あま野球日記@大学野球

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2006.07.26
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テーマ: 高校野球(3735)
カテゴリ: 高校野球
双方ともに、昨日の5回戦でノーヒットノーランを達成した鷲宮
高・増渕竜投手と春日部共栄高・大竹投手(7回コールドのため
参考記録)の対決。大竹は今日が誕生日。スタンドの応援席から
は「ハッピーバースデー・トゥ・ユー」と祝福があった。


だれかが天王山といっていたが、まったくそのとおりだ。


お互いのチーム同士の「意地」というか「プライド」というか、
そういったものがすべてぶつかりあった戦いだった。
「今日この日のために3年間、いや子供の頃から野球をやってきた
んだ」というような迫力があった。

春共栄 000 101 000 =2


初回、そして2回。
春日部共栄の内野エラーや投手の暴投で、労せず2点を先制した
鷲宮(わしみや)。でも、鷲宮の選手に先制した余裕はまったく
ない。

増渕竜と赤荻のバッテリーも、サインの交換がギクシャク。
何度も何度も赤荻のサインに対して首を左右に振る増渕竜。投球
もいつになく高めに浮き気味な増渕。その影響か、共栄は4回と
6回に犠打と適時打で、あっという間に2-2の同点に追いつく。

以降、一進一退の攻防が続く。

そして迎えた9回裏、鷲宮の攻撃。この回にドラマが起きた。

8番・代打の 大塚
9番・ 赤荻 が初球を送りバント。一死二塁。
1番・ 安田 には敬遠策。一死一・二塁。
2番は代打・ 加藤
サヨナラ打を放った選手だ。が、あえなく三振。
3番も代打、 小林 。内角へのボールが逸れて小林の足にあたり死球
で出塁。二死満塁。

そして主将でもある小さな4番打者(身長170cm)、 川村
打席に立つ。

共栄・大竹投手がカウント2-2から投げた6球目。
川村が芯でとらえた打球が、ライナーで飛びセンターの前で弾む。

サヨナラ!

春季県大会の再現だ。その瞬間、時間が止まる。
投手の大竹はマウンドに膝をついて、そのまま崩れ落ちた。
主将の山口も立てない。

勝った鷲宮・増渕も目に涙を浮かべている。
テレ玉の実況アナウンサー、解説者も涙声。
埼玉高校野球、歴史の1ページに刻まれる好ゲームだった。

《過去ブログ》
春季大会・鷲宮高vs春日部共栄高はこちらです。



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Last updated  2006.07.27 01:58:26
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