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500円で買ったLDプレーヤーで、十数万円分のLDを再生する毎日です(笑さて、ウルトラマンLDボックスのことは書きました。ウルトラマンも見返すと(今だから)考えさせられることがたくさんあります。なんか一話ずつ語ってもいいくらい(笑ですが、一緒に見ている4歳の娘は新しいもの、新しい話を求めます。そうなるとお次ぎは「ウルトラセブンLDボックス」でしょう。しかもウルトラマンは全39話ですが、ウルトラセブンは全49話なので、LDボックスも前後2BOXだ。ジャケットの星人/怪獣が全て言えたら、そこそこのウルトラマン好きですね。ウルトラマンのLDもそうですが、大きいというのはいいことで、手に持ったときの感じ、存在感、そのインパクトが大きく違います。CDとLPのインパクトの差と同じです。ただこのBOXシリーズ、前後でなぜかまったくジャケットデザインが違います。今順次見ているところ。ストーリーの底の深さは、他ウルトラマンシリーズとは比較になりません。
April 12, 2012
今から40年前、とあるヒーローが誕生しました。その名は「レインボーマン」。レインボーマンは「帰ってきたウルトラマン」とほぼ同級生と思っていただければOKです。が、そのマイナー加減はウルトラマンが認知度100ならば、レインボーマンは0.1くらいではないでしょうか。とにかく設定がひどい(笑)んです。今では絶対放送されません。再放送もされません。月光仮面の川内康範氏の作で、レインボーマン(太陽の化身)と月光仮面は見分けがつかなくてもおかしくないくらいよく似ています。が、ストーリーはめちゃめちゃです。普通(?)悪役は、日本征服や世界征服、地球侵略を目指すものです。が、レインボーマンの敵は「死ね死ね団」。黄色人種が大嫌いで日本人を忌み嫌い日本人皆殺しを企む秘密結社ですからねぇ。人間相手って珍しくないですか?そりゃ二度と放送されないでしょ(苦笑レインボーマンは"下町の黒豹"がインドの聖者ダイバ・ダッタの元で修行を積んで精霊の化身と化したヒーロー。普通と違うのは、一週間の曜日を模した、月/火/水/木/金/土/日と7種の変身(精霊の力を宿した化身)ができること。下記写真中央の月光仮面みたいなのは太陽の化身です。おそらくこれは珍しいレインボーマンBOXセットのカタログ。しかもLD。最近、30年ぶりくらいに数話見ましたが、ショッキングな内容でした。展開がインド、パキスタン、マカオとワールドワイドですし、何より「戦争(第二次世界大戦/インドパキスタン戦争」が根底にあるので勧善懲悪でない。なにせ最終回でも敵は殲滅しなかったと思います。全52話、いつか全部みたいものです。レインボーマンはそれこそ放送時リアルタイムでも見たんですよね。かっこわるい木の化身と土の化身の回はガッカリしたっけ。主題歌もはっきり覚えていますので、結構しっかり見たんだと思います。当時5~6歳ですから、死ね死ね団の日本人皆殺し計画を理解していたかどうかわかりませんが。死ね死ね団のリーダー ミスターKの役者は平田昭彦。ゴジラの芹沢博士であり、ウルトラマンの岩本博士であり、ウルトラセブンのヤナガワ参謀ですから、悪役のイメージがないですね。当時の特撮ものには欠かせない役者さんではありました。
April 2, 2012
ウルトラマンのLDは限定BOX(特製ウルトラボックス仕様)なんです。今はLDプレーヤーもないし画質は劣るから二束三文だと思いますが、当時は高く58,000万円したと思います。10枚組で、全1014分ですからね。これCD/DVDを含め、一括で今まで買ったどんなBOXものより高い!(ウルトラセブンは前/後なので、合計金額はもっとするけどw)なんですが...なぜか1枚ない。しかも娘が見たがっていたダダがない。三面怪人ダダの回を収めた1枚がない。ないはずないのに。引越しのどさくさにまぎれてLPと間違えて売り払ったなんてことは。いやいやさすがにそれはない...と思いたいが、LPと間違えてLDを買った経験はあるしなぁ。ということでダダ行方不明中。4話でLD一枚なので、、、あ、ゴモラ(怪獣殿下)もない! 25話 怪彗星ツイフォン26話 怪獣殿下 前篇27話 怪獣殿下 後篇28話 人間標本5・6がないのか。泣きたい 探してるけどみつからない。
February 9, 2012
地元の図書館は本の貸し出し制限はないのに、CD/DVDは2枚までと決められています。なぜCDが2枚までなのか。本に比べて単価が高いからだと想像しましたが、理由は定かではありません。いずれにしても今時2枚は少ない。特に聴かずにリッピングだけして返してしまう(その後に聴く)ことが多い昨今、家に戻って20分後には用事が終わってしまうこともしばしです。家の隣が図書館じゃないんだから、非常にもったいない。それでもいつもは娘のディズニー本と一緒にCDも借りて、2週間後に返しに行くパターンでした。ところが抜け道発見。というか借りるための図書カードに年齢制限はないので、誰でも気づくことです。娘や息子の図書カードも作って、2×3=6枚までCDを借り出すことが可能になりました。6枚あればなんとか充足感も(笑図書館のCDの品揃えはそれほど多いわけではありません。ただアン・サリーが全てそろっていたりヴィーナス盤があったりと利用しない手はない。クラシックはもっと豊富で、パッと見300枚くらいありそう。CDの増加は期待できませんが、図書館としてもう少しオーディオ雑誌を補充して欲しいですね。定期的に買っていない無線と実験誌やステレオ誌があるといいのに。今はラジオ技術誌のみです。
December 7, 2011
で、Panasonic DMR-BR580がどうかについては、正直どうでもよいのですよ。他のBDプレーヤーを知らないので、画質がどうなのか、操作感がいいのかもわからんのです。ただ、Panasonicのプレーヤーを買ったのは、今から15年以上前のTechnics時代のカセットデッキ(名前忘れた)以来です^^せっかくDMR-BR580があるので、BDでも見なきゃ。でも一枚も手元にないので、TSUTAYAで借りてきました。記念すべき一枚目は・・・カールじいさんの空飛ぶ家。上映中から娘が見たがっていたのですが、2歳児が上映中静かにできるはずもないので、DVDが出るまで待ってました。それにしても2009年の映画がもうDVDとは、最近はDVD/BD化が早いね。【あらすじ】カールじいさんが妻に先立たれます。夫婦の夢だったギアナ高地に、家ごと運ぼうとします。結構簡単に運べます。ほぼ、それだけです(爆 それ以外の話は知らなくても大丈夫。何かの映画評で読みましたが、イントロの11分は素晴らしい。というか、ここでこの映画のいい部分の80%を使い果たしたと言ってもまず間違いありませんので、お忙しい方は最初だけ見て、「あぁこの後、イグアスの滝の横まで風船で家を運んだんだな」と思うだけで問題ないと思います。話が進んで行くにつれ、カールじいさんの年齢設定なんて関係なくなっちゃうし、最近のディズニーはマイノリティに気を遣いすぎているのか、配役がつまらんのです。50点。見たかったBD。実際きれいだと思いますが、なにせかーるじいさんのDVDは見ていないので、比較が(爆 ただ、じいさんの家を南米まで運んだ色とりどりの風船の色を見るにおいては、不満のないレベルです。画も非常に細かい。もっと見るために55型とか、65型とか、とにかく大きな液晶TVが欲しくなりました。そもそも、BDを再生して映像に何か問題があったら、DMR-BR580に疑問を持つより、それを写しているToshiba 42Z1000を疑うべきでしょうね。(続く)
May 7, 2010
去る6月25日に急逝したマイケル・ジャクソンが、ロンドンで実施予定だったコンサート”THIS IS IT”。そのロンドン公演リハーサルを収めた記録映画「THIS IS IT」を見てきました。21時30分上映でお客さん50人くらい。これ、相当多いですよ。http://www.sonypictures.jp/movies/michaeljacksonthisisit/http://www.michaeljackson.com/jp/this-is-it多少なりともマイケルの曲を知っており、80年代のMTVに夢中になり、家に200inchのシアターがないなら、1,800円払って見ても、後悔することはないと思われます。エンドロールが流れても誰も席を立たない映画は、ここ何年かでは初めてです。(エンドロール後に多少の映像もあります)大音量で、等身大に近いコンサート画像が見られるのは映画館だけでしょう。正直よくぞ作ってくれたという感じ。この手の映画にありがちな“時間稼ぎ”がないのは感心しました。ほぼリハーサル映像と関係者インタビューとコンサートに使用予定だった映像しかない。90%はマイケルの曲です。ホントにキュメンタリーでストーリーもないので、余計なことを考えずコンサート・リハーサルが楽しめます。マイケルの人となりというか、歌/仕事に対する真摯な態度がよくわかるし、いかに周囲からリスペクトされていたかもわかりますね。やはりマイケル・ジャクソンは偉大だったな。。。 マイケル・ジャクソン主演のファンタジックSFアドベンチャー「ムーンウォーカー」も、ワーナー系で11月上旬に再上映されるようです。 また、CD「THIS IS IT」が既に発売され、オリコンチャートで首位になっています。ただ、いずれDVD/BDでも発売されるでしょう。映画を見た今、THIS IS ITをステレオで聴こうとは思わないなぁ。
November 2, 2009
仮面ライダーキバから、つまりは昨年からTV放送している仮面ライダーを見続けています。よって、キバと今のディケイドは95%以上見ました。別に仮面ライダーファンではなかった(というかウルトラマンの方が好き)のですが、日曜朝8時からという放送時間が格好なんですよね。非常に見やすい。それもこれも茨城に越してきて、休日関係なく起きる時間寝る時間が一定となったからです。規則正しい生活をしてる。通常のライダーの放送期間は1年なのですが、今期の仮面ライダーディケイドは10周年だからか半年クールで、9月以降は仮面ライダーダブルとなっています。は、いいとして。とりあえず、下記イントロとR.R. worldを全てごらんください(マジで)見ないと何を言っているのかわかりません^^この話(R.R. world)を半年間の放送に詰め込んだものだから、何が何だかという感じ。こんな中途半端な終わり方をした仮面ライダーがあるか? はっきり言って、消化不良の謎が多いんです。その続きは映画に委ねた、みたいなCMなり雑誌記事でしたので、気になって見に行ってしまましたよ。劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー を。映画館に。40男が一人で。背広着て。仮面ラーダーのチケットを買いました。http://www.youtube.com/watch?v=lG68399PFooストーリーは飛びまくるので、あってないようなものかと。つうか、TVの謎が一切わからんやんけ TVの続きがこの映画かと思ったら違ったのね。何でも12月にもディケイドの映画があるとか・・・・わかったのはディエンドライバーは大ショッカーから盗まれたことくらいか(爆(士(つかさ)が大ショッカーの××という設定はどうなんでしょう???)一体鳴滝は何者なんだよぉぉぉぉライダーはかっこいいので50点。 客層は子連れが多いのは確かですが、若い女性2~3人組も多い。イケメン男優又はGacktを見に来ているのかな?
