臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2012年09月02日

★宅地開発計画が目白押しの横須賀。売れ残りリスクに危機感が無い？★

カテゴリ：売　地

人口の減少が続く横須賀市内に、大型宅地開発があちらこちらで進行している。

代表例は京浜急行が開発している佐島の丘。総戸数６６７宅地の大型団地だが売れ行きは不振だ。

次に森崎団地。急な坂道を上り、駅から遠く普段でも不人気なこの地に１．０００戸近い宅地供給が予定されている。一部はすでに販売が開始されているが予想通り苦戦している。

次が公郷にオリックスが１４１戸の宅地を販売しているがこれも大苦戦。

人口の減少が続く横須賀市内に、逆行するように大型宅地開発がどんどん進んでいる。

代表例は横須賀のへそに位置する佐島丘陵を開発した佐島の丘団地。
交通の便が悪く買い物も不便な場所で、唯一海に近い高台という所で、リゾート人気を当て込んだが見事失敗している。

最近では森崎団地だ。企業の社宅を壊したり、廃校となった学校の跡地を宅地化する開発が進行しているが、１０００戸近い分譲は最初から「無謀」という声が多かった。

公郷にはオリックスが１４１宅地の分譲をすでに行っているが、ここも売れ行きは芳しくない。

住宅地を造ればどこでも売れる時代が終わった。　余程場所を吟味して開発をしないと、利益より売れ残るリスクの方が大きい。

第三セクターの自治体すら土地販売に失敗して破綻する例が日本中に沢山出ている現在、横須賀市内に展開する民間企業の開発現場の行方がどうなるのか、あちらこちらでその噂が大きくなっている。