東京六大学リーグは、今週土曜日(5月16日)からいよいよ佳境に入る。
明治大vs早稲田大、法政大vs慶應義塾大の好カードが予定されていて、
それぞれの勝敗によって優勝戦線に残る大学が絞られることになる。
さて、今日はこれまで(5月10日)の投手成績を「奪三振率」「与四死球率」
「被安打率」の項目に分けて算出してみました。(対象:規定回数以上)
まずそれを紹介する前に、東京六大学野球連盟のHPに公開されている
「防御率」を記しておきます。
(0)防御率
| 順位 | 氏名 | 大学 | 防御率 |
|---|---|---|---|
| 1 |
二神一人 | 法 | 0.33 |
| 2 |
難波剛太 | 明 | 0.54 |
| 3 |
野村祐輔 | 明 | 0.69 |
| 4 |
加賀美希昇 | 法 | 1.95 |
| 5 |
小室潤平 | 慶 | 1.96 |
| 6 |
中林伸陽 | 慶 | 2.41 |
| 7 |
齋藤佑樹 | 早 | 2.90 |
| 8 |
戸村健次 | 立 | 3.35 |
| 9 |
大石達也 | 早 | 3.38 |
| 10 |
仁平昌人 | 立 | 4.13 |
| 11 |
前田善博 | 東 | 4.84 |
投手を成績を客観的に見る上で、この「防御率」は必要な指標であること間違い
ないのですが、ボクなりに定義すると、「よい投手」の条件は次の3点だと思います。
(1)「三振を奪える」
(2)「与四死球が少ない」
(3)「被安打が少ない」
今日は上記の3点について算出し、上位(5位までの)投手を洗い出してみたので
紹介します。
(1)奪三振率
(1試合9イニングあたりの平均奪三振数、数値が多いほど上位)
第1位は誰だと思いますか? 今季これまでは早稲田大・ 大石達也
(3年、福岡大
大濠高)ではなく、明治大・ 野村祐輔
(2年、広陵高)が1位。奪三振率は「11.42」
です。
| 順位 | 氏名 | 大学 | 奪三振率 |
|---|---|---|---|
|
1
|
野村祐輔 | 明 | 11.42 |
|
2
|
大石達也 | 早 | 11.25 |
|
3
|
齋藤佑樹 | 早 | 11.03 |
|
4
|
難波剛太 | 明 | 10.80 |
|
5
|
二神一人 | 法 | 9.00 |
(2)与四死球率
(1試合9イニングあたりの平均与四死球数、数値が少ないほど上位)
言葉を変えれば「制球力」を表す指標とも言えますが、この第1位は法政大・
二神一人
(4年、高知高)。文句ナシの「0.00」です。これまで3試合、27イニング
を無四死球に抑える高成績です。
◇ 二神一人
の関連記事「あま野球日記」バックナンバーより。
「法大・二神一人と佐々木陽」
(2009.4.20) →
こちら
へ。
| 順位 | 氏名 | 大学 | 与四死球率 |
|---|---|---|---|
|
1
|
二神一人 | 法 | 0.00 |
|
2
|
加賀美希昇 | 法 | 1.30 |
|
3
|
野村祐輔 | 明 | 1.73 |
|
4
|
大石達也 | 早 | 2.25 |
|
5
|
小室潤平 | 慶 | 2.45 |
(3)被安打率
(1試合9イニングあたりの平均被安打数、数値が少ないほど上位)
被安打率数が少ない1位は、明治大・ 難波剛太
(2年、春日部共栄高)で数値は
「4.32」でした。 9回を投げて被安打が4本だなんて、あまり素晴らしすぎます。
難波剛太
の関連記事「あま野球日記」バックナンバーより。
「初完封勝利した難波剛太の高校時代」
(2009.5.11) →
こちら
へ。
| 順位 | 氏名 | 大学 | 被安打率 |
|---|---|---|---|
|
1
|
難波剛太 | 明 | 4.32 |
|
2
|
二神一人 | 法 | 6.00 |
|
3
|
野村祐輔 | 明 | 6.23 |
|
4
|
中林伸陽 | 慶 | 6.42 |
|
5
|
齋藤佑樹 | 早 | 6.68 |
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