August 26, 2009
魁!!男塾マニアとして大事な映画を見落としていましたので、懺悔の意味も込めて、レンタルしてきました。作品名はもちろん「魁!!男塾」、その実写版です。2008年1月公開。【あらすじ】コミック版 魁!!男塾を1巻から驚邏大四凶殺(きょうらだいよんきょうさつ)まで読むべし。だいぶ違うけどね。男塾マニアなら70点の及第点、そうでないなら2点くらいの映画だと思います(爆 私は70点で^^細かいことを言えば、イントロは虎丸龍次からかい!、とか、富樫源次の恋はいらんシーンじゃないか、とか、極小路秀麻呂に焦点を当てすぎじゃないか(秀麻呂視点に?)、とか、虎丸龍次を始めとして、メイン俳優が皆痩せすぎているんじゃないか、とか、二号生 赤石剛次と関東豪学蓮 伊達臣人に凄みがない、とか、つじあやのがよくわからない、とか、塾生の配役の一部は老けすぎ(40代?)じゃないか、とか、ロケ地がバラバラで、男塾の立地がよくわからん、とか、剣桃太郎と伊達臣人の決着は殴り合いかよ、とか、ありますが、それよりもなによりも「なんで驚邏大四凶殺じゃなくて驚邏大三凶殺やねん!」でしょう。あおりをうけて、関東豪学蓮の雷電が登場しないやんけ! というか、Jがいないから、雷電役がないんだな。椿山清美まで配役されているのに、極めて残念です。ただ、塾長 江田島平八、鬼髭、覇跿萬は大変良かったです。江田島平八役は麿赤兒で正解でしたね。宝獄院の修羅和尚役の織本順吉もベテランの味が出ていました。主役の剣桃太郎役の坂口拓。私はいいと思いました。甘いマスクなのにTVで見ないなと思っていたら、アクション俳優だったのね。どおりで見事な乱闘シーンだったし。彼はこの映画では脚本と監督も兼任しており、なかなかの腕前と見ました。映画のシーンに民明書房まで持ち出したところを見ると、坂口拓も相当の男塾好きだと思われます。ただ100分は長い。やはり富樫源次の恋はいらん(爆 魁!!男塾 スタンダード・エディション(DVD)
January 24, 2009
「燃えよ!ピンポン」を見ました。25億円かけたコメディーとはどんなもかと思ったからです。 【あらすじ】父親をマフィアに殺された元オリンピック卓球代表のデブが、マフィア主催の卓球大会で復讐を遂げる話。 (いや、違う気がする・・・) 前半40分は見なくとも大丈夫。 中だるみして、後半15分も見なくても差し障りなし。 。。。つまりは本映画を見なくとも、何の問題もないということです。 人生が暇で暇で仕方がないという方のための映画かと。9点。 (ものすごいちょい役で、マシ・オカも出演しています)
November 29, 2008
風邪を引いていた間、何をしていたか。鼻が詰まった状態でオーディオしても、微細な音の変化などわからんでしょう。ただ、咳をして鼻をかみ、鼓膜だけはバカバカ動いていたので、耳のエージングには役立ちましたが(毒先週末からちょうどTSUTAYAで準新作半額セールとなっていたので、DVDをレンタル、順次見てました。例えば、AVP2 エイリアンズ VS.プレデタージャンパースウィニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師プラダを着た悪魔アンパンマン中でも一番面白かったのは、男の私が見ても、圧倒的に『プラダを着た悪魔』だと思われます。78点。トレンディ・ムービーとしても、近年圧勝の一作でしょう。【あらすじ】公式HPによると、この会社で、このままでいいの?私って、本当は何をしたいんだっけ?働く女性なら誰でも共感してしまう等身大の悩みを、華やかなファッショ ン業界を舞台にゴージャス&ユーモラスに描いた今年最高のビタミン・ムービー!だそうです。間違っていないと思います。(当然?)そもそもこの話を“現実離れ”としか見られないなら、見る側の心がすさんでいるのでは。あとはファッションセンスが全くないとか興行的にも良いらしいですが、この映画の成功は、とにかくテンポがいいこと。基本的にサクセスストーリーであること。ファッションは、女性なら誰しも気になるから。ストーリー上、主人公(アン・ハサウェイ)に極端な失敗・成功がないのに、一連の流れとしては山谷があること。アン・ハサウェイと上司(メリル・ストリープ)の配役が絶妙であること。主人公の彼氏(エイドリアン・グレニアー)が厨房見習い(?)と現実的であること。ただ目がでかいだけだと思ったアン・ハサウェイが、徐々に魅力的に思えてくること。だと思います。映画のバックを流れる曲もいいです。日本のCMでも使われた「KT Tunstall / Suddenly I See」は、早速iTune Storeからダウンロードしました。日本でこのシチュエーションで映画を作ったら、間違いなく陳腐化してしまうでしょう。妙にコミカルに演じて、ドタバタドラマにするのが落ち。あぁUSは偉大だな、と感じさせる一作です。
November 15, 2008
うちから車で5分のワーナー・マイカル・シネマズ。日中の子供が多い時間帯に行かないせいかもしれませんが、いつも空いてる(爆公開日に見た話題の「ダーク・ナイト」。ワタシが20時過ぎのレイトショウ目当てで行くと、受付の女性が「今日はお客様がいらっしゃいますので、お好きなお席が取れないかもしれませんが」なんて言うから、さすがバットマンと思ったら・・・・30人いるかいないか。30/199席だもんね。お願いだから、つぶれないでね m(_ _)m公開日の「ダーク・ナイト」ですらその状況なので、公開から2ヶ月が経とうとしている映画なんて・・・・おおお、6人!ほぼシアター独占状態です^^ これじゃ自宅でシアターなんて、益々やる気になりません。見たのは「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」。【あらすじ】インディが大変な目に遭います。宇宙人が出てきてこんにちは。 いや~、さすがにスティーブン・スピルバーグ。「インディ・ジョーンズ」に「未知との遭遇」を混ぜ合わせるなど、誰が想像し得たでしょうか(毒最初のロズウェルからイヤな予感はしてたけど・・・・^^スピルバーグのインタビューで、長期間インディ・ジョーンズの続編を作らなかったのは、「それに似合う脚本がなかったから」と読みましたが、似合う脚本がこれかい!そう突っこむ意気込みで見ましょうね。45点。「ダーク・ナイト」の直後だっただけに、落差がでかかったです。
August 12, 2008
早速本日公開の最新バットマン映画、ダークナイト(The Dark Knight)を見てきました。基本的にアメコミ映画好きですからね。見ないわけにもいかないでしょう。それに、1989年以降のシリーズもの(でもないか)、バットマン(Batman)監督:ティム・バートン、出演:マイケル・キートン、ジャック・ニコルソン バットマン・リターンズ(Batman Returns)監督:ティム・バートン、出演:マイケル・キートン、ダニー・デヴィート、ミシェル・ファイファー バットマン・フォーエヴァー(Batman Forever)監督:ジョエル・シュマッカー、出演:ヴァル・キルマー、トミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリー、ニコール・キッドマン バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲(Batman & Robin)監督:ジョエル・シュマッカー、出演:ジョージ・クルーニー、アーノルド・シュワルツェネッガー バットマン ビギンズ(Batman Begins)監督:クリストファー・ノーラン、出演:クリスチャン・ベール、リーアム・ニーソン、ケイティ・ホームズ は全て見ています。意外に欠かさず見ている映画は少ないもんですよ。スターウォーズだって、全部は見ていないもんなぁ。【あらすじ】ジョーカーと名乗る男がゴッサム・シティーに現れ犯罪を繰り返していた。彼は殺人に対する抵抗がまったくなく、犯罪を楽しみ、他人を不幸に突き落とすことに喜びを感じる狂気の男である。一方、バットマン(ブルース)はゴードン警部補と組んでゴッサムにはびこるマフィアの撲滅に取り組んでいた。まずはマネーロンダリングの場となった銀行を次々に摘発し、マフィアの資金源を断つ。新任検事ハービー・デントもそれに加わり、 ゴッサムを平和な街にすべく奮闘する。その頃、 ジョーカーはマフィアに接触し、全資金の半分と引換えにバットマンの殺害を提案する。だがジョーカーの本当の狙いは金ではなく、街に恐怖と混沌をもたらす事だったのだ。バッドマンとジョーカーの戦いが始まる! いやぁこれは「重いSF映画」ですね。映画そのものも短くはないけど、内容は見終わってグッタリという感じです。男性はいいけど、女性や子供はどうだろ?アメリカではこの映画が大ヒットしてるようですが、それがアメリカの良心なのか、犯罪への共鳴なのか、わかりません。勧善懲悪ではない、ということです。バットマンはギャングを壊滅させるべく日夜戦っている。そのバットマンと戦うためにジョーカーが存在する。ジョーカーとギャングが手を組もうとするが、ジョーカーは金に興味がない。結局ギャングを壊滅に導くのは、バッドマンの正義の鉄拳ではなく、ジョーカーの恐怖。ジョーカー vs. バットマン、ためらいなく人を殺すジョーカーに対し、バットマンはそのジョーカーを殺すことはない。狡猾なジョーカーからは新たな悪(トゥフェイス)が誕生する。バッドマンはゴッサムのために、トゥフェイスの殺人の罪を被ることにする。あぁ、深い。。。Why so serious?監督・役者が2005年公開のバットマン・ビギンズとほぼ同じなので、それと今回のダーク・ナイトとはストーリーのつながりがあります。ただ、ティム・バートン版のバットマン&ジョーカーとは全くの別物です。ダーク・ナイトが社会性の濃い映画なので、見比べたらティム・バートン版がずいぶんとポップに見えるかもしれません。ワタシはこの映画を見ながら、ウルトラセブン「超兵器R-1号」を思い出してました。わかる人にはわかると思います。79点。 ところで、前作のバットマン・ビギンズもそうでしたが、今回も話がものすごい現実路線です。マネーロンダリングとか、香港企業とか(実際香港の空をバットマンが飛ぶ)。つまり、架空の都市ゴッサム・シティが、単に治安の悪いアメリカの一都市になってしまっているんですよね。SFっぽいのはバットマンが空を飛ぶシーンとメカだけになってます。前の作品の方が、ゴッサム内で話が完結していて、「バットマン」としては楽しめたかも。それと、ゴッサムは夜の街のイメージがあるし、実際そういうふうに描かれてきたと思いますが、今回は昼の街、昼の映画です。最後半はさすがに夜の闇がメインシーンですが・・・・明るい暗いよりも「心の闇」に焦点を当てたという意味では、お見事です。 次回作も決まっているようですね。リドラー役は、あの○○だとか^^あと、DCコミックでは「The Dark Knight Returns」なんて作品もあります。今後も楽しみです、「BATMAN」。
