西本さんの前任者戸倉さんの頃の阪急は初めから勝つ意欲に乏しかったというか相性が悪い相手投手が先発してくると判ってた場合は何か理由をつけて欠場する選手が結構いたらしい。

65年から始まったドラフト制度で最も潤ったのがこの当時の阪急。南海入りを望んでいた長池外野手を第1回ドラフトで獲得し翌年には阪本内野手を入団させている。

ドラフト入団組の活躍が67年からの3連覇に繋がる。あの頃の西本さんは若くて情熱もあった。シリーズでは讀賣に毎年苦杯を呑まされたがもしあの当時阪急と讀賣が同じリーグで戦っていたら阪急のほうが勝率で讀賣を上回ったのではなかろうか?

(2007.01.25 11:02:07)

あま野球日記@大学野球

あま野球日記@大学野球

2007.01.23
XML
カテゴリ: 近鉄バファローズ
一週間ぶりの再開です。
しばらくお休みする予定でしたが、ブログを書けるときは
「断続的」に書くことで再開したいと思います。

やはり、このブログを書くことが生活のリズムになっています。
もうそろそろ丸二年にもなるし。

また少しずつやっていきますので、再びよろしくお願いします。

----------------------------

最近「組織活性化」やら「マネジメント」に関する、いわゆるビジネ
ス書を読んでいる。実に久しぶりのことで、10数年ぶり。

西本幸雄 氏のこと。

西本幸雄。
和歌山中-立教大-八幡製鉄-別府星野組-毎日-阪急-近鉄。

若いヒトには馴染みの薄い名前かも知れないけれど、パ・リーグの
お荷物と、その昔呼ばれていた阪急や近鉄をリーグ制覇できるまでに
育てた「鉄拳」の監督。TV「プロ野球ニュース」に出演していた
白髪オジサンといえばわかりやすいかもしれない。

この西本さん。阪急の監督時代に、低迷を続けるチームを立て直すため
(いや、嫌気がさし?)選手を集めて、
「監督を自分(西本氏)が続けていいと思えば○、ダメだと思えば×を
紙に書いて投票しろ」
と指示をした。そして 「もし×が一票でもあれば、オレ
は監督を降りる」
と付け加えた。
「監督信任投票事件」 である。

そして、その結果は...

○が32票、×は11票、そして白紙は4票。
結果を尊重し、西本さんは前言のとおり、監督を辞した(その後、結果と
してフロントの積極的な慰留により、辞意を撤回することになるが)。


いや、マネジメントなどという米国流のソフトな言葉は似合わない。
選手に「魂と魂のぶつかりあい」を求めているかのよう。

「×が一票でもあれば辞める」なんてセリフは、あまりに潔い。
というか潔すぎる。

当時選手だった 米田哲也 氏。
「本当に辞めると思っていなかったし、とにかく厳格な監督さんだから、
二日酔いの選手は試合に出してくれなかった」と、後日語っていたようだ。

管理野球全盛の昨今、二日酔いで試合に出るほうがどうかしていると思う
けど、昭和41年当時は、そんな選手は当たり前にいたようだ。

とまれ西本さん、
究極の管掌術で偉大な実績を作った。
たんにビジネス書の類のマニュアルを読むのではなく、その精神も少しは
学びたいものだ。

※詳しくは、 こちら



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Last updated  2007.01.24 02:08:29
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戸倉さんの頃の阪急  
デジ1工担者 さん

Re:戸倉さんの頃の阪急(01/23)  
デジ1工担者さん
>西本さんの前任者戸倉さんの頃の阪急は初めから勝つ意欲に乏しかったというか相性が悪い相手投手が先発してくると判ってた場合は何か理由をつけて欠場する選手が結構いたらしい。

戸倉監督という人がいたのですか?
私はまったく記憶にないのです。
デジ1工担者さん、とにかく詳しすぎる!


>65年から始まったドラフト制度で最も潤ったのがこの当時の阪急。南海入りを望んでいた長池外野手を第1回ドラフトで獲得し翌年には阪本内野手を入団させている。

長池、阪本。さすがにこのへんは私も知っている。


>ドラフト入団組の活躍が67年からの3連覇に繋がる。あの頃の西本さんは若くて情熱もあった。シリーズでは讀賣に毎年苦杯を呑まされたがもしあの当時阪急と讀賣が同じリーグで戦っていたら阪急のほうが勝率で讀賣を上回ったのではなかろうか?

面白いですね。
当時の阪急、あまりに強すぎて嫌われることさえあった。「プロ野球界の北の湖」のようでした。同じリーグだったら、たしかに読売に勝っていたかもしれない...。

(2007.01.25 23:59:15)

再開ありがとうございます  
zenbun さん
ブログ休止のお知らせに落胆しておりましたが、再開されて喜んでおります。
九州在住の45歳です。
西本阪急の黄金期に野球ファンになったものです。
地域柄西鉄、そして太平洋クラブライオンズを愛しておりますした。
西本氏から上田氏に引き継がれていったブレーブスの強さに切歯扼腕した日々は数え切れません。
ラジオにかじりついて野球放送を聞いた日々を思い出しております。 (2007.01.26 13:59:10)

Re:再開ありがとうございます(01/23)  
zenbunさん
>ブログ休止のお知らせに落胆しておりましたが、再開されて喜んでおります。
>九州在住の45歳です。

はじめまして。
こちらこそ嬉しい限りです。
同じ世代ですね。

>西本阪急の黄金期に野球ファンになったものです。
>地域柄西鉄、そして太平洋クラブライオンズを愛しておりました。
>西本氏から上田氏に引き継がれていったブレーブスの強さに切歯扼腕した日々は数え切れません。
>ラジオにかじりついて野球放送を聞いた日々を思い出しております。

太平洋クラブライオンズ、懐かしいですね。
あまり強いイメージが近鉄と同様なかったですね。
そのぶん、憎らしいほど阪急は強かった...。

当時の阪急、審判への抗議のために投手の投げた
ボールをわざと捕らず、審判にぶつけたとか、いや
そうじゃないとか、そんな事件もあったことも
思い出しました。 (2007.01.27 04:30:47)

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