと思います。選挙に勝ちさえすればよいとした3年半前の公約・マニュフェストを突かれ、さらに外交、安全保障の対応の拙さもあれば、不人気な消費税増税をやらねばならなかったこともあるでしょう。政権担当能力がなかった・・・ということに尽きるわけですが、決して人材の質として酷い人ばかりとは思えません。民主党の悲劇は、綱領を持たない「合従連衡」の政党であることです。旧社会党の左派から自民党にも近い人がいます。思想・イデオロギーが違う人の寄せ集め集団です。自民党の本流を歩き色濃く田中角栄流の選挙を真似ている小沢氏が代表になったり、幹事長になったりしてました。そして、現在の幹事長の輿石氏は、日教組を背景とする旧社会党左派の人物です。政治家としての基本が違うのに、無理やりに同じ政党にいること自体が不思議です。保守系色の強い人もいますが、こちらは小選挙区で自民党の推薦を得られなかった脱藩組の人の集団でしょう。松下政経塾の出身者にはこのタイプが多いと思います。楽々はこの保守系色の強い人は中選挙区ならば自民党から出馬していたと思います。そういう寄り合い所帯故に「民主党の悲劇」があったのだと思います。自民党も幅広い支持層があるのですが、これまた様々な経緯があり、時に民主党から「既得権を守る集団」と批判もされています。幅広い有権者の支持を得ようとすれば矛盾する政策が出てきます。選挙の際に「郵政選挙」や前回の総選挙の時のように「政権交代」というワン・フレース゛で投票するとおかしなことになってしまいます。小選挙区制度はそろそろ終わりにして「中選挙区」に戻した方が良いのではないかと楽々は感じています。ダイバーシティな多様性のある議論をするには○×かの2者択一ではワン・フレーズに踊らされる危険があるからです。既に期日前投票をしてきた楽々ですが、選挙の結果については強い関心を持っています。自民党の大勝利・・・になるのでしょうが、決して楽な政権運営にはならないでしょう。参議院は捻じれていますし、来年の参議院選挙がまさに正念場になると思います。
2012.12.14
総選挙の世論調査を各マスコミが実施して結果を報告しています。どうやら自民党の圧勝ということで前回の2009年の選挙とは「オセロゲーム」のように勝ち負けが大逆転ということになりそうです。確かに各マスコミは「民主党政権下の3年」を総括する選挙という論調が強く、これは与党民主党には辛いことです。外交、国防で大きなミスをした総理大臣もいれば、東日本大震災の対応が稚拙であり、大きな判断ミスをした総理大臣もいました。これは色んな検証によって総理大臣としての「指揮能力」に問題があった・・・ということになります。そして、解散を主導した総理は「消費税増税」を問うているのですから不人気なのは仕方のないところです。楽々は現総理はある意味で日本の将来について真剣に考えいると思います。自民党が政権党であってもやらねばならないことであり、現に民自公で政策協力して法案を通過させているのですから、この点は自民、公明も同じ評価だと思います。しかし、世論調査でこれだけの差が出るのはなぜでしょうか・・・日曜日には審判が下り世論調査の正確性もわかりますが・・・やはり、政権担当能力がなかったというべきでしょう。加えて「変な閣僚」を登用したことを有権者は忘れていないのだと思います。国会答弁もまともにできない「防衛大臣」や、機関決定中の大学認可を大臣の権限で見直しさせる・・・撤回はしましたが・・・挙句には「宣伝になった」・・・とのたまう文部大臣もいました。その他にも色々といらっしゃいますが・・・楽々は前回選挙で「政権交代・・・一度はやらせてみよう」という有権者が「あれはまずい判断だったから、今回は元に戻そう」ということなのか・・・と考えてしまいます。小選挙区制はオセロゲームのように政権が交代するというリスクがあるのですが、政治=民意が迷走している感じがします。本来、外交や国防など国益の部分については与党であれ、野党であれ共通する部分があって良いと思います。現在のTPPについても賛成反対が民主、自民の中にあります。これは、両党が背負っている支持団体が様々であることが理由でしょう。楽々はこのTPP問題について、自民党の安倍総裁の意見が一番現実的であると思います。最期は政治決断をしないといけませんが、「関税自主権」を手放すことは大きな問題になりますし、まして海外の企業が日本政府を訴えるようなことになれば国家、国民のリスクは高くなるわけです。物事にはメリットとデメリットがあり、それを慎重に判断すべきだと思います。さて、世論調査が正しく自民党の圧勝・・・これにも問題があると思います。今回はそんなことはないと思いますが、郵政選挙の時には「とても代議士とは言えない」ように人物まで当選ししまいました。玉石混淆の結果になるのが問題でしょう。民主党も○○チルドレンなどという人が当選してしまい、政治家としての識見、能力に疑いのある人がいたと思います。民主主義は他の統治体制に比べて劣ると言われています。古代ギリシアの時代から「陶片追放」で有能な政治家を排除していましたし、古代ローマでも形骸化したローマの元老院体制を刷新しようとしたジュリアス・シーザーが暗殺されました。既得権を得ている人が政治を動かす部分もあるということです。シーザーの義理の息子であるアウグストゥスはいかにも元老院を立てるかのような顔をしながら実際は「皇帝制」を敷いていたのですが、まさに民主主義という看板は維持しながら、実態は「皇帝専制」の政治だったわけです。古代ローマのライバルであったオリエントの国々はほとんど「王政」でした。民主制という概念はやはりヨーロッパのギリシア、ローマに発していますが、ローマの皇帝制以降は、近代に至るまで忘れられていた概念でした。民主制・・・これを保障するものは「政治家・官僚」に優秀な人物を登用できるシステムを保持しているかではないかと思います。現にイギリスでは貴族政が残っていて、上院は貴族院とも呼ばれていますが・・・近年の改革で少し変わっていますけれど・・・アメリカの場合は、軍や優秀なエリートを育てる大学が存在します。ハーバート大学がそうですが、その他にもアメリカの統治ができる人材を育てる仕組みがあります。現在のバラク・オバマ大統領も弁護士でしたが、クリントン大統領や現在のクリントン長官もそうです。残念ながら、日本では「統治できる人材」を育てる仕組みが官僚以外にありません。1945年までは日本にも「エリート」を育てる仕組みがありました。戦後の教育改革でこれを潰してしまいました。危機感を感じた「松下幸之助」氏が松下政経塾を創設し、現在の野田首相などを育ててきたのは有名な話です。民主党、自民党・・・両党の基本的な問題として「統治能力のある政治家」をどれたけ有しているかではないでしょうか・・・選挙には誰でも立候補できますし、当選も可能ですが「統治能力」について厳しい判断をすべきなのだと思います。そうでないと、政権党になったとしてもつまらない人材を大臣にしてしうことになってしまいます。民主主義・・・政治や政治家を批判しても結局は有権者の「自己責任」です。
2012.12.11
笹子トンネル事故の事故原因について、昨夜予想した記事を別ブログに書いています。こちらです今朝のニュースとかワイドショーをチラリと見たのですが、ほぼ楽々の推測のような感じです。現場確認がこれから始まると思いますが、注目したいと思います。今回の事故で気をつけたいのは「老朽化、経年変化」という言葉です。確かに30年以上前の工法と材料ですし、目視ではわからない部分もありますので「事故」が起きるまでは予想は出来なかったと思います。全国の同様のトンネルを緊急点検するということですが、凄い数のアンカーボルトについて引き抜き強度を確認する作業ができるのか・・・と実は心配しています。それならば新たにアンカーボルトを再施工して天井を吊りかえた方が良いのではないかと思います。老朽化、経年変化はトンネルだけでなく、橋梁も酷いのですが・・・「コンクリートから人へ・・・」という政策を掲げた政党もありました・・・、こういうインフラの定期点検と整備が必要であることを今回の事故は明らかにしています。一度こういう事故が発生すると、経済損失は膨大です。重要な幹線道路である中央道が年末の忙しい時に、通行止めになりますので一般道が大渋滞になるし、他の高速道にも負荷がかかります。高速道路は今や生活インフラとして機能しているわけで、貨物であれ人であれ正常に通行できることを前提にしています。公共事業は不要というような論調は、ある意味で大変危険な考えだと思います。
2012.12.03