August 9, 2008
日常から非日常の逸脱、いわゆる気分転換ですが、多くの人にとっては酒かギャンブルか。飲めないし、今はほとんど打たないワタシにとって、都内に住んでいたときの手軽な手段は銭湯でした。広い風呂が好きなんだな、と自分自身再発見したことは非常に大きく、今の家を建てるときの風呂のデザインのベースになりました。風呂そのものは1.5坪のユニット式ですが、脱衣所側は全面ガラスで抜き、ベランダにも抜けられるよう、ブラインドガラス・ドアを特別にはめ込んだのです。生活を振り返ると見えてくるものは他にもありますね。ワタシはホテルを選ぶ基準として、広い部屋を第一に挙げます。今までの多くの出張経験から、狭いホテルは休んだ気がしない。だから寝室も13畳と無駄に広くしました。もっとも第二リビングとして機能させようと思ったから、というのもあるんですが・・・実際はベッドが心地よく、TVを置いてもまったく見ない。ただ寝るだけ。(だからTVがオーディオルームに移動した)でも風呂にしても寝室にしても満足ですよ。欲求を満たす場所だから。違う違う、その話じゃない銭湯が気分転換手段だったのに、茨城に越してきて、周りに銭湯がない! 温泉はあるけど微妙に遠いし、気軽さでは銭湯に劣るもんね。都内の時には遠かったけど、今は近くにあって気分転換になり得るもの。「映画」です。車で5分のところに映画館ができて、レイトショウでどんな映画も1,000円で見られるようになりました。アクションか、SFか、ハードボイルドか、アニメしか見ないからかもしれませんが・・・まぁ、いい息抜きになること! 21~23時の貴重な自己再生タイムですね。今回はバイオハザード3を見てきました。あのバイオハザードの続々編ですね。「洋館」→「街」→「荒廃した世界」とシリーズがステップアップするたびに、世界観がアホみたいに大きくなっています。なのにミラ・ジョボビッチ以外は目立った役者もおらず、もしかして、砂漠シーンメインのバイオハザード3って、すんごい安上がりで利益の大きい映画なんじゃ・・・。でもワタシは気に入ってしまいました。75点。そもそも頭を空っぽにしてみる映画であって、死んだらアンデッドという原理原則が崩れてきたんじゃねぇかとか、バイオハザード3がこの設定なら、バイオハザード2はあんなエンディングじゃなくてもよかったんじゃないかとか、アンブレラ社日本支部が東京メトロもどきの地下にあったらまずいだろ(しかも芝浦近く:毒)とか、格闘シーンが早すぎて目で追えないとか、砂漠の砂にまみれた銃なんて撃てないだろとか、結局超能力者 vs. バイオハザードの戦いの様相を呈してきたとか、どうせ終わり方からして「バイオハザード4」があるんだろとか、そういうことを考えてはいけません純粋にアンデッドが、あるいはアンデッドに、バタバタと遣られていくのを楽しみましょうあとこれは大きな音で楽しむ映画、つまりは映画館で見る映画です。音が(音楽が)効果的に恐怖感というかショックをあおります。
November 23, 2007
家から歩いて15分くらいの所に映画館“ワーナーマイカル・シネマズ”ができ、そのこけら落としに行ってきました。値段も特別料金で今だけ1本1300円。お得です。平日の昼間なので混んでないし^^見た映画は話題の「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」。前2作はDVD鑑賞でしたからね。ただこういう迫力のありそうな映画は、劇場で見た方がよいと思います。【感想】主役はジョニー・デップではなく、エリザベス・スワン役のキーラ・ナイトレイでした72点。ちょっと長いけど、面白かったですよ。あと、当然前2作を見ておかないとダメね。いずれにしても、この近距離に立派な映画館ができたことを喜びたいと思います。
June 28, 2007
さて、スイス行きの朝。成田空港EU便の多くはAM発だと思います。今回も11時半発。成田空港に離陸2時間前にはいないといけません。朝の超ラッシュの常磐線に大きなスーツケースを持ち込むと言うのは、非常に顰蹙行為でした。次回EU出張の際は成田に行く時間とルートをもっと考えなければ。スイスに行くにはいくつか方法がありますが、今回はフランクフルト@ドイツ経由です。飛行時間は12時間。アップグレードしたビジネスシートは快適でした。バルセロナに行ったときも思いましたが、EUは遠くないですね。12時間なんて映画2本見て、2回機内で食事して、一眠りすれば着いてしまいます。今回見た映画は「犬神家の一族」と「ロッキー・ザ・ファイナル」。犬神家の一族は、市川監督自身による30年ぶりのリメイク作品。金田一耕助ファンであるにもかかわらず、劇場で見逃したんですよ。やっぱり金田一耕助は石坂浩二に限る、ということを認識させて作品です。金田一作品は石坂浩二と、加藤武と、大滝秀治だけいれば成り立ちますな^^グロいシーンが減っている、おどろおどろしさが薄くなっているのは時代の流れでしょうか。画質的にもはっきりしすぎているというのもあるかもしれません。ただ、よくぞここまでリメイクしたと思いますよ。あまりにきれいにリメイクできていて、新しくやりたかったことがわからないくらいです(爆オリジナル作品と比較する必要はないと思います。ワタシはこの世界が大好きです。こんな飛行機の小さいTVでなく、家の液晶TVで見たいですね。(あぁ劇場で見ればよかった)ロッキー・ザ・ファイナルはこういう機会でなければ見なかったでしょう。ただ、意外によかったですよ。【あらすじ】愛する妻エイドリアンをなくし、失意のロッキーが、やり残した心の隙間を埋めるべく、再度ボクシングライセンスを取得する同じ頃、コンピュータ・シミュレーションで、時代の違うチャンピオンを同士を戦わせるTV番組が話題に強い敵を避けると非難を浴び人気のない現チャンピオンのプロモーターがロッキー人気に目をつけ、現チャンピオン vs.ロッキーのエキビジション・マッチを企画さぁ対戦だ!ってなもんです。ちょっと夜のシーンが多いので、せっかくの映画が暗いイメージなのですが、103分と言う短さが幸いして、端的にまとまっています。オリジナル・ロッキーとリンクするシーンも多々です。我々にはまったく理解できないアメリカン・ジョーク(これは彼の地でもオヤジギャグなのか?)がてんこ盛りで、多少腹がもたれるかな? もっともこれは我々が受け取れないだけなので、作品のせいではありません。人生を説くロッキー、60歳にして素晴らしい肉体のロッキー。なかなかでした。72点。願わくばこれが本当に最後のロッキーでありますように。 フランクフルト国際空港からドイツの誇るICEに乗り換えました。切符も日本で手配できるので(JTB経由)、ホームと時間さえ間違えなければ、問題なく乗り継ぐことができます。 ドイツ滞在はわずか2時間(まさに中継地)。行った所はフランクフルト国際空港とフランクフルト空港駅のみ。外は大雨です。寒くはありません。また訪れることもあるでしょうか。今日は最終目的地チューリッヒ手前のバーゼルで一泊することにしているので、約3時間の電車の旅です。電車も1等車にしたので(2等車と5000円差)、シートは広く快適です。 バーゼルに到着したのは21時。時差があるので、5/9の朝7時に家を出て、5/9の夜21時に当地に着いたことになります。トータルで21時間くらいかかったかな。駅そばのイタリアンでボリュームのある夕食を取りました。今日はもう寝なければ・・・ただ・・・ものすごい眠いんですが、今日は眠りが単発でした。サマータイムのため、日本との時差8時間。やな予感がします。これは眠いけど、眠れないと言うパターンじゃ・・・
May 9, 2007
シャレで3990円を使ってもいいという人は、是非購入して欲しい1枚。それはGROOVISONS GRV2283/GRV2284です。そりゃなんじゃらほい、というと、う~ん、極上のBGVかな? いや、おっさん達のラブパレードか? とにかくじっくり見るのではなく、ダラ流しで楽しむDVDですな。GRV2284は、横スクロールで世界の移り変わりが流れていく17分の作品。音はSEのみなので、映像流しっぱなしに最適。GRV2283は・・・あまりにバカらしくて^^・・・簡単に言えば「おっさんが先導しながら町中を行進する」という、わずか4分17秒のPVです。全然わからないでしょ? こういうのは、ダジャレやナンセンスを解説するみたいなもんで、説明したらダメなんだよなぁ。 グルーヴィジョンというデザイン集団が作成した、この不思議に目の離せないモーション・グラフィックの世界を是非楽しんでくださいな。
May 7, 2007
我が家から歩いて12~3分のところに、ワーナー・マイカル・シネマズが今年6月にオープンすることになりました。スクリーン数は10、客席数2,000とのこと。音響システムは、ワーナー・マイカル独自の音響システム「WMSS(ワムス)」を導入するようです。この近さであれば、週末はもちろんのこと、会社帰りでも、料金の安くなるレイトショウでも、いつでもOK。ティーポイントも貯まりますし、10年待てば、夫婦50割引も使えます(爆非常に喜ばしいことです北千住にいたとき。駅前のマルイに「シアター千住」がオープンすると聞き心待ちにしていたら、小劇場だったもんなぁ。あの時はガッカリしました。オーディオルームを作ったとき、将来的には200インチの大画面でも、と妄想膨らませていましたが、そんなそばに映画館ができるんじゃぁと、その妄想もヒュルヒュルとしぼんでてます 映画館とホームシアターは別物だとは思うんですけどね。画質よりも画面の大きさ嗜好だからなぁ。ホームシアター機器の導入コストを100万円と見積もっても、その金額でワーナー・マイカルで833本の映画が見られるというのも複雑な心境なり。
