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2007.10.24
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カテゴリ: 昆虫(カマキリ)





コカマキリ1
「北米原産シオンの1種」に潜むコカマキリ(2007/10/21)



 普通は写真の様に、枯れ草の様な灰褐色から暗褐色をしている。しかし、図鑑に因れば、チョウセンオオカマキリの様な、体が淡緑色で後翅が透明な個体も稀に有るとのこと。

 前肢の内側に白と黒の斑があるのが、このカマキリの「商標」である。

コカマキリ2
前肢にある白と黒の斑が「商標」(2007/10/21)



 やはり、カマキリはモデルとしての才能に満ちていて、ついつい写真を沢山撮ってしまう。更に、このコカマキリは撮り方によっては金属光沢を帯びるので、質感描写の点からも面白い被写体である。

コカマキリ3
口の方から撮ったカマキリの顔.些か部分を拡大し過ぎたが、

複眼は金属光沢を帯びる(2007/10/21)



 実はこのコカマキリ、最初はフジの鉢に生えている殆ど枯れたキク科の雑草の上に居た。コカマキリはかなり気の弱い虫で、写真を撮る為に少しチョッカイを出したら、下に飛び下りて逃げ出してしまった。そこでもっと獲物の来そうな「 北米原産シオンの1種 」の上に移してやったのである。

コカマキリ4
一寸驚いた様な表情.カマキリはモデルとして抜群の才能を持っている(2007/10/21)



 コカマキリは、 ハラビロカマキリ とは違って、余り獲物の来そうもない垣根などの上に居ることが多い。徘徊性が強いのだと思っていたが、そのシオンの1種の上に2日ばかし留まっていたところを見ると、 オオカマキリ ほどは徘徊性が強くないらしい。

コカマキリ5
コカマキリの顔.額の部分が妙に凸凹している(2007/10/21)



 2日後に姿が見えなくなったのは、多分、何処かへ行ってしまったからであろう。しかし、コガタスズメバチに肉団子にされてしまった可能性もある。と言うのは、居なくなった前後に、コガタスズメバチが1頭、この「シオンの1種」の鉢に妙に御執心で、何回もやって来ては、偵察に余念がなかったからである。カマキリもスズメバチには叶わない。

コカマキリ6
触角の掃除をするコカマキリ.楊子をくわえた渡世人の様な雰囲気(2007/10/21)



 なお、このコカマキリは南方系で、南は熱帯から、北は東北南部まで分布する。東北中北部や北海道には棲息しない。







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最終更新日  2008.11.03 21:26:09
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