衆議院を解散した時の争点・・・つまり国民に信を問うのは1.消費税導入の是非2.税と社会保障の一体改革3.衆議院議員定数の削減この3つだったと思います。ところが、衆議院解散が決定した11月16日から半月あまりの間に「脱原発」が選挙の争点化してしまいました。何だか変だと思いませんか・・・この間に起きたのは第三極の離合集散であり、解散時とは党名すら変わってしまった政党があります。選挙の為の・・・動きでしょうが何とも解らない政治の動きです。毎度楽々はこういう争点の変化というよりも、「すり替え」はとても危険だなぁと思っています。総理大臣が解散を決定したのですが、その時に「国民に信を問う」といった質問内容が違ってきているのですから・・・選挙に勝つためには手段を択ばない・・・それも政治であり、選挙かもしれませんが、選挙に勝って何をするのか・・・それが問われていると思います。卒原発を唱える「日本未来の党」・・・自分たちが政権を獲ったらそれは実現可能なんでしょうか・・・。国民に負担を強いることはないのでしょうか・・・楽々は理念を掲げて政治を行うのは良いとして「実現不能」の政策を理念だけで掲げているのは「政治」ではないと思います。3年前に小沢一郎氏が幹事長だった民主党は、実現不可能だけれど国民の耳ざわりの良い政策を訴えました。自動車税の廃止、高速道路の無料化、などは結局は実現できませんでした。農家への個別所得補償とか、高校の授業料の無償化、こども手当などは実現できましたが、まさに「バラマキ」でした。「コンクリートから人へ」・・・キャッチコピーとしては優秀かもしれませんが、公共事業を抑制にはつながりましたが、全国の橋は老朽化して将来の不測の事故への心配は増加しています。高度成長期に建設された橋梁ですが、もう使用限界に来ているものが大半です。幹線道路の橋が落橋すれば交通だけでなく、電気、ガス、水道、情報幹線も切断ということになります。そういう対策は放っておいて、一部の人たちへの「バラマキ」はやっていたわけです。こども手当にしろ、高校授業料の無償化にしろ、これが日本経済にどの程度役にたったかという反省もありません。有権者に心地良いことを言って最後には消費税のアップ・・・・いかに当時の民主党・・・つまり小沢氏が幹事長で選挙をしていた時に、いい加減なことを言っていたかが解ります。さらに、外交、防衛では日本の同盟国である「アメリカ」との間に不信を作り、そこを突かれる形で「尖閣列島」を脅かす近隣諸国が出てきました。挙句には、中国国内で反日デモが起こり、日系の企業に対して暴徒化したデモ体が放火や略奪を行い、建物や器物の損壊事件を起こしています。結果として、日本国内にも「領土保全」の強いナショナリズムが生じることになっています。国際紛争、戦争というのは、過去の歴史を見ると「軍人や政治家」が望んでいるよりも「世論」という大衆の強張った雰囲気があってこそ、始まるのだと思います。そういう意味では、国家の安全をいかに守るか・・・冷静に考えることが必要だと思います。昨日、日本未来の党の代表をしている嘉田さんが、「小沢の傀儡ではない」と発言していますが、どうみても「小沢傀儡の党」です。選挙の対策は「小沢側近」がやっていると聞いていますし、第一最大の派閥は「小沢氏の率いる国会議員でしょう。選挙のノウハウもなければ、政党の運営をしたことがない「代表」なんてまさに、傀儡以外の何物でもないと思います。卒原発・・・原発の10年後の廃止・・・と言っていたのですが、今日の午前中の嘉田さんの記者会見では「原発再稼働容認」とのことです。こういうブレもおかしいと思います。「日本未来の党」・・・怪しい政党だと思います。
2012.12.01
毎度楽々の政治的な見解を書いてみたいと思います。楽天のブログは放置ぎみで、こうやって書いているのですが、何か変な感じです。さて、楽々は驚いたのですが来週火曜日が総選挙の告示日だというのに、ドタバタで政党を立ち上げた「日本未来の党」では組織も決まってないし、人事も決まっていないとのこと・・こんなバカな話があるのでしょうか・・・ただスローガンとして「卒原発」を掲げているだけで「この指止まれ」で候補者を集め他の政党とも野合するんだそうです。政党というのは、「綱領」があり、私たちはこういう社会を目指す…示して政策を公約することで成り立っているのが当然でしょう。党の人事も決まっていない、何も決まっていない・・・だけど「国民の生活が一番」という政党は「考え、政策がほぼ一致しているから解党して「未来の党」に合流するんだそうですが・・・本当に不信を感じます。選挙の為に、やっているとしか思えません。「国民の生活が一番」という党名は怪しいものです。さらに、「日本未来の党」の党名にも怪しさを感じます。何か日本の政治家の膿が噴出しているように思います。「原発ゼロ」だけが注目されていまいすが、今回の日本未来の党は、来年1月1日現在で在籍する国会議員数によって配布される政党助成金が目的のように思えてなりません。
2012.11.29
久しぶりに楽天のブログに帰ってきました。完全に浦島太郎状態で、使い方も違うのでびっくり、驚いています。さて、昨日の統一地方選挙が終わってとっても心配になりました。民主党が負けたからではありませんよ・・・選挙前から判っていたことですからね。毎度楽々の心配は・・・投票率の低さと政権党の不安定、前政権党の頼りなさなんですね。大阪の橋下知事が組織する「平成維新の会」や名古屋市長の河村たかし氏が率いる「減税日本」の躍進が気になります。既成政党である2大政党に対する不満なんでしょうが、突然大量当選するような情況に驚いています。脳裏をよぎるのは、ワイマール共和国時代のドイツがあの「ヒットラー」を生んだ歴史です。第一次世界大戦後に民主主義が根付いたはずのドイツでしたが、戦後賠償を過大に要求されて国力は疲弊し、さらに1929年の世界恐慌から「ナチス」の率いる新たな勢力が台頭してあっと言う間にドイツの政権を握ってしまい、再軍備をして戦争への道、ユダヤ人などの迫害からホロコーストの道を作ってしまいました。世界でも有数の優れた国家だったのに戦争が終わると人類史上でも例のない非人道的な所業が判明しました。楽々は昨日の投票結果を見て、ナチスの台頭を思い出しました。日本の現状と似てないでしょうか?民主主義は機能していますが、財政破綻寸前の国や地方自治体があり、世界に冠たる経済を誇っていたのにいつの間にか韓国、中国の後塵を拝することらなって自信を失っています。そこへ大きな災害・・・まさに1929年の大不況・・・が生じてしまいました。国の内外から大きな支援を貰っているのに、政権党は政権にしがみつくばかりで官房長官の記者会見は火事場の報道のような調子です。さらに総理大臣は組織運営が全く解らない素人と同然で「現場重視」という御旗の下に「パフォーマンス」に終始している感があります。マスコミで伝えられる発言を見ていても、「命を賭けて・・・」なんていう勇ましいフレーズばかりが目立ちますが、被災地域、被災者に対する労わりやこれからの生活をどうするのかという切羽詰った心配をどう考えているのでしょう。現総理の発言は何か「言葉が鋭角的」で映像で見るヒットラーのような感じがします。言葉を弄んでいるような・・・・。そして、橋下知事や河村市長の言動は確かに「世の不満」を吸収しているのでしょうが、日本を導くようなものではないと感じています。不満を吸収して・・・それからどうする・・・という大きな政策です。民主党がフラフラしているのは「綱領」すら持っていない政党だからです。政治・・・つまり利害調整をする機能ですが、「志」を同じくする人で政党を構成しなければ現実の政策・・・法による強制・・を実行できないと思います。誰でも彼でも政権党となる為に烏合の衆のように集まっているだけでは「今回のような危機」の時には制御不能の事態になってしまいます。どうやら現総理は「組織運営」をしたことがないようですし、そんな器でもない・・・口では責任と言っているようですが、恐らく政権の座を降りれば批判的言動をするだけでしょう。テレビの映像は案外正直で楽々は毎日のニュースで官邸に出入りする姿を見ていて「重さ」を感じません。「この人に国家の運命を委ねてよいのかな」と思ってしまうし、楽々の家族や周囲の人の安全や財産を委ねて大丈夫なのかしらと考えてしまいます。そんな中での統一地方選でしたが、政権与党が大きく負けてしまい、あるいは候補者すら立てられないという体たらくでした。そして、既存政党ではない新たな勢力として平成維新の会やら減税日本などが注目され支持されました。この不安定さが「ヒットラー」のような人物を生むような素地になると心配をしています。大連立なんてことになると当然、独裁的に事が決定できるでしょう。そして、大連立に反対する人は2回くらいの総選挙で政治家としては抹殺されるでしょう。ワイマール共和国のような民主主義国家からヒットラーのような独裁を生んだことを忘れてはいれけません。勇ましい言葉や攻撃型の論調には注意が必要です。そして、当選だけを目的として新興勢力にも気をつけたいと思います。政治不安はまさに私たち庶民の迷いの表れです。何でも国や地方自治体が面倒を見てくれると期待すれば、政治や行政が肥大化するだけです。今、必要なことは私たちの自律、自立ではないかと考えた楽々です。
2011.04.11
