あま野球日記@大学野球

あま野球日記@大学野球

2008.02.25
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カテゴリ: ラグビー
昨日行われたラグビー・トップリーグ王者を決める
マイクロソフトカップ決勝。14連勝中の三洋電機を
14-10で下し、サントリーが初優勝を飾った。


早稲田大ラグビー部監督から2年前にサントリーの
監督に転身した 清宮克幸 監督の勝利後のコメントは、
彼らしいあくまで強気な、自信に満ちたものだった。


「勝負を分けたのは、ここまで積み上げたものの差。
言葉は不適当かもしれないが、今季、たまたま、
調子が良かったチーム(三洋のこと)と、昨年東芝に
決勝で負け、今年こそ決勝の舞台で勝ちたい一心で
取り組んできたチーム(サントリーのこと)の差だと
思う」



今朝の朝日新聞には、こんな記事が掲載されていた。
「いざ試合が始まれば、相手との駆け引きに監督の手


それだけではなかった





ボクは以前、清宮克幸氏が著した『最強のコーチング』
(講談社+α新書)を読んだことがある。そこに書かれ
ていることを読み返してみて、朝日の記者氏が書く記事
にちょいと違和感を覚えた。


なぜならボクが思う清宮ラグビーとは、監督の手を離
れても、選手が補完できるほどに能力を高めていること。
それこそが清宮監督の采配そのものと考えているから。


その根拠として、著書『最強のコーチング』から少し
引用を。


「『こうやれば必ずこうなる』という解答は存在しない。
しかし、『相手がこう来たら、こう動くべきだ』という
セオリーは必ずどの局面にも存在する。だから、そのセ
オリーをチーム全体に浸透させていくことが指導者の
要件」


「また一歩進んで、『この場面ではこうするべきだ』と
選手たちに、考える力を身につけさせることが大切。
そして指導者は、それを『当たり前のレベル』にまで
持って行かなければいけない」




清宮氏、前述のいわばコーチングの哲学を明確な言葉に
しようと、早稲田大の監督時代に掲げたスローガンがある。
それは 『ULTIMATE CRUSH』 。相手を徹底的
に叩きつぶし、早稲田が通った後はペンペン草も生えて

事実、このスローガンで選手たちは一層奮いたち、宿敵・
関東学院大を破って「日本一」を果たした。


このスローガン、実はちょっとした秘話がある。
清宮氏が監督就任2年目を迎えた頃、兄と慕う早大ラグビ
ー部のとあるOBにメールを送り、スローガンとなるべき
言葉作りを乞い、快く引き受けてもらった経緯がある。


そのOBとの1回目の会談では決まらずに2回目。
場所は英・ケンブリッジのホテル。開始して約一時間後、
そのOBの口から飛び出したのが、この
『ULTIMATE CRUSH』。


その瞬間、清宮氏は「それだ!」と叫び、すぐにスローガン
に決定した。わかりやすさといい、身体の中に入り込んで
くるパワーといい、まるで文句のつけようがなかったという。


さて、そのスローガンを考えてくれた早稲田大ラグビー部の
OBとは---。スローガンが決まってから、約1年半後の
2003年11月、イラクで不慮の死を遂げた外交官・
奥克彦 氏、その人だった。



◇マラソン日記◇
2月23日(土)  6km 
2月24日(日) 20km 

2月16日からカウント開始して、累計66kmウィンク



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Last updated  2008.02.26 01:18:44
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