おやじの冬休み観察日誌のまとめ 観察からの夢は大人でも広がる
う~む。久し振りに童心に戻ったように蝶に興味を持てた が素直な感想。この分野で詳しい人には当たり前のことでしょうが、私のような素人には燐粉観察は新鮮でした。もっと顕微鏡の高い機能や、接写距離が近くてもボケないカメラがあれば臨場感が表現できたのに、残念です。これ以上レベルを上げるには、費用が要すると思われます。それでも試みとしたブラックライトは、それなりに新鮮味がありました。
まとめてみると
1)覗いたチョウの燐粉はおおよそ50~120μmレベル。
(マイク ロスコープの付属ソフトで確認しました。)
2)ブラックライトでの蛍光は一部のチョウに確認出来た。何れも白い燐粉に認められた。
3)その他:
観察日誌に載せていなかった蝶の中にブラックライトでオヤッと思った蝶を2つ載せて置きます。
1)シロオビアゲハ
我が家の標本の中で最も蛍光を発したのはこのチョウ。おやじが仕事、子供と母親のみが沖縄のチョウ採集の時のチョウ。同じシロでも目視では蛍光は確認出来なかった例としてスジグロチョウを添付しておきます。(オスメスの差は認められるかもしれない。やや上のオスのほうが青黒く見える気がする)
蛍光の有無より、白の燐粉も物質は異なることが分かる。シロオビアゲハの白い燐粉は何で出来ているのか知りたい、この色の魅力はディスプレイや装飾分野の方なら絶対興味を持つはず。
2)キハゲハ
青い燐粉部分に着目。赤紫色に写っている。目視では何回も確認したがほとんど紫には見えなかった。携帯のカメラで撮ったらこの色であった。この部分の成分は近紫外線領域に対して顕著に反応または反射する物質の可能性が有る。この領域の波長での使用用途があれば面白いと思った。例えば生物観察などにマーキングと使用し、近紫外線下での挙動を観察するとか、紫外線と白色光を交互に当てて、青と紫を交互に移すパネルとか。(もちろん生産性、コスト、品質など全て無視した上での話です)大人の夢が広がった。
冬休みのおやじの観察日誌はこれで終り。仕事忙しく当面更新は期待できず。悪しからず。(ちなみに標本写真のラベルの汚い字は娘の小学生の時の字ですからねー)
参考とした資料
チョウはなぜ飛ぶか 日高敏隆著 岩波書店
ぷてろんワールド (ホームページの名前)
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