久しぶりにこちらのブログに戻ってきました。理由は、女子ゴルフがオープンウィークになったから・・・と言いたいところですが、このところの政治情勢についての報道が少し気になったので楽々の感想を書き留めたいと思ってのことです。昨日、衆議院が解散されて8月30日投票で総選挙が行われる事となりました。ほぼ4年ぶりのことです。マスメディアの報道では、自民党の大幅議席減と民主党の躍進を予想しているようですがはたして結果はどうなるかこればかりは選挙が終わらないとわかりません。前回選挙で予想もしなかった議席増があったので自民党が議席を減らすのは間違いないでしょうが、自公で過半数を割るのかどうかが勝敗の分かれ目と言えます。各政党とも選挙となればマニュフェストを作り国民に示して戦うということになるのでしょうがこれも未だ出揃っていません。 楽々の疑問・その1マニュフエストはこれからどうするという将来の事を書いたものですが、前回の総選挙の時にも発表していたはずです。なぜこのマニュフエストをメディアは点検しないのでしょうか?選挙の時に公約したものですから、その達成度について評価すべきだと思います。現在とは情況が違うという反論があるかもしれませんが、自民党、公明党は政権与党だったし、民主党は参議院では多数を握る政党ですから自己評価もすべきであると思います。楽々の疑問・その21年間に国会で議決される法律は膨大な量になります。国民はその一々を承知しているわけではありません。国民の権利として知ることはできますが、現実的にはどういう法律が出来たのかということを一目瞭然で知ることは不可能です。自民、公明の与党、対立する民主以下の野党でしたが、法律についてはそれぞれの議員が投票しています。マスメディアにはどの議員がどの法律でどういう投票行動をとったのかを知らせる事が大切だと思います。臓器移植法ではそれぞれの議員の人生観もあって与野党でずれてました。党議拘束をして投票を制限していない議案にどういう投票行動をしたのかを点検すべきだと思います。楽々の疑問・その3選挙に立候補するのは国民の権利の1つでもあるので誰でも立候補できます。しかし、誰でもで良いのかどうかは政治家の行動を見る時に疑問を感じます。国会議員検定みたいなものがあっても良いのではないかと思うのです。国家が認める資格には医師、弁護士など専門的な知識と経験が必要な職業については資格制限をしています。政治家も職業として存在するならば、資格制限があってもおかしくないと思います。法律でこれを制定することはできないでしょうが、政党として「こういう検定をしてそれに合格したものを候補者として認定している」とすべきなのではないでしょうか?世襲制を批判もありますが、政治家としての知識、経験など適当でない人を候補者にするのはどうなんでしょう。4年前の選挙ではあのホリエモンを担ぎ出した幹事長もいたわけです。あんないい加減なことは止めてほしいし、今回も某タレント出身の県知事を国政になんていう馬鹿げたことをしてました。選挙に勝つ為ならば手段を選ばないという姿勢が国民の政治不信に繋がっていると思います。政党は候補者を選ぶ時には、検定をすべきでしょう。それができないような政党は「内部にいつも問題を抱えている」と言えます。
2009.07.22
アメリカ女子ツァーの今週は日本人選手の4人中3人が予選落ちして残るは藍ちゃんだけとなりそれも順位が悪かったので、今週はもうチャンスがないと予想していたら藍ちゃんが大躍進で-7のスコアを叩きだして、4位タイ、首位とは2打差となってます。明日はこれは優勝もあり得ますね。苦難のアメリカツァーだった藍ちゃんにとって優勝というお土産つきの帰国となるでしょうか?来週はサントリーに参戦予定ですから、これで優勝して凱旋帰国となれば「藍ちゃんフィーバー」が再びということになります。福嶋さん以来10年近い時間が掛かっていますから・・・。スポンサーのサントリーとしてもこれで優勝凱旋帰国ならばいう事はないですね。アメリカツァーのライブスコアは→こちらからどうぞ
2009.06.07
昨年の秋にもトラブルがあったのですが、現在ゴルフダイジェストのブログがメンテナンスの関係で更新、接続ができない状況です。臨時にこちらにアップします。 諸見里しのぶ@勝手に応援団のみなさん・・現地応援の皆さんはご苦労さまです。今週はアップダウンが多いコースですのでさぞお疲れの事と思います。その中で皆さんの応援があればこそ、諸見里しのぶ選手は頑張れるというものです。閑散としたコースよりも声援の聞こえる試合こそが選手のファイト=闘争心に火をつけるものです。さて、今日の諸見里しのぶ選手は今シーズンの特徴であるバーディ量産が上手く行かなかったようです。もちろん難しいホールセッテイングとグリーンなのですが、今日の「全部見せますシリーズ」を視聴して1番、2番が連続バーディで期待していたまですが、後が続きませんでした。63バーディ、3ボギーで本日Eで首位の全選手とは6打差の5位です。こういう試合展開になると、明日の予想は難しいですね。全さんは休養十分でディフェンディングチャンピオンとして堂々たる-7というスコアです。全さんが明日もバーディを積み重ねて2桁アンダーということになると勝負の行方は決定です。しかし、伸び悩む・・・あるいはスコアを落とすと大混戦になる可能性があります。今日の全さんはノーボギーであることと、ロングの4つの内に3つがバーディと好調です。昨日のダボ2つが信じられないのですけれど・・・・。勝負は簡単には決まらないと思いますので、全さんの運が今日で全て使い切ったと思えば明日は勝負に向かえると思います。諸見里しのぶ選手の動向ですが、3ボギーがいけません。明日はボギーがなければ優勝戦線に絡んで来ると思います。ブログをみるとあれこれお悩みもあるようで、これが足を引っ張っているのでしょうか?ファンの皆さんも試合に集中して欲しいとの願いが見えます。選手としては体調もあるし、気分=メンタルの影響もあるでしょう。試合になれば集中ですね。先ほどCSの番組を視聴して先月優勝のサロンパスを振り返ってみていたのですが、最終日のスタート時点で首位に立ち逃げ切りの優勝でした。日本オープンの時も不動選手との優勝争いでしたが、こちらも逃げ切りでした。最初の優勝であるSANKYOも2日間プレーでの優勝でこれも逃げ切りでした。明日は、6打差を挽回しての追い上げ優勝をみたいと思ってます。やはり、後から刺すという優勝がないと最終日の優勝戦線で優勝争いしている選手にはプレッシャーを与えられません。先週のように下位から猛烈な追い上げをすると「諸見里しのぶ」は恐いというイメージを持ってくれるようになると勝つチャンスも増えます。ゴルフは個人競技であり、メンタルの要素が大きいスポーツですから「気分」というのはとても大切だと思います。明日は勝負師「しのぶ」に期待したいと思っています。
2009.06.07
すっかりご無沙汰していました。元気にやっておりますのでご安心を・・・さて、昨日の党首討論について生中継でお聞きになるのは現役世代にはチト難しい時間帯でしたね。多くの方は、夜のニュースや報道関係の番組を見て・・・つまり「サーマリー・要約」をご覧になったものと思います。楽々の印象を一言で言えば、党首討論としてはもう少し大きなテーマで議論して欲しかったなぁ・・・。外交とか防衛などの安全保障など国でしかやれない問題ですし、もっと大きく言えば憲法の問題です。確かに西松建設献金事件も大切でしょうし、官僚に主導されていると国政を批判するのも良いでしょう。昨日のニュース番組の報道を聞いたり、今朝の新聞を読んでみると「床屋政談」の域を超えていませんね。床屋政談・・・つまり庶民目線ということですがどうしても生活中心、身近な利害得失を重要視してしまいます。庶民としては当たり前のことですし、生活することが国民の第一の関心事ですから当たり前ですけれど・・・。報道番組としてはもう一歩掘り下げて欲しかったのですが、視聴率競争に晒されているテレビとしては仕方ないでしょうし、発行部数を減らし景気低迷の中で広告収入を減らしている新聞も「庶民目線」を意識しないと経営に打撃を与えるからでしょう。楽々の党首討論で感じたことは、「国民共通の目標がなくなった」ことです。楽々の生まれた戦争直後から経済成長が始まるまでは豊かな国ではありませんでしたが、経済成長が始まると「思想、イデオロギー」の対立はありましたが、庶民感覚として「経済成長を成し遂げて国民がそれぞれの成果配分を受けよう」という「共通の目標」が左右の対立はあったとしても双方の暗黙の了解事項になっていたと思います。確かに楽々もこれまでの人生の大半は、「経済成長こそが国家の繁栄であり、企業や国民の幸福に繋がる」と考えてきました。しかし、昨日の党首討論を聞いていると、「国民の共通の目標を見つけだそう」とか「この目標を達成するにはこうしたい」という気概が伝わってきません。政治家の大切な使命は、現実の様々な問題を集約して国民に「こういう方向で国家を運営したい」と問いかけ支持を得ることではないかと思います。残念ながら古代ローマ政治史をみても「庶民」が国家運営の重要な事項を理解していたかと言えばそうではありません。元老院制度の疲弊を打破しようとしたカエサルでしたが、庶民の支持は強かったのですが暗殺されてしまいます。暗殺した側も「将来の独裁者」を排除することはできてもその後の国政運営について明確な方針を持っていなかったので大混乱、政争、権力闘争、国内戦争が生じて9年間も労費することになりました。昨日の党首討論では「わが党は、国防、外交、経済についてこう考えている」とか「国民のみなさん、こういう目標を掲げますから頑張りましょう」なんてことを言って欲しかったですね。政治家は選挙によって国民の意思を体現するのですが、もう1つ重要なことは「国民の共通した目標」を示すことではないかと思います。政党はまさにそういう立場にあると思いますし、政党の代表ですから「党首討論」ではその点を示して欲しかったのです。毎日の生活に汲々としている庶民は、将来に多くの不安を持っています。新聞の社会面では陰惨な事件も報道されています。「不安と不信」を拭うには、明確な目標を提示してその実現方法を説明することが一番大切なんだと思います。政治家の大切や要素として「難しい話を易しく解説すること」もあるのではないかと感じた党首討論でした。
