あま野球日記@大学野球

あま野球日記@大学野球

2008.11.03
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カテゴリ: 大学野球

まだ早慶戦の第3戦が残っているけれど、
「勝手に総括!」シリーズ第2弾、 
「東京六大学野球を勝手に総括する!」
を2回に分けて掲載します。


第1回目の今回は 【チーム別総括】

今季の得失点と昨季得失点を比較しながら、
各チームの戦力を振り返ります。
(※数字は11月2日現在のもの)

尚、上位5チームは東京大から大量点を奪うケースが多く
数字に偏りが出るため、上位5チームについては
対東京大戦の得失点を除外して計算した。



今季の東京六大学リーグ、投手陣の活躍だけが目立った。
ただ投手陣が群を抜いて素晴らしかったのか、
打撃陣が湿っていたのかはわからないが。


各チームをあらためて個別に見ていくと、どのチームも
少ない得点を必死に守る投手たちの姿が見えてくる。



優勝: 早稲田大

≪得失点≫
■1試合あたりの 平均得点 (以下、平均得点)・・・ 2.5点 (リーグ3位。)
■1試合あたりの 平均失点 (以下、平均失点)・・・ 1.5点 (同1位、以下、順位のみ)
※昨日の9失点(対慶應2回戦)がなければ、平均失点は0.9点だった。

≪昨(春)季・得失点≫
■平均得点・・・3.4点(2位)
■平均失点・・・1.7点(2位)

≪コメント≫
■打撃・・・選手層が充実しているにもかかわらず、得点は少なかった。
昨季より平均得点が約1点減少している。
3番・ 松本啓二朗 (4年、千葉経大付高)と4番・ 原寛信 (2年、桐蔭学園高)
の2人が奮闘したものの、1・2番の 上本博紀 (4年、広陵高)と 細山田武史
(4年、鹿児島城西高)の打率が2割ソコソコでは得点につながらない。

■投手・・・昨日、対慶應義塾大戦の9失点がなければ、1試合平均の失点は
なんと0.9点だった。投手陣の安定ぶりは傑出している。今季、早稲田の
優勝は投手陣が牽引したもの。エース・ 斎藤佑樹 (2年、早稲田実)と
大石達也 (2年、福岡大大濠高)が大車輪の活躍を見せた。


2位: 慶應義塾大

≪得失点≫
平均得点 ・・・ 3.0点 (1位)
平均失点 ・・・ 2.2点 (3位)

≪昨(春)季・得失点≫
■平均得点・・・4.0点(1位)
■平均失点・・・2.2点(3位)

≪コメント≫
■打撃・・・ぱっと見、この戦力で2位は立派だと思う。慶應も早稲田同様、
昨季より平均得点が1点減少。昨季の首位打者だった 小野寺和也
(2年、前橋高)が今季も3割4分前後残す打率を残し、チームの勝利に
貢献した。

■投手・・・ 相澤宏輔 (4年、熊本高)と 中林伸陽 (3年、慶應高)の二枚看板
が活躍した。相澤は4勝、中林は3勝と慶應の全勝利を2人だけで挙げた。
慶應が2位にいるのは、この2人の活躍があってのこと。


3位: 明治大

≪得失点≫
平均得点 ・・・ 2.7点 (2位)
平均失点 ・・・ 1.8点 (2位)

≪昨(春)季・得失点≫
■平均得点・・・3.0点(3位)
■平均失点・・・1.4点(1位)

≪コメント≫
■打撃・・・規定打席に達した選手の中で、打率3割以上は一人もいない。
佐々木大輔 (4年、日大三高)や故障から復帰した 小道順平
(3年、二松学舎大付高)など主軸2人の不振も響いた。

■投手・・・ 野村祐輔 (1年、広陵高)と 岩田慎司 (4年、東邦高)の二枚看板が
機能して、どうにかAクラスに収まった。エース・岩田は昨季と比べ調子が
落ちたように見えたが、それを野村が見事にカバーした。


4位: 法政大

≪得失点≫
平均得点 ・・・ 2.1点 (4位)
平均失点 ・・・ 2.5点 (4位)

≪昨(春)季・得失点≫
■平均得点・・・1.0点(5位)
■平均失点・・・4.1点(5位)

≪コメント≫
■打撃・・・昨季と比べ得点力が低下するチームが多い中、法政だけが上昇した
(ま、昨季が悪すぎたのだが)。 亀谷信吾 (3年、中京大中京高)ら3人が3割
前後の打率を残すことができた。だが1番・4番が固定化できず、安定した戦い
ができなかった。

■投手・・・他の上位チームには二枚看板がいるが、法政には「4枚」もいた。
逆にそのことが各投手の一人立ちを遅らせたのかもしれない。その中で、
加賀美希昇 (2年、桐蔭学園高)がどうにか活躍できたが、打線の援護に
恵まれることが少なかった。


5位: 立教大

≪得失点≫
平均得点 ・・・ 1.6点 (5位)
平均失点 ・・・ 3.8点 (5位)

≪昨(春)季・得失点≫
■平均得点・・・1.3点(4位)
■平均失点・・・3.3点(4位)

≪コメント≫
■打撃・・・打撃十傑に立教の選手は一人もいない。打順も固まらず、クルクル
変わった。4番を安定して打てそうな打者が見つからなかった。

■投手・・・本来、 仁平昌人 (2年、日大鶴ケ丘高)と 戸村健次 (3年、立教新座高)の
二枚看板だったはずだが、仁平の故障が響いた。 増田健太 (2年、静岡市立高)
の台頭もあったが、上位に食い込むことはできなかった。


6位: 東京大

≪得失点≫ 
■平均得点・・・ 1.2
■平均失点・・・ 6.1

≪昨(春)季・得失点≫
■平均得点・・・1.4点
■平均失点・・・10.4点

≪コメント≫
■打撃・・・チーム最高打率は 岩崎脩平 (1年、海城高)の2割2分。この岩崎と、
主に5番を打っていた 高橋雄康 (3年、米沢興譲館高)の勝負強いバッティング
が印象に残った。

■投手・・・昨季と比べて失点を減らし、かつ今季だけで2勝を挙げた殊勲選手は、
完全なエースに成長した 鈴木優一 (3年、愛知西尾高)。ただ、この鈴木が登板
しない日の惨状はいつもと変わらぬ東大のまま。



⇒ 次回(第2回)は 【選手別総括】 です。

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Last updated  2008.11.03 16:26:08
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