April 6, 2007
いつでも行けると言うのは行かないと同義だったり。会社の側にある東京タワー。もう10年も行こうと思ってるけど、一向に立ち寄らない。芝公園も大門もよく行くのに。上野の森美術館で開催されてたダリ回顧展。3ヶ月半のロングランだったから、そのうち行こうと思っていたら、いつの間にか終わっちゃった 残念だ。次はいつ来る? 20年後か?ダリ回顧展の過ちに気付いたので、大慌てで、先週もう一人の天才を見てきました。Bunkamuraミュージアムで開催されていたM.C.Escherの「スーパーエッシャー展」です。エッシャーを知らない人はいないでしょう。これがまたすごい人らしい。週末は券を買うのに90分待ちという情報を得ていたので、朝一番の開館前に向かいました。おかげで少しはゆっくりと見られたかな。小布施で見た北斎も、バルセロナで見たピカソも、そしてここで見たエッシャーも、でき上がる作品は全く異なりますが、共通するのはその素晴らしい描写力です。ベースにものを正確に見る目があります。そういう下地があって、それぞれ独自の世界観を身につけていくんだねぇ。来てよかったです。ホントに。 お土産にDVD“M.C.Escher CONTRAST”を1枚とガチャガチャを4回 DVDはエッシャーの19の世界をCGデジタルアートで表現したもの。案内役がエッシャーの作ったキャラクター"でんぐりでんぐり"で、BGMがペンギン・カフェ・オーケストラとは泣かせるじゃないか。BGVとして最高の癒しの1枚です。こういうのは流しっぱなしがいいね。ガチャガチャで引き当てた"でんぐりでんぐり"とDVD
January 16, 2007
「スクール・オブ・ロック」を見ました。久々に。ま、あのオーディオマニア&ロック野郎必見の映画「ハイ・フィディリティ」の出演者である、ジャック・ブラックとジョーン・キューザックの出演映画ですからね。割と期待しながら再見しました。【あらすじ】 ロックの熱い心をいつまでも忘れないデューイ(ジャック・ブラック)、生活費を稼ぐ必要に迫られた彼は、バイト気分で友人の名を語って、名門小学校の代用教員になる。いい加減な授業を繰り返す毎日。ところが、音楽の授業で生徒たちの音楽的才能を発見。”授業”と偽って子供たちとロック・バンドを結成したデューイは、念願だったバンド・バトルへの出場を目指すが.....。結局、偽教員もばれ、バンド・バトルへも出場出来なくなり.....それでも最後は良かった、良かった、という話。ええっと・・・ウーピー・ゴールドバーグ主演の「天使にラブソングを」を見ていれば、別に見なくてもいいかな(爆 だって、尼さんが教師になっただけでストーリーは変わらないから(劇爆 天使~の方が有名だしぃ。純粋な心の持ち主以外は2度見なくてもよかったみたい。51点。
December 11, 2006
ナタリー・ポートマンが主演だとは、見るまで知りませんでした。「スターウォーズ」のナタリー・ポートマンと、“エージェント・スミス”ことヒューゴ・ウィービング共演した「Vフォー・ヴェンデッタ」です。「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟が、人気アメコミ作家アラン・ムーア原作のコミックスを脚本化した近未来サスペンス・アクションとなれば、見ないわけにもいきません。アメコミ映画好きだしぃ【あらすじ】 独裁国家と化した近未来のイギリス。イヴィー(ナタリー・ポートマン)は、外出禁止時間に歩いているところを秘密 警察に見つかり、"V"(ヒューゴ・ウィービング)と名乗る仮面の男に助けられ、命を救われる。Vは政府要人を次々と暗殺していくテロリスト。1605年に国家転覆を謀ろうとしたガイ・フォークスの理念をかかげ、自らの復讐を遂げようとする。国会議事堂を爆破し、政府転覆するべく市民を先導するV。Vと出会い、自分自身の真実を知ったイヴィーは、協力者として立ち上 がる…。 ええっとですね、これはSF映画です(爆 ただあまりに近未来(でも第三次世界大戦後)なので、それがよくわかりません^^; “人は死んでも理念は死なない”というのが、コンセプトの一つにあるのですが、ガイ・フォークスとVのつながり(傾倒した理由)もイマイチわからんのです。あとイヴィーへの拷問もなぁ・・・う~むただ、もしかしたらものすごい傑作だったのかも、という印象が残りました。エンディングに向かって盛り上がっていく映画です。もう一回見たいという点で70点。Vが最後まで仮面を取らないもよい。あれは己を見せない、そして見せないことでVは皆になり得たということでしょから。安い映画だと、最後に醜い顔を見せちゃって、同情を買おうとするでしょ? おかげでヒューゴ・ウィービングは写りませんけどね^^アメコミ映画(あんまり)ハズレなし。
December 5, 2006
今さら、かもしれませんが、ロン・ハワード監督&主演トム・ハンクスの話題作「ダ・ビンチ・コード」を見ました。 大ベストセラーですけど、当然本は読んでません。ただ、聞くところによると、原作に主人公が「ハリソン・フォード似」とある以外は原作に忠実だとか こういう宗教がらみの映画はね、うとい日本人が見ても、きっとその本丸はわからんのよ。だから多少見るのに遠慮をしておりました。【あらすじ 】 すんごい簡単に言えば、イエスには子供がいて、その子孫が今どうなっていて、イエス妻の墓はどこにあるねん、ということではなかろうかと。ダ・ビンチそのものはそんなに関係あったか?という感じ。(うわ、もろバレ) 2006年間隠された謎が1昼夜で解き明かされちゃうのかよ、やっぱりヒロインがアレかよ、という時間的無理はあるにせよ、面白かったですね。1600円払っても149分楽しむ意味はあったかと思います。 ただやはり、感覚的に(宗教観的に)よくわからん。映画や原作のせいじゃないけど65点。
September 21, 2006
昨日と吸血鬼つながりってことで。いや、それよりもヴァン・ヘルシングのヒロインが、今回のアンダーワールドの主役なわけです。すでに続編である「アンダーワールド2」も発売になりましたが、もう一度オリジナルを見直してみました。【あらすじ】 1) ヴァンパイアのセリーンはライカン(狼男族)の処刑人である。2) 彼女は青年医師マイケルに出会うが、ライカンが彼を執拗に追いか けていることに気づき不審に思う。3) 実は彼こそが両種族の戦いの鍵である、恐るべき秘密を握っていたぁぁ!ま、なんといっていいものやらの53点。主役のケイト・ベッキンセールはバレリーナだったそうですが、線が細くて銃に負けてる感じがするんですよね~。ただストーリーは吸血鬼もの特有の単純さで、アホになって見られますので、ストレス解消にはよろしいかと。あと、ライカンは基本的にCGではなく着ぐるみ(?)ですよね。CGにはない実体感があるので、そこはなかなかかも。
August 25, 2006
アメコミものには意外にハズレが少ないと思ってますが、最近もう一つハズレの少ないジャンルを発見しました。それはバンパイヤ、つまり吸血鬼ものです。(インタビュー・ウィズ・ヴァンパイヤはダメよ。トム・クルーズの出演作は85%がハズレ)最近じゃブレイドとか、アンダーワールドとかかな? どれもB級作品ですが、このわかりやすさは何でしょう。結局勧善懲悪、善悪がはっきりしているところかしらん。吸血鬼はもちろんやられ役だけど、最近の流行りは毒をもって毒を制するパターンかな。ということで、今回はそのパターンの「ヴァン・ヘルシング」を見ました。【あらすじ】 ヴァン・ヘルシングが吸血鬼を倒します。おいおい、当たり前だろうが見た後にブレイドほどの爽快感がないのは、ヴァン・ヘルシングがブレイドほど絶対的に強くないからでしょうか。ただ、エンディングは、敵も倒して恋愛成就みたいなベストシナリオではなくて、かえってよかったですね。57点。
August 24, 2006
犯人わからないシリーズ(..?)?というわけではないですが、最後まで顔を見せないという点では「殺人の追憶」と一緒か? (← 遠いなぁ~)「踊る大走査線」のスピンアウト作品「交渉人 真下正義」です。ワタシは「踊る大走査線」が大好きで、映画・TV含めてシリーズは全て見てますし、社員カードには今でも湾岸署のキャラクターである“湾岸くん”が貼られています。もちろん「交渉人 真下正義」も既に見ましたので、2度目と知りつつレンタルしてきました。TV放送もされたのに、今でも結構なレンタル稼働率ですから、「踊る」人気衰えませんな。この映画、実は私的には「踊る」シリーズの中であんまりランクの高くない一本でした。なぜかというと、微妙に混ぜた恋愛がいただけない。こういう作品は恋愛を混ぜるとダメになりますな。真下と雪乃でハッピーエンドにしたかったのはわからんこともないけどな~。犯人の意図がイマイチわからない。「ワケのわからないヤツが増えてくる」だけでいいのかぁ???演出があざといカラスが飛ぶシーンがありますよね。ジョン・ウー監督の鳩をまねたのかとも思いましたが、うざったい。“カエル急便”も、もう目に付くようになってきたなぁ。設定に無理がある。テロの可能性がある時に、今どきのんきにクラシックコンサートなんて開きますでしょうか? そりゃ、事件開始から2時間くらいの話でしょうけど。これだけ大がかりで、犯人が単独犯なのは???要らない配役が多い。少なくとも「おかあさま」は要らないな。シリーズの連動性を持たせるためだけの出演者も多々。今回、もう一度目にして感じたことは、実は↑とあんまり変わりません。かかったお金は映画並み、内容は2時間ドラマ並み、です。が、結局は売れたもの勝ちか?踊る特権上乗せで66点。
July 19, 2006