2009.05.28
久しぶりにブログ更新をします。このところゴルフ系のブログが忙しくて・・・楽々応援の諸見里しのぶ選手の応援ブログに取り掛かっていました。ブログ名は諸見里しのぶ@勝手に応援団&女子プロゴルフ名称の決定やら会則やら、そしてマスコット、イメージ曲など色々とご相談をしていたところです。詳細は上記のブログでご覧下さい。
2009.04.08
久しぶりにこちらのブログをアップします。どうにも納得もいかないし、問題のあることだと思いますので・・・今日の報道で「漆間官房副長官がマスコミの記者を前に問題発言をした」と国会で追及された問題です。世間を騒がしている民主党の小沢代表に絡む政治資金の問題ですが・・・楽々が問題だなぁ・・・と思うのは「オフレコ」を前提にした話を記事にしたことです。マスコミの取材については憲法の「報道の自由」によって守られているのですが、取材源との信頼関係を構築する意味で「オフレコ」つまり記録、録音はしないという取材方法があります。オフレコとなれば当然記事にならない、事後でもそんな話はしていないと言う姿勢を取材源の方は前提にして「取材に応じる」わけです。今回もそうであったのですが、この紳士協定違反をしたのは毎日新聞のようですね。これでは今後オフレコという事はなくなってしまい公式見解だけしか発表しなくなります。民主主義では「マスコミ」が事実を伝えることを前提にして成り立っています。取材源の立場を考えずに報道することは大変危険なことであり、マスコミの自滅と思えるのです。政権を持つ権力に批判的であることはマスコミの使命でしょう。しかし、かつてない経済的な混乱があり、世界的にも急激な変化している時に国民は不安感に苛まれているのです。まさに挙国一致、大同団結してこの難局を乗り越えなければいけない時に、あたら世間を騒がせ、国民の不安を書き立てることが本当に良いこなのでしょうか?楽々には、昨今のマスコミの報道姿勢を見ると、麻生政権打倒という自前のシナリオどおりに運ばないマスコミの焦燥を感じています。混乱をさらに加えようとしているのはマスコミではないかと思います。今日も世論調査の発表がありました。毎週のように世論調査を発表しているのですが感情論に左右されているような気がします。世論調査の結果がいつも正しいとは限らないのです。日露戦争の講和に対しても世論マスコミは「軟弱外交」と批判して日本全権の小村寿太郎は横浜から東京に入るのも決死の覚悟でした。中国とのあの戦いも、日本人の生命財産を守れと論陣を張ったのはマスコミでした。世論がいつも正しいと歴史をみると限りません。社会を不安定にしているのはマスコミではないかと疑う昨今です。
2009.03.09
本ブログをお訪ね頂く方に長い間不在をして失礼しました。昨年末よりゴルフのブログが忙しくてそちらを重点にしています。ご面倒ですが、最近の楽々のブログについては以下をご覧頂ければ幸いです。女子プロゴルファー 諸見里しのぶ取り急ぎお知らせまで・・・
2009.02.15
女子プロの吉田藍子さんが新年のブログで結婚されていたことを表明しました。上野藍子さんで今年から登場です。おめでとうございます女子プロの皆さんは、試合に出場している場合には、3月から11月までオープンウィークは別にして、火曜日か水曜日は移動、練ラン、木曜日は指定された選手はプロアマです。金土日は試合ですので1週間の内に5日は自宅以外にいるわけです。日曜日に帰宅して月曜日に休養して翌日はまた試合に向けての繰り返しです。つまり試合期間中はほとんど女子プロ仲間か、関係者と動いていることになります。当然異性との出会いもほとんど機会がないというのが現実です。上野藍子さんは、新人戦に勝利した選手ですから決して才能がない人ではないと思います。現に去年は全米女子オープンを予選から勝ち上がって決勝ラウンドに進出し、予選ではあと1打が足りずに決勝に残れませんでした。残念ながら去年はシードもなく、QTでも良い成績ではなかったので出場試合も少なかったわけです。去年はツァーに4試合、ステップ2試合に出場して65万円を稼いで137位でした。試合数が少なかったので結婚に至るお付き合いもできたのでしょうね。去年のQTの結果は44位ですから、全ての試合への出場は難しいでしょうが、欠場者などがいればウェーティングを含めて相当数の試合には出れそうです。結婚して精神的にも安定すれば、上位に入ることも可能でしょう。女子プロのご家族の皆さんの心配の1つは結婚ですが結婚して強くなる選手になる実績を作って欲しいですね。北田瑠衣さんのように早く結婚して好成績を上げている人もいますしので・・・
2009.01.09
新年になり国会論戦も始まりました。昨日の論戦を見ていても、やはりという感がしました。麻生政権が成立した時に楽々は、麻生総理の政敵は「民主党」ではなくマスコミではないかと指摘してきたのですが・・・昨年末から激しい麻生バッシングが続いています。KYと揶揄したり、高級バーと非難したり、行動の全てを批判的に報道しています。政権批判がマスコミの役割だと信じているのでしょうが、それにしてもマスコミはどうでも良いことを批判しているだけのようです。つまり、麻生総理が気に入らないというスタンスなのでしょう。多少の言い間違いがあるのは人間の常ですし、それも毎日やっているわけでもないのに針小棒大に騒ぎすぎでしょう。日本国の総理をそうやって貶めて国民に何のメリットがあるのでしょう。高級バー通いなんていうのも「総理」が居酒屋で飲むわけにも行かず、料亭のように高い場所でもありません。楽々もホテルのバーは利用したことがありますが、女性のサービスのあるナイトクラブやカラオケで煩いスナックよりも余程よい環境だと思います。ホテルバーがマスコミに不評なのは、取材できないからですね。つまりマスコミが立ち入り禁止になってしまうので怒っているのでしょう。総理といえどプライバシーもあるわけですから政務から離れて飲みたいとか、話したいという機会があっても良いかと思いますが・・・そして、昨日の民主党の菅氏の国会質問を聞いていて、民主党は日本のことを考えているのかなぁと疑問に思いました。政敵である自民党政権や麻生総理の失言を引き出そうと躍起になっている感じがしました。現在の日本は、アメリカ発の大不況を受けて経済がおかしくなっています。未曾有の危機なのですが、これに対して与野党が一致団結してことに臨むのが本来のあり方だと思います。しかし、民主党が主張しているのは「政権交代」だけです。政権交代すれば経済も政治も良くなり国民の生活や国防な治安もよくなるのでしょうか?楽々には、民主党は政権交代だけを望んでいるようにしか思えません。交代しても現在の自民党以上の政治ができるとは思えません。国会の論戦が重厚ではなく、本質とは違う質問ばかりですね。予算審議をスムースに行って早く景気対策を推し進めるべきが政治に対する国民の期待だと思います。昨日は給付金問題をあれこれと質問していたようですが、本来自民党は給付金をやりたくなかったのですが、公明党にすごまれて選挙協力と引き換えに政策とした経緯があるのですから、菅さんが質問すべは公明党の党首に質問すべきでしょう。現在の政治が抱える問題は、衆参のネジレです。少なくとも憲法ではこういう事は想定していなかったと思いますし、戦後初めてのことです。今後の流れをみると、総選挙して自民党が下野して一旦は民主党が政権を担うことになるでしょぅが、長期政権とならずに選挙管理内閣みたいなものが発足して自民、民主がガラポンして新たな政党ができるという予想もあります。どのタイミングで総選挙をするのかということですが、麻生総理は少なくとも来年度予算と2次補正予算を成立させてとの判断のようですが、これは間違っていないと思います。景気動向はアメリカの新大統領の下でどのような政策が出されるのかにかかっていますが、この数日の報道では大型公共投資をするようですからこれは一定の評価ができます。何よりもビッグ3をどうするかでしょう。この問題解決ができないとアメリカでの信用不安が広がりさらに景気悪化すると思います。
2009.01.09
