■以下、デイリースポーツより。
巨人の杉内俊哉投手が9日、ヤフードームで行われたソフトバンクとのオープン戦で先発し、5回8安打7失点(自責6)と打ち込まれた。
移籍後初めて臨んだ古巣との一戦。二回、長谷川に2ランを浴びるなど6失点。続く三回には新外国人のペーニャに来日1号ソロを打たれた。悪夢のようなマウンドを降りた杉内は「久々に7点。嫌ですよ。打たれるの嫌ですから。二回は久々に焦りました。こういうのを止まらない、というんだと思っていました」と、振り返った。
■今季から読売に移籍した 杉内俊哉
。ボクは杉内の名前を聞くと、以前読んだ『松坂世代』(矢崎良一著、河出書房新社刊)にあった「 鹿児島実高のエースだった杉内にとって、甲子園は『行きたいところ』ではなく『行かなければいけないところ』だった」
という一節を思い出す。
経済的に恵まれない家庭に育った杉内は、高校時代から 「俺は絶対にプロに行く」
と公言してはばからなかった。小さい頃、母親から 「おまえはプロ野球選手になるんだよ」
と育てられ、家族の将来が自分の左肩に懸かっていることをひしひしと感じていた。だからプロに行くため、杉内にとって甲子園は単に『行きたいところ』ではなく、甲子園で活躍することが必須条件、『行かなければいけないところ』だった。
高校3年の夏、鹿児島県大会の決勝はエース・ 木佐貫洋
(現・オリックス)を擁する川内高と対戦し、下馬評を覆して、鹿児島実が優勝した。当時を振り返った木佐貫のコメントが同書に紹介されている。
「スギウチ君は17歳とか、18歳という当時から、背負っているものをはっきりと認識できたんでしょうね。家族や身近な人のために、自分が頑張らなければいけないということを。当時のボクにはそれがなかった。その差が勝敗を分けたんだと思います」。
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