韓国映画の中でも、この映画はよさそうじゃないか? ソン・ガンホ主演「殺人の追憶」です。この映画、いつも見る映画と違いまして、「結局最後まで犯人は捕まらない」ということがわかっておりました。だって、ソウル南部の農村で実際に起きた未解決の連続殺人を元にしたフィクション映画でしょ?【あらすじ】ソウル南部の農村で手足を縛られた若い女性の裸死体が発見されます。地元の刑事パク・トゥマンとソウル市警から派遣されたソ・テユンが事件に挑みます。結局殺人は止まらず、犯人も捕まりません。犯人のわからない事件を映画としてどうまとめ上げるのか、そこに興味を持って見ました。が、約130分間の最中(後半になるほど)引き込まれました。最初はね、“よさそう”とは言いつつも、PC打ちながら見てたんですけど。。。失敬。映画はエンディングが大事だなぁ。そして少なくとも日本で名をあげた韓流サスペンス映画はそこがうまい。この映画も未解決殺人としては、そしてそれを追った刑事(元刑事)の感情と、まだ見ぬ犯人の陰を加味すれば、これしかないという感じだもん。76点。 被害者遺族の視点描写がほとんどないのは演出でしょうか。また、180万人の警察官が導入された事件にしては、警察が妙にこぢんまりしているのは、主人公二人に対するスポットをずらさないためでしょうか。いずれにしても、たった20年前の韓国はこんな国だったのか、と知るだけでも意味があると思います。
July 18, 2006
『SAW』を見たのは昨年の秋。『CUBE』の陰に隠れちゃったけど、サスペンス・スリラーとしては一級品でした。怖さが伝わってきたもんね(感想ではエンディングにケチつけてるな^^;)。ジェームズ・ワン監督もこれがデビュー作とはすごいもんだ。もっとも最初が一番いいなんてことはよくある話なわけで・・・ 今回見たのはその“SAW”の続編『SAW2』です。ジェームズ・ワンは製作総指揮に回ったみたい。製作総指揮ってよくわからないポジションだよね。サスペンスの続編は90%が駄作だと思わない? 謎の出し惜しみというか、出がらしというか、前作の優れた設定が足かせになるというか、変に金をかけるからおかしなことになっちゃうんだなぁ。今考えても“CUBE2"なんて見事な×作品でした。【あらすじ】 1.連続殺人犯ジグソウが逮捕されます。2.が、逮捕した刑事の息子が拉致されてました。3.ジグソウの部屋のモニターには、その監禁部屋が。4.あとは殺し殺されに、オリジナルSAWのストーリーが絡んで...5.刑事よお前もか、って感じ。この映画、最初から続編を考えていたんじゃないかと言うくらいよくできてます。そりゃ無理はありますよ。犯人二人だけでこれだけ大がかりな犯罪は現実的にはできませんので。あと、怖さそのものはオリジナル作品の方があります。監督はダーレン・リン・バウズマンに替わっているのに、オリジナルの世界観が途切れていないのがgoooodでした。それが製作総指揮の力か? 65点。
July 15, 2006
特別な興味はないけれど、なんとなく宣伝が脳裏に残っているシリーズ2。『コーヒー&シガレッツ』です。コーヒーとタバコをモチーフにした11本のショート・ストーリーですね。 というわけで、特にあらすじはございませんm(_ _)m ただテーブルを挟んで、誰かと誰かがくっちゃべってます。 この映画、もっともワタシのような人間が見るにふさわしくない映画でした。だって、(恐らくは)映画にあるであろうウィットや配役の妙や言葉の言い回しがわからないんだもん。動きで笑わせるシーンがあまりないので、特にそう思いますわ。42点。退屈でした 申し訳ないけど。アメリカ人が、英語訳だけの動きのないドリフのコントを見たらこんな感じなのではないかと思います。
July 11, 2006
特別な興味はないけれど、なんとなく宣伝が脳裏に残っている映画シリーズ。ガイ・ピアース主演のサスペンス映画、『メメント』です。【あらすじ】 前向性健忘(発症以前の記憶はあるものの、それ以降は数分前の出来事さえ忘れてしまう症状)という記憶障害に見舞われた男が、最愛の妻を殺した犯人を追うのですが・・・難しくて説明できません。いや、ストーリーは簡単なんですが・・・一言で言えば、お前なんだかんだ言って「病気」じゃねえかでしょうか。 エンディングから話が展開する、“三歩戻って二歩進む”という映画なので、追うのが非常に難しかったです。というか、この映画を映画館で見たら???だったでしょう。1回で理解するのは難しいと思います。少しでもストーリーが理解できたのは、“三歩進んで二歩下がる”という編集のDVDのオプション映像を見たから。DVD様々ですが・・・映画としてこれでいいのか? わからない人がいると思って作ったんだろ? 英語を解する人ならわかるストーリーなのかしらん? 45点。
July 8, 2006
何で見たんだか。たぶん松田優作が見たかったんでしょう。「蘇る金狼」です。大藪春彦のハードボイルドアクション小説を元にした映画です。ピカレスク・ロマンというヤツでしょうかあぁこれも角川映画なのか。流行ったねぇ、25年くらい前はさぁ。【あらすじ】平凡なサラリーマンが大企業の乗っ取りを狙います。ま、最後は死んじゃいますけどね(爆期待を胸に、今回10年ぶりくらいに見ましたが、正直言ってそんなに面白いか?という感じ。荒唐無稽過ぎちゃって、ね。自分も会社員が身に付きすぎたかな。こういう再度見て受ける印象の大きく違う映画は困りますね。40点。あ、松田優作と成田三樹夫とのじゃれあいはとってもよいですよ
July 7, 2006
「チャーリーとチョコレート工場」とほぼ連続して上映された同じティム・バートン作品の「コープス・ブライド」。"チャーリーとチョコレート工場"は劇場で見たわけですが・・・しまった! こっちを映画館で見るんだった!というくらいよかったです。さすが「ナイト・メア・ビフォア・クリスマス」というストップモーション・アニメーションの名作を作り上げた監督です。個人的にはコープス・ブライドの方がお気に入り。映像にアラがないところも技術の進歩を感じさせます。CGはやっぱり質感がない(ちなみにメインパペットの顔は機械仕掛けでギアを操作することで表情を出したそうで)。かわいい日野日出志みたいなキャラクターもとってもよい。死者の世界に色があり、自由があって、楽しそうで、生者の世界は色がなく、自由がなく、楽しそうに暮らしている人間は一人もいない。唯一これから幸せになろうとしているのが、親のしくんだ政略結婚に応じようとする主人公ビクターとビクトリアなわけ。そこに横恋慕?するのが死者エミリー。想像力あふれる世界です。監督の考えが行き届いているよね。 そして。最終的に死者の世界に憧れるビクター、死んではいけないと諭すエミリー。美しい話ですわ。イントロが青い蝶、ラストも青い蝶。ケースの中の蝶はビクターによって開放され、そしてエミリーも。。。印象的でした。音楽もいいです。これは久々にDVDを買いたくなっちゃう映画だなぁ。87点。
July 1, 2006
ええっと、以前ブレイド、ブレイド2を見たんですよ。で、面白かったような気がするんですよ。でも、ストーリーを全然覚えていないんですよ。ということで、ブレイド3をレンタルしてみました。どうやらこれが完結編らしいです。【あらすじ】 主人公ブレイドがオリジナル・バンパイアと戦って勝ちます。ブレイド、ブレイド2の記憶がない理由がわかりました。脳みそを空っぽにして見る映画だからです!これはよく3作目まで引っ張ったと誉めるべきでしょう。50点。ただし、3作並べたらその面白さは1>2>3で、回を重ねるほどC級に近づいてますね(覚えてないけど)。この手の映画の宿命でしょうか。
June 30, 2006
南極物語と間違えてた。マジで。さて、韓流ドラマには全く興味がありませんが(冬ソナもチャングムもつまらない)、映画は面白い。(面白そうなモノしか見ないからか?) アレなんて非常によかったもんね。さて、「南極日誌」。映画館で予告編を見たときから期待できそうだったので、レンタルしてみました。 【あらすじ】ドヒョン隊長率いる南極探検隊は、陸上で最も海から遠い点"到達不能点"を目指してひたすら歩みを進めていた。探検22日目、彼らは遭難したイギリスの探検隊員が書いた80年前の日誌を発見する。その日から奇妙な出来事が起こり始め、やがて彼らは恐怖の淵に突き落とされる。簡単に言うと、何で誰も俺を止めてくれないんだということです。(間違ってはいないと思う) ミンジェ役のユ・ジテ、いいですね。もちろんオールドボーイの時にも思いましたが、演技力というか求心力は頭一つ抜けている感じがします。映画は内容的にも、ストーリーも、無論よい。75点。追いつめられる狂気にこちらが引き込まれます。ある意味シチュエーション・ホラーだと思うのですが、局地という魔物に負けていく、負けられない、負けを認められない人達・・・いやぁ怖いなぁあえてケチをつけるとすると・・・イギリス探検隊の残した「南極日誌」、予言書ではないし、いろいろな事件のただのきっかけっぽい。日誌の内容だってそれほど劇中で紹介されているわけじゃないもんね。 ベースキャンプに80年前のイギリス隊が救助を求めるシーンがありますが、もっとそういう怨念のようなオカルトさが全面にあった方がよかったかもね。この映画がスタンリー・キューブリック監督のシャイニングとだぶって見えた人は多そう。 1時間15分過ぎくらいに、これはロケではないとあからさまにわかるシーンがあります。あれだけニュージーランドロケのシーンがよく撮れているのになんか残念。 肝心のラスト、いい終わり方ですが、これまた「南極日誌」とはどうもリンクしないんだよなぁ。誰もたどり着けない場所=到達不能点、到達できなかったイギリス隊、到達したミンジェ、それすら求めるものではなくなったチェ・ドヒョン隊長・・・う~む。
June 29, 2006
