臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2012年11月17日

★東京電力の社員寮３棟と、土地３５００坪が売りに出て、入札を無事終了しました。★

カテゴリ：売　地

原発事故被害者の弁済資金を捻出するために、東京電力が公開入札により売りに出したマンション．家族寮．家族寮跡地を含め、約３５３４坪を１１月１６日に弊社も入札に参加しました。

落札出来るかどうかまだ未定だが、建売業者やマンション業者が購入するには色々と問題がある物件です。

まず、２棟ある賃貸マンションは昭和４２年築の老朽建物で解体の必要がある。
しかし、部屋はすべて第三者に賃貸してあるため強制退去させる事が出来ない。

つまり入居者が全部出るまで建物解体を待つ必要がある。それがいつになるか予測も付かない。１棟の建物解体費はざっと４０００万円と見積もられている。

更に残り１棟のマンションは代金納付後も、１年間は東京電力の社員をそのまま居住させておかなければならない条件が付いている。

高台で海が見える。陽当たりが良い不動産ですが、購入と同時に即開発行為も出来ない物件に何社が入札に参加するのでしょうか？　入札状況は開示されないので見当が付きません。

通常なら１坪５０万円でも飛ぶように売れる場所ですが、マンションの解体費や公園敷地の提供、上下水道の敷設、道路を造る工事費等を考えると１坪１０万円が入札価格の限度でしょう。つまり３億５千万がボーダーラインと考えて入札しました。

これで落札できなければすっぱり諦めます。　危険負担は負いたくない。
上手く落札できれば大いに勝算がある。

落札できれば大型工事となるので下請け業者も弊社の入札成功に期待を膨らませています。

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