少し遅くなりましたが・・・明けましておめでとうございます皆様には新年をつつがなくお迎えになった事と思います。今年も皆さんにとって良い年となるようにお祈りしています。楽々はこのところhttp://blog.golfdigest.co.jp/user/maidorakuraku/こちらのブログの方に掛りきりでしたのですっかりご無沙汰していました。昨年、暮れから書くネタにも困っていたのですが、世間は何かといやなお話ばかりでした。ニュースというのは「犬が人を噛んでも記事にはなりませんが、人が犬を噛めば記事になる」というのを承知していますが、あまりにもマスコミの記事が馬鹿々々しいので何か書く気にもならなくて・・・年末、年始はいつものように終わりました。年賀状、大掃除、お節料理、三社参り、新年会と変わらぬものでした。今年は、末娘が結婚して帰省しませんでしたので家族も1人少なかったので少し寂しいお正月でしたね。とはいえ、解っていたことですから特に感慨もありませんでした。しかし、お正月の電話があって安心するところを見るとやはりどこかに心配もしていたのでしょう。お正月に妹が挨拶に来て、お仏壇に両親をお参りして懐かしそうな声を上げました。「懐かしいね、このお雑煮・・・。ほうれん草と一緒の・・・」そうなんです。嫁に行ったので嫁ぎ先の習慣に馴染んで25年ですから久しぶりに我家のお雑煮に気が付いたのでした。近くに住んでいるのにお雑煮の習慣が違うのですから、これまた驚きです。楽々家は、母方は東京ですし、父方は地方出身なんですが、いずれも故郷を離れてこの地に来たので当地の習慣とは少し違うようです。楽々も1度だけ東京でお正月をしたことがあるのですが、東京のお雑煮には驚いた経験があります。我家は娘たちばかりですから、我家の風習は楽々夫婦の世代で断絶なんでしょう。孫世代には伝えられないのでしょう。少し寂しい気持ちがありますけれど・・どんな御家でも2種類のお雑煮を用意することはないでしょうから・・・主婦にとっては面倒ですからね。とここまで書いてわがも30年以上実家の習慣を我慢していたのだと気づきました。時には実家の母のお雑煮を食べさせるべきでしたね。恨まれているのかもしれません。来年は妹には我家の雑煮を振る舞い、には実家のお雑煮を食べて貰いましょう。
2009.01.05
お久しぶりのブログアップです。このところ、ゴルフ系のブログばかりやっていたのでこちら縁遠くなってしまいました。さて、今年もあれこれと書いてきましたがいよいよい大晦日です。コメントを頂いた方、閲覧だけの方とありがとうございました。何とか、この1年も健康に過せました。今年を振り返っての感想などもあるのですが、今年は文章にするよりも心の内にしまっておく事にしました。 世の中は難しい時代、世相ですがこんな時こそブログでの交流も楽しいものにしたいです。それでは皆さん良いお年を・・・
2008.12.31
来年の干支は何かご存知ですよね。というわけで来年の干支に因んでのお話です。干支とかいてカンシと読みますよ。エトではありませんよ。安岡正篤先生の干支学からです。なお、昔の暦は太陽暦ではなく太陰暦ですから、この新年というのは2月の節分から始まるのが正しい理解です。平成21年 新年の干支に思う(正々堂々、迷乱を治める年)関西師友協会 平成21年の干支(かん・し)は、己丑(コ・チュウ、つちのと・うし)であります。正しくは己丑の年、俗に言えば、うし(丑・牛)年です。 この己丑の年は干支ではどうなるのか、又この年、我々はどうすれば良いのか。 安岡正篤干支学を参考に述べますと まず「己」という文字は、10干の第6番目・つちのとで古文によりますと、三つの横線と二つの縦線とからなっており、糸筋を整える・糸の乱れを正して、治める、という意味を持っています。つまり麻のごとく乱れた、物事の紊乱(びんらん)状態を紀律すべであることを示しています。 また、「己」はキとも読み、「紀」と同じく「己(おのれ)を正す」ことを本義としています。即ち、己を正しくして、筋を通す、物事をよく整理して、筋道を正すということです。 何事も決断をせずに放って置くと、糸の縺れたように何が何だか分からなくなってしまい、尋常一様の手段では解決出来なくなることを戒めているのです。 従って、国家であれ、会社であれ、家族であれ、何事につけても、紀(規)律・法則・道というものを、鮮明・明確にしていくことが大事であります。 また、「己」は「起(き)」にも通じ、屈曲したものが伸びる、起(た)ちあがる・奮起・奮い起つ、という意味も持っています。 一方、「丑(ちゅう)」の字は、又と|との合字で、右の手を挙げて伸ばした象形文字といわれます。母の胎内にいた赤ん坊が、体外に出て、今まで曲がっていた手を伸ばす、あるいは、手の指先に力を入れて強く物を取るという所から、「始める」「結ぶ」「掴む」という意味を持っています。また、「丑」は、糸偏をつけると「紐(ちゅう・ひも)」で結ぶ・束ねる・統率する意味があるとされます。団体にせよ、個人にせよ、生命体のさまざまな要素・要因を結び合わす、結合・結束の意味で「紐結(ちゅうけつ)」「紐情」などの熟語もあります。 以上要するに、「己丑」(つちのと・うし)の本年は、何事に対しても、正しい筋道を通して、物事の乱れを治め、整えて行く、紀律、道義というものを正して行くことによって大いなる発展が期待できる年であります。『春秋』という中国古典に「撥(はつ)乱(らん)反正(はんせい)」という言葉が出てきますが、その意味は、まさに世の中の乱れをおさめ(撥)て、正しい状態に反すことであります。「己を正す」精神で、己を尽くし、正々堂々と行動すべき年でもあります。
2008.12.05
暫くこのブログをお休みしてました。先月末はゴルフ観戦に宮崎まで1泊2日で行っていたのとその後に結婚した末娘が帰省して、当地でお披露目のお食事会があったからです。そして、今月は何かと忙しい師走なので・・・と言いつつ他のブログはしっかりやっていたのですから・・・単なるサボリだったのでしょう。ブログというのは、書く気持ちさえあれば書けるのですが、その気がないと全くダメです。ということで復活しましたのでご休心下さい。
2008.12.05
今日はある方のお見舞いに行ってきました。昔の職場の先輩なんですが・・・今月の検診に行って会計をしようと待っていたら、この先輩の方のお嬢さんと偶然お会いしたのです。楽々「どうされんですか?」お嬢さん「父が入院しているんです」楽々「えーっ、お元気と聞いていたのに・・・」お嬢さん「この夏から少し体調がすぐれず、夏は暑いから無理しないようにと言って外出なんかを止めていたのが悪かったのか・・・。母と同じで呼吸が苦しいというので肺の方なんですが・・・」楽々「それでは、すぐにお見舞いしましょう」お嬢さん「ありがとうございます」というわけで会計を済ましてお会いしました。ご本人はテレビで相撲観戦中でしたが、鼻には酸素吸入用のパイプがありました。あれこれとお話すると「夏場から少し体力が落ちていたのか、呼吸が苦しくなって医者にかかってこちらの病院を紹介されたのです」とのこと。丁度連休だったので、親戚一同があつまり前日まで自宅療養とのことでした。自宅に戻れるのですから、「良かったなぁ」と思っていましたが、お元気な時分を知っているだけに弱られているのはわかります。そして、今日は改めてお見舞いに行きました。病室を訪ねると違う方の名前があったのでナースステーションで「退院されましたか?」と尋ねると「連休に自宅に戻られたけれど今日からまた入院されてます。病室が変わりました」とのこと。早速新しい病室に伺うと遠方からご長男夫婦も来られていて、前回お会いしたお嬢さん夫婦も来てました。40分ほどお話したのですが、「自宅に帰ったのは良いけれど熱が出て・・・。どうも前回同様に肺炎になりかけてたのかも・・・」ということでした。病院で点滴したりして持ち直しているようでお元気な様子でした。しかし、お話をすると「もう、おしめしてますよ。慣れましたけど・・・」との事でした。いつかはこの世を去るのは皆同じでけれど、奥様に先立たれて、お1人住まいが暫く続いたのが堪えたのでしょう。団地の一軒屋に住むというのは、高齢者には大変なことなんですね。マンション住まいが良いのでしょうが、人生の大半を一戸建てで生きてきた方にマンションというのは辛い決断のようです。楽々の老後を考えるといつかは自分も選択する時が来るのかもしれません。さて、病室を後にして廊下を通って他の病室を見ると「連休」というのに高齢者がベッドに横たわり寝ておられます。不思議なことに大半の人が口をポカンと空けて眠っています。鼻呼吸よりも口呼吸になってしまうのでしょうか?連休に家族の下にも帰れないで入院しているのは寂しいことでしょう。高齢化社会というのですが、かつて日本の高度成長を支えた人々が病院に横たわっているのを見ると何か寂しい気持ちになりました。元気で町を歩き、買い物したり、他人とお話したりと楽しみのある方は良いのですが、病気で入院していると大変です。在宅療養なんて言葉は簡単ですが、ご家族の事を考えると本当に大変です。
2008.11.24
