あま野球日記@大学野球

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2009.06.12
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カテゴリ: 大学野球

投手の投げた球が足に当たった瞬間、思わず飛び跳ねて尻もちをついて



でも、これがサヨナラ勝利を決める押し出し死球になったものだから、代打で
打席に入っていた 目時大 (4年、福岡高)は尻もちをつきながらも、派手なガッツ
ポーズを繰り返してみせた。


目黒のポジションは捕手。でも正捕手は同じ学年の ジェゴ (4年、八王子実践高)。
ふつう、どのチームでも捕手は一人いればいい。富士大も例外ではない。そんな
ものだから、この大会はおろかリーグ戦での出場経験さえ一度もない。この打席
が今シーズン初出場の、いわば「苦労人」でもあった。


(12日、準々決勝)
近畿大  110 000 200 =4
富士大  000 100 03 X=5
(近)武内、福田、中後、(富)小池、中村、高橋、谷治、守安


大金星だ。


だれもが予想していなかったことが現実となったびっくり
まさか、まさか。富士大(岩手・花巻市=ボクの故郷でもある)が、強豪の近畿大
に勝利するなんて・・・。


試合の「流れ」は完全に近畿大にあった。特に7回、近大が2点を加え4-1
としたところで、普通なら「勝負あり!」のはずだった。なのに8回、5番・ 吉田翔吾
(4年、佐野日大高)の2点本塁打や 屋宮哲夫 (3年、堀越高)の適時打で同点。
なおも近畿大のエース・ 中後悠平 (2年、近大新宮高)を相手に、最終回は一死
満塁のチャンスを作ってサヨナラ勝利を挙げてしまった。 


試合中、劣勢であっても富士大の選手たちは笑顔だった。それは観ていてとても
不思議だった。なぜならそれは、体育会にありがちな「気合い」から出る笑顔とは
ほど遠く、どちらかというと、野球好きのメンバーが楽しみながらやっている
「草野球」的な笑顔に見えたから。(失礼!)


いや、実はそれが富士大の「強さの源」なのかもしれない。


試合前、ベンチ前ではサヨナラのヒーローとなった目黒とジェゴが一緒にじゃれ
合う光景があった。特に「苦労人」のはずの目黒の表情には笑顔があふれ、強豪
との試合前なのに緊張感など微塵も見られなかった。「無欲」と「明るさ」がモット
ーの富士大にあって、目黒の笑顔はその象徴的な存在にも見えた。
彼の「サヨナラ死球」は、ある意味、富士大らしい勝ち方だったと言えるかもしれない。



一方の投手陣もよく踏ん張った。特に2番手で登板した 中村泰平 (3年、立正大
ショウ南高)のピッチングが勝利を呼び込んだ。そしてその結果、明日の準決勝は
万全に近い状態でエース・ 守安玲緒 (4年、菊華高)がマウンドに立つことができる。


まさに 青木久典 監督のプランどおりの展開になった。
富士大の快進撃は、まだまだ続く・・・!? 



大笑いウィンク

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Last updated  2009.06.13 04:38:26
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