最近忙しく(Blogを読んでいる限り、決してそうは思えないが^^;)、定期的に見ていた映画からも遠ざかってしまいました。これはイカンとTSUTAYAで4枚をレンタル。姑獲鳥の夏南極日誌コープス・ブライドブレイド3暗いタッチが多いな。そういう心境か? で、姑獲鳥の夏。ウルトラマン/ウルトラセブンで育ったワタシとしては、実相寺昭雄監督作品ならば見ないわけにもいきますまい。一歩間違えれば金田一耕介@角川映画に近づいていたりして【あらすじ】1.「呪いを解いてくださいぃ」と女がやってきます2.主人公京極堂が謎解きしちゃいますこれがまた、探偵映画でもなく、怪奇映画でもなく、SF映画でもなく、恋愛映画でもないという非常に中途半端な印象がぬぐえません。なぜか。原作にあるおどろおどろしさが欠落したのは以下の4点が原因かと。配慮されすぎちゃって、直接的に血を見るようなシーンがない 連続赤子殺しが物語の軸だとしても、あまりに映像が抽象的すぎた。実相寺昭雄監督関連なら、40年近く前の「怪奇大作戦」の方がよほどドキドキしながら見られます。バラエティタレントが脇を固めた 宮迫@雨上がり決死隊、恵@ホンジャマカ、マギー@元ジョビジョバでは・・・ストーリーに無理がある 双子の姉妹に気付かないとか、20ヶ月の妊娠は想像妊娠だとか、人工授精法を開発したとか、人の記憶を読みとれる探偵だとか、全く捜査しないで全てを解決する京極堂とかフィルム撮影でない? これビデオ撮影だよよね? 1990年代以降、この手の作品に不発が多いのは、画面が見えすぎるというか、ツルッとしちゃって“闇”も部分が全くないことが要因として大きいのでは。昔はテレビシリーズの明智小五郎@天知茂でさえ、おどろおどろしかったもんなぁ。旧ゴジラに迫力があって、CGバンバンのゴジラがおもちゃみたいなのも同様。40点。京極堂映画化第一弾だそうですが、この調子では第二弾はあるのかどうか・・・話飛びますが、堤真一と阿部浩って、キャラがかぶるよね。
June 28, 2006
昨年は細川茂樹主人公のおじちゃん仮面ライダー「仮面ライダー響鬼」が話題になりましたが、同じ年におじちゃんウルトラマンが誕生していたことをご存じでしょうか。しかもウルトラマンシリーズ初の子持ち設定ときたもんだ!それは別所哲也主人公の「ウルトラマン・ザ・ネクスト」です。映画の名前は「ULTRAMAN」。2005年に劇場公開されました。あらすじは、というか怪獣の設定は50%ベムラー+30%ジャミラ+20%イリス??いずれにしても、生物と融合して取り込んだ生物の能力を発揮するというのは、怪獣映画のありきたりの設定ですな。ゴジラ細胞と沢口靖子細胞、そしてバラの細胞の融合から生まれた“ビオランテ”、エボリュウ細胞に触れたサナダ・リョウスケが変身した“異形進化怪獣エボリュウ”(← マイナー)、ギャオスの亜種と思われるが、次々と他の生命体の遺伝子情報を取り込んで自己進化していく“邪神イリス”等々。ワタシはウルトラマン大好きなので、設定がどうであろうと満足ですが、子持ちの他にも今までにない設定があります。それは対怪獣組織、つまりはMATやGUTSや科学特捜隊みたいな組織がないんです(今のウルトラマンなんて“クルーガイズ”だぞ)。つまり別所哲也の所属していたのは自衛隊なのよ。これが結構新鮮でした。昨今のウルトラマンを陳腐化させているのはあの手の現実味のない組織だったりするもんね。新宿西口地下から飛び出してくるウルトラマン・ザ・ネクスト、かっちょえぇわぁ。西口公園で敵(ザ・ワン)と戦うウルトラマン・ザ・ネクスト、かっちょえぇわぁ。高層ビルの合間をすり抜ける空中戦、かっちょえぇわぁ。ということで、細かいこと言わずに70点。
April 22, 2006
「イーオン・フラックス」を見ました。そもそも初っぱなの「人類は500万人になっちゃってぇ」という設定からして「?」ではありました。。。【あらすじ】西暦2011年、品種改良によって発生したウィルスによって人類の99%(98%だったかな?)が死滅しちゃったぜ。科学者がワクチンを開発し、絶滅の危機は免れたけどよ、それ以降、科学者 一族の統治で人類は汚染された外界と隔離された都市で生活するハメになっちまった。時は流れて2415年、反政府組 織モニカンに所属する革命戦士イーオン・フラックスに君主の暗殺命令が下り・・・見終わった直後の感想は「なんかもったいない」。もう一ひねり、いや、五ひねり六ひねりくらいすれば(← それじゃ別映画じゃねぇか)、“マトリックス”も夢ではなかったのに。全てを明らかにしすぎたために深夜帯TV放送のB級映画になってしまいました。この手の作品は難解すぎる独りよがりも難だけど、少しは謎が残らないとさ。シャーリーズ・セロンのキュートな(といっても30歳(公称))肢体が拝みたい方はぜひどうぞ。40点。(お、ナルニア国物語より高得点!)
April 20, 2006
2004年4月からTV東京系にて「鉄人28号」のリメイクが放送されておりました。これが昨今見たTVアニメーションの中でも出色の出来で、ワタシも毎週楽しみにしてたんです。その「鉄人28号」が昨年映画となり、実写版で復活したんですよ。劇場で予告編を見て、よさげな印象は持っていたのですが、劇場へは足を運ばず。今思えば正解。【あらすじ】(1) ブラックオックスとの戦いです。鉄人28号に対するブラックオックスといえば、鉄腕アトムに対するプルートゥ、ウルトラマンに対するバルタン星人、デビルマンに対する妖鳥シレーヌみたいなもので、切っても切れない敵役。1話簡完結の映画にはピッタリでしょう。CGも派手さはなく、そして違和感もなく、いい感じ。20mという全高が、ビルの谷間に隠れて妙なリアリズムを生んでいます。CGの作り込みからいえば最近見た「ナルニア国物語」の方が200倍くらいお金がかけられていると思いますが、映画内のリアリズム差は倍もない。というか、アナクロの「鉄人28号」の方が生っぽいのはなぜでしょう。それでもこの映画がTVアニメほど面白くなかったのは時代設定を現代にしてしまった(原作は昭和30年だっけ?)配役が悪いいろんな設定が浅すぎて、配役やストーリーの必然性がわかりにくい特に2.。主人公正太郎役の子役がねぇ...つまらん作り込みが、なんか人の神経を逆なでするんだよなぁ。演出が悪いのかしらん(..?)? 鉄人そのものにスポットを当てればよかったのに、正太郎成長記にしちゃったから、その「へたれ → 立派」への過程がむかつくの(爆1.は映画的にやむを得ないんだけど、この現代でいかなる理由があろうとも10歳の少年が巨大ロボットを操るなんてありえるでしょうか? 対象年齢が高そうな今回の映画では、その原作設定の違和感がどうも払拭できません。鉄人28号は漫画の時代背景と漫画(又はアニメ)という手法がその違和感を消していたと感じた次第。ウルトラマンがアニメではつまらないように、ヒーロー&ロボットものにはそれぞれ生かせるメディアがあるんだねぇ。・・・って、CGを誉めておきながら、実写そのものが失敗だったってことかい(爆 55点。
April 18, 2006
クドカン好きですが、見逃している(あるいは気付いていない)映画はあるわけでして。クドカン第一回監督作品『真夜中の弥次さん喜多さん』を見ました。もっと早く見るべきでしたけどね。劇場に見に行こうとしてその機会を逃した一本です。出演者は、長瀬智也、中村七之助、小池栄子、生瀬勝久、山口智充、古田新太、森下愛子、荒川良々、松尾スズキといったお馴染みの方々。 【あらすじ】 ・・・・・・・・・・これがなんと言ってよいものやら。 出来の悪いコメディタッチの“マルホランド・ドライブ”みたいな。この世とあの世、夢と現実、過去と現代で話が展開するストーリー紹介のしにくい作品ですな。何年か前にしりあがり寿氏の原作漫画も読んだのですが...もっとシュールな作品だったような気はします。 マルホランド・ドライブが好きですから、ワタシは必然的にこの映画が好きですよ。55点。2回見ると、もしかしたらもっと楽しめるのかもね。劇場公開していたころの評判を知りませんが、恐らく芳しいものではなかったものと想像できます。しかし長瀬智也の演技、「タイガー&ドラゴン」の小虎役と全く一緒だな(^^;
April 11, 2006
非常にうかつなことに『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』を見てしまいました。いやぁ~~な予感は導入部分からぷんぷんと漂っておりましたが・・・【あらすじ】(1) ガキどもがタンスを抜けたらナルニア国でした(2) ガキ&ライオン組が魔女と戦いました(3) ライオンが勝ちました ストーリーはホントにこれだけ。子供だましでつまらんかったです。 なんとコメントすればいいものやら。CG以外見るものはほとんどございません(断定) 30点。これを見た後に「ロード・オブ・ザ・リング」を見ると、ロード~がものすごく面白い映画に思えること請け合いです。
April 10, 2006
トリノオリンピッグから『スキージャンプ・ペア』が正式採用されたのは周知の事実です。先日日本の原田・大石ペアが大技“スーパーV”で金メダルを獲得し、日本中の話題となりましたので、新しい競技とはいえ、知らない人はいないのでは?そんな『スキージャンプ・ペア』がオリンピック競技となるまでのドキュメンタリー映画が渋谷・シネマライズで公開されていますので、早速見に行って来ました。北海道の一大学教授の発見した「特殊飛行体分裂論(通称:ランデブー理論)」がこの競技を生み出し、そのうねりは彼の双子の息子や世界のスキージャンパー達を巻き込んでいく・・・1時間22分の中にものすごいヒューマン・ドキュメンタリー・ドラマが繰り広げられています。1,800円払って見に行った自分をエライと思いました。パピコ食べたくなりました。ヴィドヘルツルの金メダルチョコ、カウリスマキ兄弟の超堅極北パン、ホッケのホッケ焼き、フライホルツ&アマンのバミューダ味噌漬け(2年仕込み)あたりも食欲をそそります。ノーマン博士のランデブー・ブランデーなんてのもいいかも。50点。オリンピッグは終わりましたが、2006年4月には06-07シーズンにかけて、“甥っ子(3歳未満)の使用”が正式に認められるとも聞いています。今後も目を離せません。
February 15, 2006