一昨日からのニュースで驚いたのは、厚生省の元次官だった方2名の自宅が襲われて、1組のご夫婦が亡くなり、奥様が重症との報道です。なくなられた山口剛彦さんご夫妻に哀悼の意を表したいと思います。そして吉原健二さんの奥様にはお見舞いを申し上げます。犯人の捜査はこれから埼玉県警と警視庁の捜査本部によって解明されていくので経緯を見守りたいと思います。犯人は誰かという関心が深いし、早期逮捕を願っています。今回の事件は、共通点が多く宅急便の配達を装っての犯行ですし、犯行は刃物によって行われています。楽々の直観としては「旧社会保険庁職員」なのかなぁと思ったりしてます。この1年間は、年金問題で騒がしく、旧社保庁の職員も対応に追われていたようです。次から次へと問題が発覚し、報道され世論の非難を浴びるし最後には組織の委譲まで行われました。この10年あまりの間に組織が何度も変更され、さらに世論の批判を浴びるような「消えた年金」という問題があったり、労組との間に不可解な協定を結んでいたりと不信が募る情況でした。特に組織の移行、委譲に伴い採用されない人もいました。処罰を受けた人は雇用しないと枡添大臣も言ってましたね。今回の凶行は、社保庁関係者かなぁと思ったのは年金関係を仕事にしてきた厚生官僚とその家族が標的になったからです。年金は、大半の国民に関係することですから年金制度に不満を持つ人の可能性もあります。しかし、普通の人が年金について不満があるからと言って厚生省の元次官を襲ってもあまり意味がないと思います。怨恨というようなものではないでしょう。そんなことを前提にして犯人像を予想してみると1.年金とは縁の遠い職業の人ではない。つまり個人商店などに勤めていた人ではないと思います。ある程度の規模、組織のしっかりしている企業、団体、官庁などに勤務していた人でしょう。2.年齢は50歳台以上でしょう。40代が年金を恨みに思うことはないはずです。3.用意周到ですから、粗暴犯ではなく確信犯ですね。住所とか、名前などを事前に調べていたようですから、技能系の仕事つまり現場職ではなくデスクワークを主としていた人でしょう。4.「テロ」という言葉がありますが、「要人」を暗殺するという意味ではテロではありません。組織としての犯行声明も出ていませんので、単独犯行でしょう。5.連続して犯行をしていますが、時間、犯行現場の距離からして「感情的な犯行」ではありません。犯行に至る動機は相当に根が深いと思います。6.新聞の報道から見ると右利きの人ですね。右の背中を刺してますので・・7.凶器は小型の出刃包丁でしょう。片刃とありましたから・・・8.夕暮れ時の凶行なので犯人の人相などを特定するのは難しいでしょう。しかし、生存している方がいますので人相書きなんかで公表されるでしょう。服装は作業着に野球帽となれば「宅急便」なんかと皆さんが思いますね。経営の苦しい企業に指南して年金の掛け金を偽装していた人もいました。指南役はともかく、年金を誤魔化していた企業がいて従業員は支給受ける事になって年金額が低すぎて驚いた人もいるのかもしれません。こういう人が政府と企業に恨みをもつのはわかります。何十年も働いて来て、企業でも真面目にやってきたのに、本来取得できる年金が貰えないとなれば怒るのもよくわかります。
2008.11.21
病院が終わって破れかけたジーンズを買おうと町のユニクロに行きました。ジーンズを買うのは4年ぶりでしょうか?菜園の手入れやら庭木の剪定の時やら何かと作業着で重宝してますし、普段着としても愛用しています。今年の夏にもう一枚のジーンズが破れたので廃棄したのですが、もう一つも・・・はユニクロ愛用者なので「ジーンズが無いなら困るでしょ」というわけで尻を叩かれました。家を出る前にベルトのサイズを確認してみる為にメジャーで計ると90センチ?でした。職場の検診では85センチなのに肥ったのでしょうか?ユニクロに着いてあれこれと物色して紺のジーンズとコーデュロイの黒と綿のパンツを選びました。安売りしてましたからね。短足胴長の日本人体型の楽々ですから、当然ながら裾直しが必要なので販売員の方に試着をお願いしました。少し短い89センチのものを手にして試着すると・・・・何と大きすぎます。そこでサイズダウンして86センチを買いました。裾直しも20分で終了・・・家に帰ってタグを外して早速履いてみました。満足です・・・そこで「ちょうど良いサイズ・・・」とに報告すると「ユニクロの標示は少し小さめなのよ。つまり大きいサイズでも入るのよ」とのこと・・・何だか悲しくなりました。今も試着を続けていますが、今までのゆったりしたものと違って細身なんでキツイ感じがします。それと股上が短いので下腹に余裕がありません。若い人の体型とは違うでしょうね。とはいえ、今日のユニクロは若者よりも熟年が多かったですよ。ユニクロブランドというのは若者のブランドと思ってましたが、熟年のファンもいるんですね。ユニクロさんはどういうリサーチをしているのかわかりませんが、柳井社長さん・・・熟年者も愛用しているのですから熟年ブランドを作って欲しいなぁ・・・・そんな事は商売上手のユニクロだから承知の輔なんでしょうけれどね。
2008.11.17
今日は1ヵ月ぶりの検診の日です。月曜日の午後とあっていつも混んでますので少し時間を遅らせて2時半に病院についたのですが・・・受付すると直ぐに血液採取されました。今日は何か順調かなぁと思って採血が終わって、採尿用の紙コップを貰ってトイレまで行きました。トイレに窓があって採尿した紙コップを窓の向こうに置けば完了なんです・・・今日いつもの調子でトイレのドアの前に行くとドアの鍵は「青」・・・つまり前任者はいないということです。念の為に、ドアをノックしてみました。「コン、コン・・・・」反応なし・・・間違いはありませんね。ドアノブは「青」だし、ノックに返事もないんですから・・・勢いよくドアを開けると・・・・「ギョえーっ」・・・ そこには女性が座っておりますよ・・・不思議な顔というか「何か?ご用?」なんて顔してますよ。 真面目な楽々は決して○○○には視線を移しませんでしたよ。断じて私は倫理道徳に反することはしておりません。神仏に誓って女性を辱めるようなことはしてません。堪らず・・・「失礼しました」・・・ガチャンとドアを閉めました。用が終わって、出てきた方を観察すると・・・女性ではありましたが、お婆さんでした。・・・少し残念????楽々の顔も見たはずなのに「失礼しました」という挨拶もありません。楽々もご無礼しましたというべきなのかなぁと思いましたが、病院の廊下で「いえいえこちらが鍵をかけてなくて、変な姿をみせてしまって・・・」とご返事頂くのもいけないと思ってお声をかけませんでした・・・・この女性堂々としてましたね。恥ずかしいなんていう感じは全くありませんでした。待合室でも顔を合わせたのですが、「羞恥心」なんてどこに・・・というお顔でした。女性も年齢を経ると「度胸」が据わっておりますね。男性の楽々の方が恥ずかしくなってしまいました。女性の皆さん・・・病院の採尿用のトイレでは是非鍵をかけて下さい。せめてノックには返事をして下さいね。マナーを守って下さい。
2008.11.17
この数日、ブログネタがなくて・・・とは言えゴルフ関連ではブログ書いていたのですけどね。この終末はゴルフのテレビ観戦でした。女子ゴルフは異常な熱戦、混戦、乱戦模様になってましたから・・・宮里藍さんが急遽参戦して、横峯さくらさんと2日目は廻るというような事もありました。最終日は古閑美保選手の神懸かりのような5連続バーディなんてこともあって勝負が決まりました。男子ゴルフの中継も見てたのですが、こちらは太平洋ゴルフクラブ御殿場コースという有名なコースで富士山も綺麗だし、コースも素晴らしい林間コースでした。試合の成り行きよりもコースの美しさに目を奪われていました。女子ゴルフは今年も試合数が増えて37戦ということですが、賞金額は男子に比べて半分ということです。テレビ視聴率は男子を上回っていると思いますが石川遼選手がプロになって随分回復していると思います。男女のプロゴルフの人気には随分と差があるのですが、これについてはこれまでも色々なご意見があるところです。宮里藍、横峯さくらと世代と年齢を超えた人の支持がある強い選手が出てきた事が一番でしょう。そして、地道な協会の努力もあったし、若手が次々に登場するし、今年は17戦目まで毎回優勝者が違うということもありました。世代交代期であったので若手選手が割り込む余地もあったのですが、そればかりではなかったと思います。女性ゴルファーが急増しているのもその原因ではないかと思います。ゴルフウェアなども注目を集めているようです。20代前半の女子プロゴルフの選手は幼い時からゴルフをしていてアマチュアの競技にも参加して実績を上げている人が多いですね。試合慣れしているのでプロ転向後もそれなりの結果を出せるのでしょう。とはいえシード権を確保できるのは毎年のプロテスト合格者の中で数名です。
2008.11.17
この数日、田母神論文について書いてきましたが、マスコミや国会の議論は少しピントが外れているような気がしてなりません。日清、日露戦役で日本が獲得した権利は国際法でも違法ではないし、列国の監視のなかで正統に得た権利だと思います。この日清、日露戦役で得た権利すら「侵略」というならば、清国との間に条約を結んだ国は全て侵略国家となってしまいます。さて、田母神論文を詳しく読むと・・・全文はこちらです。日米開戦直前にアメリカが日本に要求したハル・ノートについて触れられています。これを起草したのはユダヤ系のハリー・ホワイトという財務次官補で「ソ連のスパイ」でした。アメリカは1940年代半ばから35年の時間をかけてソ連の暗号を解読したのですが、それによってハリー・ホワイトはKGBのエージェントであったことが判明しています。つまり、ソ連の影響を受けて日本が受け入れ難い「ハル・ノート」ができたと考えられます。日本にもゾルゲ事件に関連して尾崎秀実氏が検挙されソ連のスパイであったゾルゲとともに死刑になっています。尾崎氏は、近衛文麿の近くで仕えた人物であり、日本の中枢の動きがゾルゲ経由でソ連には筒抜けになっていたのです。ハリー・ホワイトがエージェントだとわかったのは「ヴェノナ文書」という暗号が解読されたからです。マスコミではこの事を全く報じていません。田母神氏がこの論文を書いたのはこういう事実を国民に知らせたいと考えたのかもしれません。ヴェノナ文書はアメリカ、イギリスによって解読されたのですが当然の事として日本に向けたものも解読しているものと思います。それこそが歴史的な意味があることです。残念ながら、日本ではソ連の諜報活動の全容について全く知られていません。田母神氏が論文で指摘していることは誇大妄想、事実無根のことではなく、知る人ぞ知る事実ですが、論文発表を機会に広くこの事実をしらせようと思ったのでしょう。残念ながら日本にはスパイ法も国家安全法もありません。内外のスパイにとって天国のような国です。この事も重要なことです。いくら自衛隊が装備して訓練しても「スパイ活動」はやりたい放題では士気も下がるでしょう。田母神問題についてマスコミは「侵略戦争、歴史観」と言った捉え方をしていますが他にも重要な意味があるのですが・・・・マスコミももっとしっかりして貰いたいものです。
