臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2012年10月11日

★売り主から直接依頼されていない売却情報は迷惑千万です。★

カテゴリ：売　地

しかも広さが２２０坪もありテナントビル用地としては最高な土地だった。

早速、弊社の役員を全員招集して購入の検討を始めた。　
土地代は総額２億円。　建築費を入れると６億円にもなるプロジェクトとなる。　

テナントの入り具合や、利回りなど、失敗は許されないので数値を入れて慎重に検討した結果、全員一致で購入する事で話がまとまった。

相手に正式に弊社が購入する趣旨の意向を伝えると、「１０月１２日までに契約日を設定します」と回答があって喜んでいた。

本日、仲介業者がやって来た。「すみません。売り主に対し銀行から部分抹消の承諾が得られず契約が出来ません」と言い訳に始終している。

不動産の売買は本来、抵当権を一部抹消する場合は、売り主と仲介者が事前に債権者の銀行に打診して承認を得ておく必要がある。それは不動産取引の基本だ。

それを手抜きして先に買い主を見つけておこうと奔走した業者の大きなミステークだった。
契約が成就していれば仲介業者に入る手数料は１２００万円となる。
絵に描いた餅で終わった仲介者はがっかりしていたが、真剣になって事業計画に取り組んでいた弊社もプロジェクトが徒労に終わりショックだ。