東芝は2006年3月にアメリカでHD DVDプレーヤーの発売を発表。しかもうち1台は$499ととってもお安い。ソフトメーカーでBlu-rayに一歩先を行かれているHD DVD、値付けは戦略価格だわな。この発表に合わせ、ソフトメーカー各社からタイトルのリリースがアナウンスされました。 年内には150~200タイトル近い作品が登場する予定とのこと。 でもTSUTAYAには並ばないだろうな^^ 【Universal Pictures(ユニバーサル)】 ■タイトル名 「ジャーヘッド」 「DOOM(原題)」 「40-Years-Old Virgin(原題)」 「ボーン・スプレマシー」 「ヴァン・ヘルシング」 【Paramout Pictures(パラマウント)】 ■タイトル名 「イーオン・フラックス」 「フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い」 「ミニミニ大作戦」 「クライシス・オブ・アメリカ」 「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」 「スカイ・キャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」 「スリーピー・ホロウ」 「トゥーム・レイダー」 「U2:Rattle&Hum(原題)」 「ワンス&フォーエバー」 【Warner Home Video(ワーナー・ホーム・ビデオ)】 ■タイトル名 「バットマン ビギンズ」 「コンスタンティン」 「ミリオンダラー・ベイビー」 「オペラ座の怪人」 「ツイスター」 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」 「ラスト・サムライ」 「リーサル・ウェポン」 「トレーニング・デイ」 「許されざる者」「グッドフェローズ」 「キス☆キス☆バン☆バン」 「マトリックス」 「ソード・フィッシュ」 「シリアナ」 「ブレージング・サドル」 「爆発!デューク」 「フルメタルジャケット」 「Rumor Has It... 」 「ターミネーター3」 「チャーリーとチョコレート工場」 「グリーン・マイル スペシャルエディション」 「オーシャンズ12」 「トロイ」 うわ、少ねぇ(爆 つうか、ほとんど「許されざる者」だけじゃん。そしてBlu-ray Disc Associationのカンファレンスにおいても、BDソフトのタイトルが発表されました。ただこちらは具体的な発売時期は公表されていません。 こちらも同様に印してみました。 【Buena Vista Home Entertainment(ブエナ・ビスタ)】 ■タイトル名 「キル・ビル Vol.1」 「英雄~HERO~」 「ダーク・ウォーター(Dark Water)」、 「炎のメモリアル」 「ブラザーズ・グリム」 「The Great Raid (原題) 」 「アルマゲドン」 「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」 「ダイナソー」 「エベレスト(日本未公開)」 【LIONS GATE HOME ENTERTAINMENT】 ■タイトル名 「ロード・オブ・ウォー~史上最強の武器商品と呼ばれた男」 「パニッシャー」 「Devil’s Rejects(原題)」 「ソウ」 (← すごいの出すな^^)「ターミネーター2」 「レザボア・ドッグス」 「トータル・リコール」 「デューン/砂の惑星」 「ランボー 」 「See No Evil(原題)」 【Paramount Home Entertainment(パラマウント)】 ■タイトル名 「フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い」 「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」 「イーオン・フラックス」 「ミニミニ大作戦」 「スリーピー・ホロウ」 「ワンス&フォーエバー」 「クライシス・オブ・アメリカ」 「ミッション・インポッシブル」 「ミッション・インポッシブル2」 「ミッション・インポッシブル3」 【ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(MGM)】 ■タイトル名 「フィフス・エレメント」 「ドラキュラ」 「デスペラード」 「夕陽のガンマン」 「ナバロンの要塞」 「最後の恋のはじめ方」 「LOVERS」 「ロック・ユー!」 「カンフーハッスル」 「ラスト・ワルツ」 「レジェンド・オブ・フォール」 「バイオハザード」 「バイオハザード・ アポカリプス」 「ロボコップ」 「いつか晴れた日に」 「ステルス」 「スピーシーズ~種の起源~」 「S.W.A.T.」 「トリプルX」 「ブラックホーク・ダウン」 「戦場にかける橋」 【20世紀フォックス ホーム エンターテイメント】 ■タイトル名 「ファンタスティック・フォー」 「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」 「エネミー・ライン」 「キス・オブ・ザ・ドラゴン」 「アイス・エイジ」 【Warner Home Video(ワーナー・ホーム・ビデオ)】 ■タイトル名 「バットマン ビギンズ」 「コンスタンティン」 「ミリオンダラー・ベイビー」 「ツイスター」 「ラスト・サムライ」 「リーサル・ウェポン」 「トレーニング・デイ」 「許されざる者」 「グッドフェローズ」 「マトリックス」 「爆発!デューク」 「ターミネーター3」 「チャーリーとチョコレート工場」 「オーシャンズ12」 「トロイ」 【国内限定発売タイトル】 ■タイトル名 「Angel Seekers」(TBS) 「ニュー・シネマ・パラダイス」(アスミック・エース) 「スチーム・ボーイ」(バンダイビジュアル)こっちも少ねぇ(爆 ワーナーとパラマウントは双方のメディアで発売だから当然か。ん? パラマウントは双方のソフトが全然違うなぁ。なんでだ?
January 6, 2006
ふと思い立って、ティム・バートン&ジョニー・デップ作品ををレンタルしてきました。『シザーハンズ』です。「チャーリーとチョコレート工場」を劇場で見て、ずっとレンタルしようと思っていたのよねん。<ストーリー>(1) 人造人間エドワードは博士によって生み出されたが、博士の急死により、両手がハサミのままこの世に残されてしまう。(2) その後、エドワードは化粧品のセールス・ウーマンのペグの家に引き取られる。(3) エドワードは、ペグの娘キムに心奪われ、彼女に恋してしまう。(4) 地域にとけこんで行くエドワード。(5) でも結局人間の小さな悪意の積み重ねから、街を追われてしまうのだ。(TT)(TT)(TT)なんて哀しい大人の寓話なんでしょう。心洗われる思いですわ。75点。キム役のウィノナ・ライダーは18歳でピチピチしてるし、主役(エドワード役)のデップだってこの頃まだ20代。この後二人は婚約して、3年後に婚約を解消するんだなぁ。愛は儚いねぇ。そしてこの映画の10数年後、デップはティム・バートンの映画に出続け、ライダーは万引の窃盗罪で保護観察3年と薬物依存症の治療を命ぜられちゃうんだから、人生わからん。今なら1000円台で買えるこの作品、一本持っておくのもいいかもね。心がすさんだときに見るとよいでしょう。音声はドルビーデジタル4.0ch仕様なので、4本スピーカーの我が家向きでした^^
December 31, 2005
ええっと、クリスマスイブということもあり、『ラブ・アクチュアリー』を見ました。「クリスマス前のロンドンを舞台に、19人の登場人物のそれぞれの愛の形を描いたハートウォーミング・ラブストーリー」らしいですが、“19人の登場人物のそれぞれの愛の形を描いた”段階で話に既に無理がありまして、見なくても損のない”ハートウォーミング・ラブストーリー”でした。こういうオムニバス形式で最後に話が一つに集約する映画はよほどうまく作らないとね。40点。『ブリジット・ジョーンズの日記』をピークにした英米流ラブコメも話が限界に近いくらい軽くなってきてるなぁ。なぜこの映画がTSUTAYAの年間レンタルランキングで上位に入ってるのか、さっぱりわからん(..?)? (← そういう自分もレンタルしたけど^^;) 話題性だけはあるからか?我が家のクリスマスイブの晩餐。鶏一羽買ってきて、家でグリルしてみたかったのよね^^小さな夢かなったり。
December 24, 2005
久しぶりに結婚式へ。年末のこの時期に、というのは新婦のお誕生日だかららしい。どうか末永くお幸せに。結婚式に必要なのは礼服なわけですが、この礼服というヤツ、2年に1回くらいしか着ない。だから傷まないので買い替えません。作ったのは社会人になった直後くらいだと思うので、ウエストが・・・今より10cm近く細いの。1ヶ月前に仕立てた洋服屋で限界まで出してもらいましたが、それでも長時間の着席はなかなかに苦行でした。なくても困る礼服。さて、ウエストを服に合わせるか、服を買い直すか。悩む。結婚式。クリスマス。新しいファミリー、といえば『ゴッドファーザー』じゃないか。というわけで、式の帰り道にTSUTAYAに立ち寄り、レンタルしてきました。3時間ある映画を夜の25時から見始めたので、見終わったら朝だよ(^^;こんな有名な映画を今さら解説するのもおこがましい。ただただ時間を忘れさせる、引き込まれる映画であることは確か。マフィア映画の金字塔。60年前のニューヨーク、そこにいるドン・コルレオーネ@マーロン・ブランドの存在感。どんでん返さない、まさしく王道の作り方が時代を超えて名作とされるのかもね。ハラハラドキドキの映画なんて2回は見られないもん。やっぱりすごいわ、名作です。90点。(← ええぇ『下妻物語』と同レベルなのかよ(爆)アポロニアの薄肌色のビーチクを20年ぶりに拝みました。
December 23, 2005
ええっと、キアヌ・リーブス主演の『コンスタンティン』を見ました。これがまたなんつうか、映画館で1,800円払うのはもったいないけど、360円でレンタルするんならいいんじゃない?という典型的SFでした。少年マガジンあたりが特集を組む映画はそういうの多いなぁ~。今までにない”悪のヒーロー”という宣伝でしたし、アメコミの『ヘルブレイザー』を原案としているそうですから、期待していたんですが・・・期待はずれの50点。ストーリーを一言でまとめると「タバコを1日30本吸う奴は天国に行けない」違ってないよね、そうだよね^^2分間自殺しちゃって天国に行けなくなっちゃった、エクソシスト能力を持った探偵(キアヌ)が、哀愁を漂わせながら地獄に立ち向かう。自分も肺ガンになってるから、早く点数かせいで天国にコビ売らないと死んじゃうぞ!ということ。なかなかに日本人の宗教観にない世界。状況変化がスピーディーなので、ワタシも登場人物の名前が途中で追えなくなりました。単純だけどわかりにくい映画だなぁ。まかり間違っても「マトリックス」を越える内容ではないのでご安心を。しかし、“中南米辺りで何かが発見されて、それがアメリカに上陸”といったオープニング・パターンには食傷気味。これ見ただけで映画の程度が知れちゃう気がします。
