朝日がホテルの8階の窓を明るく照らすなか支度をし
ゆっくりと母と過ごしでかける。
昨夜駆けつけた親戚や知人、友人に見送られ
ひとの命の限界をなんどもなんども飛び越えて
命ある限り生き抜いたひとにしか行けない国への旅立ちを見送る。
命には限りがある。
困難や幸福も永遠のものではない。
終わりがあるから辛抱もできる。
終わりがあるから永遠を求める。
未知なる永遠
優しい 懐かしいひとのいるところ。
人生という旅にだされ 苦楽悲喜こもごも、
相反するものをすべて味わい尽くさなければいけないところ、
それは 魂の故郷
ひとはそこからきて、そこに帰り、きっとまた優しい時間が始まるはず・・・