あま野球日記@大学野球

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2009.08.24
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テーマ: 高校野球(3735)
カテゴリ: 高校野球

夏の甲子園、決勝・中京大中京高(愛知)vs日本文理高(新潟)戦は、いま
録画を見始めたところなので明日書きます。



8月14日のこのブログで、ボクはこんなことを書いた。
背筋を痛めた 菊池雄星 (長崎日大高戦、8月12日)に対して、
「もう甲子園で投げられなくなったなら、 「『泣くな菊池、甲子園の花』という
言葉を贈ろうと思った」
と。
(もう負けてしまったので、今回はそのままタイトルを使いました)


こんな安直なパロディが、その後現実のものになってしまい、ボクはバカなこと
を書いてしまったと、いまになって後悔している。準決勝(23日、対中京大中京
高戦)で見せた彼の姿は、それほどに痛々しかった。


ブルペンで投球練習をしている時もほんのキャッチボール程度。思い切り腕を
振ることさえできない状態だったが、試合展開は菊池に休養を与えるほど生温
くはなかった。


準決勝で突然マウンドに上がらざる得なかった場面と、彼が投げた11球をもう
一度振り返ってみた。



(2009年8月23日、準決勝第2試合)
花巻  000 000 100 = 1
中京  100  2 11X =11
(花)吉田-猿川-菊池雄-猿川、(中)堂林-伊藤


花巻東の先発は2年生の 吉田陵 。序盤こそ緊張のせいか制球が定まらない
投球だったが、次第に落ち着きを取り戻す。3回裏はカーブやスライダーがキレて
1イニングに3三振を奪うなど、当面吉田ひとりで試合を作ることも大丈夫だ!


そう思った矢先の4回表、中京高の5番・ 磯村嘉孝 (2年)に本塁打を浴びて吉田
の調子が狂ってしまった。後続の打者にも3本の安打と1つの死球を与え、スコア
1-3に差が開き、なおも二死満塁のピンチを迎える。


ブルペンで投球練習をしていた菊池は盛んにベンチに 「投げさせてください」
言うように、盛んにベンチを見つめる。ベンチも腹を決めたように菊池をマウンド
に送り出した。


「菊池雄星の11球」。

■打者は3番・ 河合完治 (3年)。
1球目 ボール
2球目 外角の球を巧くおっつけて、レフト左をライナーで抜ける適時三塁打
     (走者が一掃し、スコアは1-6に) 

■4番・ 堂林翔太 (3年)。
3球目 一塁ゴロでチェンジ。

■(5回裏)5番・ 磯村嘉孝 (2年)
4球目 ボール
5球目 ストライク
6球目 ファール
7球目 ファール
8球目 ファール
9球目 空振りで三振

■6番・ 伊藤隆比古 (3年)
10球目 ボール
11球目 左中間へのソロ本塁打(スコアは1-7に)

※「菊池雄星の11球」については、後日もう少し詳しく書きます。

この11球で、菊池雄星の最後の甲子園は終わった。

大会期間中、チームメイトたちは口々(くちぐち)に、皆こう言った。
「雄星だけのチームではない!」 


センバツ、そして今大会を見ていて、ボクもそう思った。
「雄星 だけ のチームではない」

でも、

「雄星 いるから、機動力溢れる素晴らしいチームが完成したのだ・・・」
今更ながら、そう感じている。 

花巻東高 の関連記事「あま野球日記」バックナンバーより。
「花巻東、敵愾心が引寄せた決勝進出」  (2009.4.1) → 
こちら
「感動運んだ花巻東・佐藤涼平」  (2009.8.21) → 
こちら



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Last updated  2009.08.26 23:34:09
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