3月になりました。シーズン突入です。
'25 3月の近征ツーリングは、令和7年3月1日に
「雛祭りツー」として、児島に行ってきました。
まだまだ朝は寒いね。8時に自宅を出発。
先日DIY搭載したLEDも無事点灯しています。
児島の旧野崎家住宅へ9時着。
ここ児島地域は、明治時代から繊維産業が栄え、
国産の学生服や作業服の生産が盛んに行われていました。
しかし、1960年代に繊維産業の衰退が進む中で、
新たな産業として誕生したのが 「国産ジーンズ」 でした。
「旧野崎家住宅」は、国産ジーンズの聖地・児島で
注目を集める児島ジーンズストリートの中にあります。
旧野﨑家住宅は製塩業と新田開発で財を成した、
野﨑武左衛門が、その気宇に合わせて
天保から嘉永年間に次々と築いていった、
敷地面積約3000坪・建物延床面積1000坪の邸宅で、
瀬戸内の代表的大庄屋建築です。
長屋門を入ると、濃い緑を背景とした本瓦葺の主屋群が
軒を連ねて美しく、6棟の土蔵が威風堂々と立ち並びます。
御屋敷の要所、要所で、
ひな人形がお出迎えしてくれます。
ここは、金田一耕助の「犬神家の一族」や、
最近では「ミステリと言う勿れ」のロケ地に
なっていましたね。
表書院の南東に広がり陽のあたる明るい枯山水庭園は
これまで、大事なお客様を迎えました。
クロマツやヒノキ、ソテツなどが植えられ、
初夏になるとサツキの花が咲き誇ります。
奥には築山を設け、犬島石を用いた蓬莱石組が枯滝の
表現もかねています。
野﨑家の生活や仕事の中心になった主屋は
23間(約42メートル)もの長さで
九つの座敷を見通す圧巻の眺めです。
母屋の庭園は、枯滝や苔、奇石を中心とした
長寿や繁栄を願った蓬莱式庭園で、
観曙亭、容膝亭、臨池亭という
特色ゆたかな3席の茶室があります。
御屋敷裏の石積は、きめ細やかな備前積みによって、
すき間なく自然石がつみあげられ、高さは12メートル、
カーブを描きながら50メートルほどにわたっ
て続きます。
野﨑家の屋敷地では日中に50人ぐらいの人が
生活や仕事をしていました。
電気がない時代ですから、ご飯を炊くときはかまどで
薪を燃やして炊きました。
大正から昭和にもなれば、電気も一般的なものに
なってきますが、
ここ野﨑家では電気ストーブや万能七輪、トースターなど、
今では当たり前ですが、当時としては時代の先端をゆく
機械たちが使用されました。
広いお風呂や、
漬物倉庫や味噌蔵まで何でもあります。
土蔵は6棟の蔵がきれいにならんで立っており、
米や道具、書類などが収められていました。
実はそれぞれ建てられた年代が違っていて、
やなまこ壁の模様がちがいます。
現在は2棟を改装し、展示館となっています。
そうち1棟が、ひな人形展示館となっていて、
野崎家の豪華絢爛な雛人形が展示されています。
なかでも、今日の一番のお目てである
「享保雛(きょうほうびな)」は、
冠までを含めると高さが約80cmもあり、
ひときわ存在感がありました。
明治初期に岡山藩主だった池田家から野﨑家に
贈られたもので、下側から顔をのぞくと
ほほえんだ表情に見えるのが特徴です。
もう1棟の展示館は塩業の歴史館です。
千両箱がお出迎え
要予約ですが、塩作り体験もできます。


併設展示の「お雛様同窓会」へ行って見ましょう。
会場は野崎家から徒歩すぐの、野崎家迨暇堂。
『野﨑家別邸迨暇堂(たいかどう)』は、
住宅とは別に迎賓館のような役割で建てられた別邸です。
特別な催しを除き一般公開されていない
国登録有形文化財にも指定されている貴重な建物です。


野崎家所有の物ばかりではなく、
地元の住民から寄せられたものを中心に
約600体の豪華なひな人形が一堂に並べられます。
ずらりと並んだおひな様は壮観ですね。
おひな様以外にも、普段は一般公開されていない
邸宅内を見て回ることがも可能なんです。
お昼までもう少し時間があるので、
ジーンズストリートを散策しますが、
まだ11時前なので、
ほとんどのお店が準備中。



ストリート入口のメイン店街まで来ました。
デニムのデカ看板がお出迎えです。
バイカーの好きそうなアイテムのある、
コジマジーンズさんや、
アイアン・ハートさんがこの界隈にありますが、
営業は、もうちょっとしてからかな。
児島に来たんだし、お昼は「こうた」一択かな。
倉敷市の中庄にもお店が出来たけど、
本店はこっちなんで。
豚骨醤油と魚粉をベースにしたスープはあっさり。
極細麺と肉厚のチャーシューは柔らかめの仕上がりで
やっぱり美味いなあ。肉そば大盛ね。
帰りの道中の鴻ノ池SAで岡山の路線バスが勢ぞろいの
イベント「バスまつり2025 イン こうのいけSA」が
開催されるのを事前にキャッチしてたんで、
ちょっと寄ってみました。
バス会社のグッズ販売や中古部品販売ブースがあったり、
客席を抱えている人がいたから、コアなファンは欲しいものを
既にゲットしてると思うので、これらは多分売れ残りかな。
らくがきバスといった体験型イベントや、
どうしても覗いてみたかった、降車ボタン
「禁断の押し放題」
ちゃんと整理券もバス仕様で、
もう楽しい。
懐かしいブザー音のものから
最新のアナウンスの声のものまで、押し放題。
カラクリは、こっちが降車ボタンを押したら、
裏で係のおじさんがリセットボタンを押してくれてて、
双方でボタンの押しまくり合戦状態でした。
結局、時間が合わなかったバス開体ショー。
各バスには客席のみならず運転席に乗れます。
お目当てのボンネットバスにの運転席にも着座しました。
ボンネットバスの手前側の2台には、
お世話になりたくないですね。
ほんのりデニムカラーの塩ソフトクリーム食べて、
無事帰還しました。
塩ソフトクリームの抽選の景品で
もっついハンカチ頂きました。
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