あま野球日記@大学野球

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2007.08.02
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テーマ: ニュース(95840)
昨日の続きで 阿久悠 さんのこと。

阿久さんが作詞をした多くの曲の中に、 都はるみ さん
が歌った 「北の宿から」(75年) がある。

朝日新聞の記者が昔、阿久さんにある質問をぶつけたことが
あるそうだ。

「歌詞に出てくる『着てはもらえぬセーター』。
その女性はどこにいて、なぜ着てはもらえないセーターを
編んでいるのですか?」


記者からすれば真面目な質問ではない。冷やかし半分の


でも阿久さん、大真面目に、そして即座に答えてくれた。

「その女性は30歳過ぎで、東京で不倫し、信州あたりの
温泉宿にいる・・・」

                   (朝日新聞)


詞を書く時の、ディテールの細かさにボクは驚いた。

いま、 『風の盆(かぜのぼん)恋歌』 (高橋治著、新潮文庫)
を読んでいる。

富山・八尾で毎年9月初旬に行われる祭り 「風の盆」 を舞台
に、男女のあやうい恋の旅路を描いた小説だ。

だからといって、ボクは別に不倫に興味があるわけではない
以前、雑誌で見た写真をきっかけにして「風の盆」に興味を
もった。笠を目深かにかぶった女踊りの質素さというか、


この小説に登場するえり子が、信州あたりの温泉宿で寒さを
こらえてセーターを編む女性と重なって、ボクには見えた。




このセーターを編んでいた女性、実在ならばすでに還暦を過ぎて
いる。


「いま頃、その女性はどこでどうして生きているんでしょう?」 と聞いたら、
どんな答えを用意しているんだろうか。

ちょいと聞いてみたい気がする。

合掌。



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Last updated  2007.08.03 01:54:12
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