2008.11.12
田母神氏の論文事件についてこれまで何度か触れてきました。楽々も自衛官の方と会ってお話する機会などがありましたが、その時の話や挨拶などで申し上げてきたことは・・・1.わが国は民主主義国家であり、憲法を下に法治国家として存在している。よって自衛官には、「民主主義」を守るという国家の意思、国民の期待を承知して欲しい。2.自衛隊だけで国防が担えるわけではない。広く国民や地域の人々の支持があればこそ、国防の任務が果たせる。いかなる装備、兵器、組織があったとしても近代戦では、国民世論の支持がなければ砂上の楼閣のようなものである。3.国防とは、実際に戦争、戦闘をすることだけではない。周辺国の情勢や世界的な情勢からも、国民の支持を受けた自衛隊が高い意識を持って事態対応能力を磨く必要がある。4.国民の支持をうけず社会から遊離した自衛隊は意味がない。このような事を言ってきました。楽々が一番心配しているのは、自衛隊を「社会に不必要」と考える勢力があることです。本当は、国民の前に立ち、日本国や国民の生命財産を脅かすものを排除する為の組織です。国防はどんな国であっても必要なことです。自らを守る軍事組織がなければ、歴史を見ても国土や国民の生命財産を蹂躙されてしまいます。卑近な例は湾岸戦争時の「クウェート」です。侵略の意図があれば、国防意識のない国家は数日で占領されてしまいます。残念ながら自衛隊だけでわが国を守ることは難しいのです。国土こそ狭小ですが、領海は広い国ですし国家の存亡が掛っている「シーレーン」は膨大な広さがあります。そして、脅威なる周辺国の「軍事能力」は近年とみに高まっています。わが国の国防を単独で行うのは難しいという事なので「日米安保条約」を結びアメリカと連携をして東アジアの均衡、安定を求めているわけです。今回の事件で不思議なのは中国、韓国などの批判が少ないことです。歴史認識について教科書問題などでは大きな騒ぎになるのですが今回はこれが少ないのはどうしてでしょうか?確かに、日清、日露戦役で日本が結んだ講和条約は国家として認めたものでこれを否定することはできません。田母神論文を批判するとなれば、自国の過去の講和条約をも否定することとなります。田母神論文については、既知のことでもあり批判すべきものではないと考えているのでしょう。それにしても教科書問題との温度差が少し気持ち悪いです。
2008.11.12
今日の国会で田母神前航空幕僚長の参考人質疑がありました。帰宅して、論戦の全文を読んでみて「お粗末な論戦」だったという感想です。論点を整理すれば1.自衛官にも「言論の自由があるか」という問題です。これは、麻生総理もぶら下がりの取材で言ってますが、日本国憲法ではいかなる国民であっても言論の自由、信教の自由など他の国民同様に保障されています。楽々も全くその通りだと思います。自衛官に言論や信教の自由を認めないとすれば、他の公務員も同様の事となってしまいます。言論や宗教の自由はありますが、結社の自由はありません。つまり労働組合を作るようなことはできません。自衛官、警察官はその意味では特殊なわけでこれは自分の生命をかけて職務を行うからです。2.航空幕僚長としての論文として適切であったか?私的な見解を発表することは自由ですが、「政治的立場」を勘案すると不適切であったと思います。少なくとも政府機構、統治機構の一員ですから、慎重な発言が必要だったと思います。確かに近年の資料発表によれば、田母神説のようにルーズベルトが開戦を望んでいたと思われるものもありますし、ソビエトによる謀略や中国共産党が「張作霖爆殺事件」に関わっていた可能性も否定はできません。東京裁判が絶対に正しい真実かどうかは疑問の余地があります。東京裁判のいかがわしさは、事後法によって裁いたことです。人道、平和への罪と後から訴求された罪によって裁かれたのです。この点はインドのパール判事などが東京裁判の結果を厳しく批判しています。しかし、自説を公にすれば問題になることは承知であったと思います。確信犯として問題提起したとすれば、この態度は自衛官には相応しくないと思います。問題を生ずる事で世間に自説を知らしめるという効果はあるでしょう。しかし、今回の事件で田母神氏を支持する勢力、支持しない勢力が自衛隊の中に生じたと予想されます。軍隊の中で意見が割れることや分裂することは「敵」の望むところです。今回の事件について韓国、中国、北朝鮮などの報道について日本のマスコミが積極的に報じていないのが気になります。これらの周辺国が反応していないのは日本国内の軍事組織である「自衛隊」が国会内で叩かれているからです。つまり自国に有利に働いているからでしょう。3.文民統制についてこれは、完全に機能していると思います。国会であれこれ言う前に政府の判断として不適切だと判断されて処分されました。文民統制とは、政治が軍に優先するということであって防衛省の背広組に組織統制の権限を与えているわけではありません。文官の優位を意味しているわけではないと思います。今回の事件では、文民統制機能が働いたと思います。反対に守屋事務次官の問題などは、これを統制する機能がなかったと言えるでしょう。4.楽々の心配国防については与野党であれ、同一の見解を持つべきです。憲法改正というのは自民党の大きな政治目標ですが、民主党も憲法改正をしないとは言っていません。残念ながら安倍内閣時代の憲法改正論議は参議院の与野党逆転によって頓挫してしまいました。そして、現在の経済危機によって国防についての論議や憲法改正についての熱が冷めています。こういう環境の中で、国防についてしっかりした論議をしないと将来のわが国の安全を得ることはできません。政権奪取にのみ熱心な野党ではいけません。何よりもこういう議論で現職自衛官の士気が下がり、つまらぬ組織となるのが心配です。金を掛けて育成した組織が役に立たないとすれば問題です。
2008.11.11
夕方、菜園に出て夏野菜のトマトの一部とオクラを撤去してきました。この夏もトマトもオクラも頑張って良く食べました。まだ、トマトとピーマンと茄子に青胡椒が頑張ってます。撤去した後は耕運機で耕して、牛糞を入れて冬、春野菜の準備です。大根や蕪もだいぶ大きくなってきました。渋柿は今年は調子が悪くて少ししか獲れませんでした。全部19個、内3個はカラスの啄ばんだ後があったので・・・放棄です。夕食が終わって1人で皮を剥いて干し柿にします。本当は、風の通るところで乾燥させたいのですが、カラス君が気になるので物干し部屋に吊るしました。紫蘇も種が全部落ちたところで撤去です。紫蘇の葉も天婦羅にしたり、ソーメン、冷奴の薬味につかったりしました。まだまだ庭にはバッタがいて美味しい葉っぱを食べてますね。さて、週末から今日にかけて麻生総理批判が姦しいですね。ホテルのバーで飲むと言えば、高い、高級、庶民感覚ではないとバッシングされ結局は公邸を利用する方向だとか・・・。公邸でするとなっても専属の料理人もいなければ、サービス係りもいないわけですからホテルからのケータリングになってしまいます。とぢらかがコストが高いのか考えればわかることです。報道機関の姿勢としては、「麻生けしからん・・・」という姿勢が各社の方向のようです。自分たちの思いで報道してもらっては困ります。給付金問題にしても、高額所得者問題があったとしても「緊急に対策」することが大切なはずです。あーだ、こーだと言っている間に景気はどんどん悪くなるわけですから・・・マスコミに批判的なのは、このところガソリンが安くなってますね。130円を切るような店もあるとの話です。も先日同級生の店でガソリンを入れたら飛んでもない値段で驚いたということです。安くなったガソリンの話は話題になりませんね。灯油も少しかったそうですが、こちらは未だガソリンのようには下がっていないようです。楽々家も昨年から灯油だけでは心配なのでガスファンヒーターを併用しています。これならいつでも使えますし、燃料を買いに行く必要もありません。こちらは値上げのようですし、電気も値上げですね。
2008.11.10
