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2003年02月06日

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読売新聞(２月５日版)にこんな記事が

『乗客も力添え間に合った』
◆◇◆千葉県と東京を結ぶＪＲ京葉線で三日朝・・・・・ノンストップの快速電車を途中駅に臨時停車させる特例処置が取られた。・・・・・満員の乗客を縫うようにして、中学生を最後部車両まで連れて行ってあげたりした。申し出を受けた車掌からの連絡に、ＪＲ千葉支社も「若者の将来がかかっているのだから」と臨時停車を決め、車内放送で断わったうえで・・・・・車掌は乗客の安全のため、各車両のドアは開けず、中学生を車掌室からホームに降ろした。中学生は同駅の駅員に西千葉までの乗り継ぎ方法を教わると、すぐに下りの・・・・・通勤快速のほうは、その後、速度を上げて走ったため、京葉線のダイヤに乱れはなかった。・・・・・夕方、中学生の親から「おかげさまで娘も何とか試験に間に合いました」とお礼の電話があった。ＪＲ千葉支店では「今回の臨時停車はあくまでも特例」としながら、「これで見事に受かってくれれば」と話している。◆◇◆
（「・・・・・」は中略）

乗客の連携プレーが実った話。
それにしても
『最後部車両まで連れて行ってあげ』車掌に話しをつけた人は凄い　と思った。
如何してそのような気転が利くのだろう・・・

何故か　後日談があると良いな　と思った。

そうしたら　後日談ではないが
同新聞の２月６日版『編集手帳』欄にも　なんと同じ記事が（↓全部）
◆◇◆俗謡にいう。「かわいい我が子に旅させ親御憂いもつらいも旅で知る」…。長旅とは限るまい。わずかな道のりにも「憂い」や「つらい」が待っている◆女子中学生は、いまにも泣き出しそうだったという。千葉市内の高校入試に向かう３日の朝、緊張していたのだろう。ＪＲ内房線に乗るはずがあやまって、見当違いの方角に行く京葉線の電車に乗ってしまった◆間違いに気づいてしまったものの、あいにくの快速電車である。東京都内に入るまで停車駅がなく、降りるに降りられない。東京から引き返すのでは、試験が始まってしまう。青ざめた顔が目に浮かぶようである◆周囲の乗客が温かい。事情を知って、「家族に連絡を取りなさい」と携帯電話を貸してくれた人がいる。満員の車両を抜けて、車掌のもとへ連れていってくれた人がいる◆ＪＲは「若い人の将来のため」と、特例処置で途中駅に電車を止め、中学生を降ろした。人の情けのありがたさ、不注意の怖さは旅人の身にしみたことだろう。「おかげさまで試験に間に合いました」。旅させた親御からＪＲにお礼の電話があったという◆節分の日の出来事である。人の難儀に知らぬ顔の鬼や、「規則は規則」と杓子定規を振りかざす鬼たちを、日ごろ見慣れてきたせいでもあろうか。掌編のおとぎ話を読んだような心地がする。◆◇◆

それだけこれって　やっぱり異例なんだね。

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