December 4, 2005
自分では意識していませんが(意識しては見ませんが)、“グロテスク好き””異形好き”みたい。だからTVならば怪獣、怪人、宇宙人大好き。映画ならばおどろおどろで難解な、例えば「裸のランチ」とか、「マルホランド・ドライブ」とか(ナオミ・ワッツ好き)、「ナイト・メア・ビフォア・クリスマス」とか(^^、そういったものが印象に残りやすい。それと関係があるのかないのか、昔から日本作品でも、天知茂の「明智小五郎」シリーズが好きで(下記はその中の1本“化粧台の美女”)、映画では「金田一耕助」シリーズをこよなく愛好しております。ん、単なる推理小説好きか(^^;「金田一耕助」ものはTVでも映画でも数々やられていますが、やっぱり、市川崑監督、石坂浩二主演の連作でしょう。『犬神家の一族』(1976)、『悪魔の手毬唄』(1977)、『獄門島』(1977)、『女王蜂』(1978)、『病院坂の首縊りの家』(1979)の5作品。よく知られた『八墓村』の金田一耕助は渥美清 or 豊川悦司、『悪魔が来りて笛を吹く』は片岡千恵蔵 or 西田敏行、パロディなので性格が違う『金田一耕助の冒険』は古谷一行、ビートルズをテーマ曲に使ったもんでオリジナルDVD化が困難になった『悪霊島』は鹿賀丈史だもんね。で、長い前振りは終わって、『女王蜂』を見ました。TVの再放送を入れれば、10回目くらいかもしれません。<<ストーリー>>(1) 天城の旧家、大道寺家の娘・智子に近づく男が次々と殺される事件が発生する。(2) さて、犯人は誰でしょう?ほっほっほ。万人には全く勧められませんが、ワタシはこの手の話が好きでございます。何回見てもいいかな、みたいな。あと、2時間以上の映画にもかかわらず、あんまり時間を意識させないところもよろし。70点。出演は石坂浩二を始めとして、中井貴恵(これがデビュー作)、高峰三枝子、司葉子、岸恵子、仲代達矢、萩尾みどり、沖雅也、加藤武(等々力警部ね)、大滝秀治、神山繁、小林昭二、伴淳三郎、三木のり平、草笛光子、坂口良子等ですから、知っている人ばかり出演していると言っても過言でなし。市川版金田一はレギュラーメンバーが役柄を変え、出演しているので、他と見比べるのもまた楽しいもんです。
December 3, 2005
北野映画、7~8本は見たでしょうか。興行的には不入りばかりというのがうなずけるつまらなさ。これらは北野武というタレントをマスコミが祭り上げ、評論家だけが評価するという芸能関係内々近親相姦型映画だからでしょう。80%はつまらない。本当につまらない。ただこれはよかったですね『座頭市』です。最近TV放映したんだってね。気付かずにレンタルしちゃったよ(^^;<<超ネタばれあり>>いいか。TVでやっているくらいなんだから。よかったとはいえ、座頭市の目が本当は見えるってエンディングはいかがなものでしょう。(まさか、勝新の座頭市もそうなの?) 目が見えても見えないものがあるっていうのはよくわかるんだけどさぁ。だから座頭市は”他の人が気付かないものが見える”んじゃないの???わかりにくさがないので、かえって残念だねぇ。あと北野映画って、テンポ展開というよりも間延びに近い“空白”が多いんだけど、この映画はそれも少ない。そこもよかったんだけどなぁ。配役もいいし、演技もいい。作品そのものは65点。
November 26, 2005
ロッテの優勝パレードに24万人も集まったって、何だか信じがたいですね。そりゃ確かに幕張も五重六重の人の列でしたが、あの阪神ですら18万人の人出だったと聞くと......しかもスタンドの3万人強は除くらしいじゃないですか。そんなにファンがいたっけ? ロッテ?さてさて。たとえ優勝してもロッテはマイナー球団ですが、今ひとつ映画でメジャーになりきれなかったアメコミキャラもおります。例えばこれ『SPAWN』です。原作はスパイダーマン系だし、自由に大きさの変化するマントと体中に埋め込まれた鎖を自在に操るなんざ、いい着眼点だと思うんですが。。。久々に見ました。10年ぶりに見ても、この映画はB級でした。このマイナーヒーローっぷりは一体何なのでしょう?SPAWNは地獄の総司令官なのにマシンガン持って戦うところかなぁ。。。上官にだまされ殺されて、SPAWNに生まれ変わる設定根拠が浅いからかなぁ。。。悪役が原作に顔を似せすぎ、全然悪役っぽくないからかなぁ。。。悪のヒーローSPAWNを善に趣旨替えさせる経緯がつまらないからかなぁ。。。役者が有名じゃないからかなぁ。。。原因わかりませんが、正直さほど面白い映画じゃありません。35点。この映画、USでもイマイチだったらしく、映画の終わり方は“とりあえず今回はしのいだ”みたいな感じなのに、続編が作られなかったことからもその微妙な立場がうかがえます。
November 21, 2005
「ブレードランナー」、「トータル・リコール 」、「マイノリティ・リポート」、「スクリーマーズ」、「ペイチェック」、特に前3本は同じ雰囲気漂う(大枠では似たような話)と思っていたら、原作者は同じだったのね。今日まで知りませんでした。そんな「ブレード・ランナー」と共に近未来の悪夢を描いた伝説的なカルトSFと知ってはいたものの、監督がテリー・ギリアムじゃなぁ。。。「バロン」も「12モンキーズ」もイマイチだったしなぁ。。。でも、見ました。あの『未来世紀ブラジル』です。SF映画のクセして、2時間半近くある作品なので、ストーリーは複雑かも。超簡単ストーリー紹介ぃ。(この作品はネタばれしたところで、作品の鑑賞には影響ないと思う)舞台は徹底的な情報管理体制が敷かれた仮想国「ブラジル」。(1) 情報局のミスで、大物テロリスト タトルと間違えられた仕立屋バトルが誤認逮捕され、階上に住むジルがそれを目撃します。(2) その頃情報局に勤めるサムは、夢に現れる天使そっくりなジルを追い求めるようになります。(3) ある日サムは、バトルを誤って処刑した当局によって、ジルがテロリストに仕立てられようとしていることに気づきます。(4) ジルに一目惚れしたサムは、彼女を助けるため奮闘、ジルのデータを改ざんします。(5) 二人はつかの間の幸せを楽しみますが、結局サムは当局に逮捕され、拷問の恐怖から自己崩壊してしまいます。ううむ。こんな簡単な話にしてしまっていいのかしら。わりと見終わってから、なんで?なんで?と疑問が湧いてきました。なかなか面白かったということで70点。(5) 自己崩壊の過程で、壮大な夢想が始まるわけですが、これを見ながら、わけがわからんけどインパクトは強かった『マルホランド・ドライブ』を思い出してました。『マルホランド・ドライブ』の方がはるかにぐちゃぐちゃながら、タトルが情報局の紙ゴミにまぎれて消えてしまうところとか、硫酸で溶けた死体こぼれる棺に落ちていくとトラックの荷台だったりとか、重なるものあり。一応は未来の話なのに、設定が妙にアナクロなところもいいんだね。管理体制が非常に皮肉的あるいは抽象的に描かれているので、管理職や公務員のみなさまにはオススメです。本当です。この映画は1985年作。ハッピーエンドにしなかったところが、20年の年月を生き抜けた秘訣かと。テリー・ギリアムもこれで才能を出し切っちゃった感あるね。1989年の「バロン」や1995年の「12モンキーズ」はハリウッドマネーは注入されてるけど、アイディアは出がらしっぽいもん。今どき「12モンキーズ」なんて誰もレンタルしないでしょ?
November 17, 2005
突然変異的に名作が生まれることがありますが・・・それがこれ。『下妻物語』です。いや、冗談でも皮肉でもないよ。私だって全然期待せずに見たというか、どたばたコメディか、深田恭子メインのアイドル映画かと思っていたんだから。いや、確かにどちらも正解だけど、そんな上っ面では計り知れないような奥深い青春映画なのだ。も一度、冗談でも皮肉でもないよ。その証拠に、おじちゃんだけど、嶽本野ばらの小説買っちゃったもん(爆ストーリー的には極めて単純。ロココ調ロリータファッションに身を包む桃子(深田恭子)と,ヤンキー娘イチゴ(土屋アンナ)の青春友情爆笑物語。以上。なにがいいんだろうねぇ。惹かれた理由がよくわからん。1.主役の二人があまりに適役である 特に深田恭子、まさにはまり役。というか、彼女しかダメだ。Only One。2.演出がいい 劇画チック? 漫画チック? とにかくテンポがいい。笑えるし。3.映像がいい 原色をあえて濃くしたような、画がいい。4.もちろんストーリーがいい 言いたいことは簡単。でもその簡単なことが、らせんを描くように昇華していくから見入っちゃうのかもね。90点くらいは差し上げたい。要らないと言われてもあげちゃう^^ (マイナス分は細かいところ。例えば下妻駅の時計の設定時間がおかしいとか)見てない人は速攻レンタルすべし。娯楽として超一流。いやぁ、ホントにビックリした。
November 14, 2005
今さらながら『チャーリーとチョコレート工場』を見てきました。劇場で映画を見たのは・・・あぁそうか、妖怪大戦争と宇宙戦争の世界二大戦争ものを福岡で見たから、そうでもないか(爆元々、バットマンとか、ナイトメアー・ビフォア・クリスマスとか、マーズ・アタック!のティム・バートン監督が好きでしたから、大ハズレの可能性は少なかろうと思いましたが、これまた娯楽としては最適ですね。ジョニー・デップのまばたきしない演技と、クソガキとバカ親への多少物足りないお仕置きもなかなか。ウンパルンパ↓がうざったいけどね。見ればわかります。細く長く愛されるAB級映画として楽しめます。70点。同時期の「ティム・バートンのコープスブライド」の方が評判が高いような気もするな。アニメキャラの息は長いのだ。これって、アルド・ダールの原作童話を映画化したもの。ということは、今から30年以上前の「ウィリー・ウォンカとチョコレート工場」のリメイクだよね。こっちの映画をすっかり忘れてしまったので、何とも言えませんが(レンタルするか・・・)、主人公を入れ替えたのは、やっぱり時代の流れかしらん^^あ、邦題は直訳じゃなくて「夢のチョコレート工場」か!
November 8, 2005
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