■毎日新聞より。
第84回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は4日午後、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝を行い、大阪桐蔭(大阪)が光星学院(青森)を7-3で破り、初優勝を果たした。
大阪桐蔭は小池の先制2ランで主導権を握り、その後も効果的に加点した。大阪勢がセンバツを制したのは第65回大会(93年)の上宮以来19年ぶり9回目。春夏通算19度目の全国制覇で、これまでトップで並んでいた愛知を引き離し、単独1位となった。
春夏通じて東北勢初の甲子園優勝を目指した光星学院は昨夏に続く準優勝だった。
■決勝戦のポイント
決勝(2012年4月4日)
光星学院 002 0 1
0 000 =3
大阪桐蔭 203 000 11X =7
(光)●城間-金沢、(大)○藤浪
9度目の正直で初の「白河越え」を願うボクだったが、5回表、光星学院の攻撃に悔いが残る。同点の好機を作り「流れ」が光星学院に向きかけた時、大阪桐蔭・ 笠松悠哉
三塁手がファインプレーを見せ、「流れ」をがっちり掴んで放さなかった。結果、このプレーが勝敗を分けた。
その5回表のこと。
3点差を追う光星学院の攻撃。先頭の3番・ 田村龍弘
が落ちる球を上手く掬って中前打で出塁すると、続く4番・ 北條史也
がすっぽ抜けたスライダーを叩いて左中間二塁打を放ち1点を返す。5番・ 大杉諒暢
は一塁線にセーフティーバントを試みセーフ。無死一・三塁と好機は続く。一死後、7番・ 城間竜兵
が打席に入る。
1球目、ストライク。
2球目、ファール。
カウントは2ストライク。
そして3球目。城間が叩いた打球は、強烈なゴロになって三遊間に飛んだ。
抜けた!・・・と思った瞬間、大阪桐蔭・笠松が横っ跳びして捕球し、振り向きざまに本塁へ送球、三塁走者を刺した。
もし打球が抜けていたら、この試合はどうなっていたかわからない。笠松のプレーがチームに優勝を手繰り寄せた。
■詳細
大阪桐蔭は1回、走者をひとり置いて4番・ 小池裕也
が左中間に2点本塁打を放ち先制する。同点に追いつかれた3回、先ほど本塁打を打った小池が右前打で出塁すると、続く5番・ 安井洸貴
の右中間三塁打で3点目。6番・ 笠松悠哉
の死球後、7番・ 白水健太
の右前打、8番・ 水谷友生也
の犠飛で、さらに2点を加えた。
なおも大阪桐蔭は攻撃の手を緩めない。7回に3番・ 水本弦
の犠飛で6点目を挙げると、8回も1番・ 森友哉
の犠飛で効率よく加点し、勝利を確実なものにした。投げてはエース・ 藤浪晋太郎
が12安打を浴びたものの要所を締めて完投勝利した。
光星学院も3回、3番・ 田村龍弘
、4番・ 北條史也
、5番・ 武田聖貴
の3連打で同点に追いつき、5回も1点を返したが、その後は「流れ」を呼び戻すことができなかった。
《藤浪晋太郎の成績》
9回、148球、被安打12、奪三振6、与四死球2、自責点3。
■今大会も「白河越え」は叶わなかった。
過去「白河越え」を果たせなかった東北勢の決勝戦績
に、今日の敗戦も書き加えることにしよう。
【甲子園2024夏】大社、31年ぶりのベスト… 2024.08.18
【埼玉高校野球2005夏】埼玉栄OB・木村文… 2023.09.18
【2023WBSC U18】井端和弘さんの苦言を蹴… 2023.09.12 コメント(2)
PR
Keyword Search
Calendar
Comments