ニュース23のキャスターだった筑紫哲也さんが亡くなりました。ご冥福をお祈りします。朝日新聞出身でしたし、朝日ジャーナルの編集長だったんですね。若い人に朝日ジャーナルと言ってもわからないでしょうね。学生運動華やかなりし頃の、学生にはよく読まれていました。一言で言えば左翼系の論調でした。何だか難しい事が書いてあって、これが理解できないようでは学生ではないなんていう感じでしたね。「朝日は赤い」なんて言われてましたが、その中心となるような週刊誌でした。しかし、筑紫さんが編集長をしてい頃はもう退潮期であったと思います。1人のジャーナリストの死について先週から色々と報道されているのですが、楽々の「死生観」も随分変わりました。狭心症になって以来、あまり死の恐怖がありません。人間はいずれ死んで行くという宿命があるわけですから、それを恐れては生きるのが辛くなってしまいます。死には色々なケースがあって、今の時代にも「戦死」する人がいるし、不条理な死を向かえる方もいます。交通事故もそうですが、テロの巻き添えになる方もいます。あるいは、事件に巻き込まれて亡くなる方もいます。死を望んでいないのに突然亡くなるケースです。多くの日本人は、病院で亡くなる「病死」が多いのだと思います。これは一番恵まれた死に方かもしれません。生命体としての人間が自然の営みの一つとして病を得て、亡くなる・・・これは誰もがいつかは来ることです。楽々も高額医療の処置を受けたので、偉そうなことはいえないのですが多額の医療費を使って命を長らえるのが幸せなことなのか、どうかはわかりません。もしも自分がガンになったらと考えると「無理な治療」をせずに死にたいという気持ちがあります。遅かれ早かれ来る死を少し引き伸ばす為に「治療」という名目で闘病して高いコストを掛ける意味があるんだろうかと思います。現代の日本では「生命」が絶対的に優位です。生きるということに万人が価値を見出しています。しかし、一方では年間3万人も自殺者が出る変な社会でもあります。「生きていれば良いことがあるよ」という言葉もありますが、良いことがあるから生きていけるのではないかと思うのです。良いことがないと予想するから3万人の自殺者が出るわけです。楽々には自殺願望もないし自殺を肯定することもできません。自死というのは、先祖から伝わってきた生命を断絶させることですから無責任な最後ということになります。そして、残された家族や周囲の人に長く悪い記憶となって残ります。楽々もこれまで2名の「自殺事件」に遭遇しました。1人は若者で「恋」が原因でした。もう1人は熟年で「仕事」が原因でした。いずれも家族には悪い記憶となってますし、楽々を初め周囲の人には重い体験でした。自死の場合は、自らの意思で死を選ぶので本人はそれほどの苦しみはないのでしょうが、周囲には苦悩を残します。この点でもやってはいけない事です。事故死にも何度か遭遇しました。これも大変ですが、原因と結果がわかれば少なくとも関係者にとって事実は終了という形です。後は事後処理業務になります。ご家族にとっても突然のことですが、結局は時間が経過して記憶が薄くなるのを待つ以外にありません。問題は、病気による死です。小さな子供の死はこれはなんとも痛ましいです。特に難病と言われている場合は結論が解っているだけに、親も子も辛いことです。生命力がなかったとか、運が悪いというだけでなく、「これから」という人生の将来があっただけに悲しみも深いわけです。しかし、ある人生を生きてきて熟年になれば「覚悟」をしておく必要があります。楽々の友人たちともこんな話がしたことがあります。死が恐いという人もいれば、ジタバタしても仕方がないので受け入れるという人もいました。高齢社会になって高齢者の医療費が増えて行くのは事実です。治療を受けるとなれば医師による治療方針が示され、患者はそれを受け入れるだけです。自ら「そんな治療は受けない、いずれ死ぬのだから・・・」と言える人はどのくらいいるのでしょう。あるいは「そんな高い医療費は払えないから治療は受けません」と宣言する覚悟がお前にはあるのかと尋ねられると後ずさりします。しかし、無駄な事をして時間稼ぎのような治療であるなら止めたいとも思います。「覚悟」をどう持つかで自分の生命の終わりを決める・・・自分の命だから自分で決めたいと思うのは手前勝手でしょうか?死への恐怖心を無くすのは結局は「宗教」ではないかと思います。宗教は麻薬だと言ったのはマルクスだったと思いますが、論理ではなく「信仰」によって心の平安を持とうとするからでしょう。あらゆる事が論理として理解され、実行されていますが「宗教」があればこそ人間の不安もなくなるのでしょう。
2008.11.10
昨日の夜からアクセスカウンターの異常に気が付きました。何だかアクセス数が多くなっていて・・・アクセスする方のアドレスをみたり、数人にアクセスしてみて大半は営業サイトですね。アチラ系とかネットショップ系ですね。それ以外の方は少ないようです。更新頻度が高いとアクセス数が増えるんでしょうか?自動的にアクセスする仕組みもあると聴いてましたので、色んなサイトが手を変え品を変えてアクセスしているのでしょう。お陰さまで変なコメントが少ないのが救いです。削除の手間がありませんから・・・昨日はすっかり硬い話をしてしまいました。お読み頂いた方にはお時間を取らせてしまいましたね。日曜日午前中の各局の番組に飽きたりないし与野党の勝手な言い分を聞いても仕方がないので・・・自分なりに情報収集した結果を掲載しました。これも自分の考えを纏める作業の一つと思っています。世界の中の日本を考えるとアメリカと中国との関係がこれからも日本に大きく影響するでしょう。これは地政学からしても当然です。ユーラシア大陸の東端にある日本列島はですから古くから大陸の影響を受けてきました。また、太平洋の向こうにあるアメリカからすると日本列島は中国、朝鮮半島、ロシアの不凍港を押さえ込む要の位置にあります。太平洋の覇権を維持するには必要な地域です。日本が中国との関係に一定の距離を持つ必要があるのは、共産党独裁の政治体制であり民主主義国ではありません。国名は「中華人民共和国」ですが、政治は共産党以外の政党を認めない独裁国家です。しかし、経済は資本主義化しており、今後もこの流れが続くでしょう。中国経済の問題は、「貧富の格差」が沿海部と内陸部で広がっていることや都市の中でも貧富の格差が酷くなっていることです。経済がいつまでも成長すればよいのですが、資本主義は景気の変動があり不況となった時には雇用や所得が下がってきます。この不満をどう解消するかが問題です。現在の中国は強力な治安体制でこれを押さえ込んでいます。宗教であれ政治主張であれ自由にできる体制ではありません。これは、ロシアの共産主義の終焉によって異民族の共和国が独立していった歴史を知っているからです。そして、民族独立が結果として中国の体制を揺るがすことになると予想しているのです。中国は経済成長とともに軍事費を増加させ巨大な軍隊を保有する国です。他の国と大きく違うのは、人民解放軍が税金で賄われているだけでなく軍隊が経済活動をしていることです。食料や衣服なども自ら賄うという軍隊なので、実は軍関連あるいは軍隊の影響下にある企業がたくさんあるわけです。中国は、軍事大国なのですが、共産党を支えるものは軍隊でもあります。中国がいつまで現在のような統一国家であるのかは、この中国軍のあり方次第だろうと思います。政治、宗教が自由化されると、国が分裂する可能性があります。東北部、南部、中央部など3つから4つに分かれるのではないでしょうか?歴史的にも「魏呉蜀」の三国誌の時代が想像できます。中国の歴史を見ると「統一と分裂」の歴史でした。長い時間で見ると分裂もありえるでしょう。中国が統一国家として暫くは続くでしょうが、アメリカのように世界覇権を狙うのかどうか、少なくとも太平洋の西部には影響力を持ちたいと考えるのは理解できます。大陸国家が海洋支配をしたいと考えると日本にとってのリスクが高まります。日本は、周囲を海に囲まれた国ですから、現在も将来も資源を輸入して加工貿易をして国家が存立しています。シーレーン、海洋の安全がなければ国家としては存立しません。この状況は太平洋戦争の時にシーレーンが確保されずに資源が途絶して国が陥った情況を見れば理解できます。少なくとも日本周辺の海洋の安全が保障されなければわが国は存立できません。現在はアメリカの圧倒的な海軍力によってこれが維持されていますが、これがなくなると日本にとっては重大な問題を生じるわけです。軍事というのは実際ら戦争をする、戦闘状態になることよりも「砲艦外交」ではありませんが、軍事プレゼンスをするだけで効果を発揮します。日本と中国の間には、領土問題があります。尖閣列島のことですが、中国は領海については「大陸棚説」をとっており、日本の200海里説とは違います。日本は、陸上面積の狭い国ですが海洋の領海は世界でも有数の国です。この領海、領土が侵犯される可能性があります。つまり、自由な航行とか、深海資源の簒奪です。そういう意味で中国との関係は、アメリカとの軍事同盟があればこそ平衡が保たれるということです。日本が中国と軍事同盟を結べばどうなるかと想像して下さい。現在の米軍基地が全部「中国人民軍の基地になるのです。結果として日本の防衛は中国によって左右されるということになります。中国にとって都合の良い話を受け入れざるを得ないということになるでしょう。アメリカと日本の間には領土問題はありません。故にアメリカと日本の共通の利害の下に「安全保障」「軍事同盟」「経済的な繋がり」を持って相互にメリットがあるわけです。中国とアメリカを入れ替えた時にどちらが日本にとって有利かと考えると自ずと結論は出ます。日本をチベットのような国にしてはいけません。
2008.11.09
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