今日もまたゲリラ豪雨が大暴れ。
ここも雷と雨が一時ひどかったです、テレビのテロップは
まだずっと気象情報を流しています。
各地に警戒情報がでています。被害がないことを祈ります。
新国立美術館
で7月2日から9月15日まで開催している
「 ウイーン美術史美術館 静物画の秘密展」
の話を続けます。
ブラッスリーポールボキューズでランチ
をしたのち、ゆっくりと鑑賞してきました。
入り口でいただいたリストに、注意されそうな気がしながらも
ボールペンで印象深かった作品に印をしながら、みていましたら、
案の定、つつつっと息子ぐらいの若い子が寄ってきて
新国立ブランドのツンツンに削ってある鉛筆を差し出し
「これをお使いください、お帰りのとき、出口でお返しください」
展覧会の ホームページ
には代表的な絵の紹介もあり
記憶のなかの絵を深い記憶へと導く手助けをしてくれます。
以下 わたしが今回来日した75点の絵の中で
よいと思った絵、○印をつけた絵画の記録です。
ホームページをみながら、ご一緒に 「静物画」の秘密に迫ってみませんか?
第一章 市場・台所・虚栄の静物
静物画(Stilleven)は17世紀オランダで生じたといわれています。
第一章で紹介された風俗の描写がその後、食卓に上る静物の描写へ。
4 フレデリク・ファン・ファルケンボルフー一世の工房
花市場(
春)1960年ごろ 油彩 キャンヴァス
8 フランドルの画家に帰属
巻貝と二枚貝のある静物 17世紀後半 油彩 キャンヴァス
当時としては珍しい貴重な貝。
13 アントニオ・デ・ペレダ・イ・サルガド
静物:虚栄(ヴァニタス) 1634年頃 油彩 キャンヴァス
ホームページ内「 静物画の秘密を読み解く 」をクリックすると この絵の解説が読めます。大天使がもつハプスブルグの領土が最大の時に君臨したカール5世の肖像のカメオ、テーブルに書かれた文字「NIL OMN」 の意味は 「すべては無」。どのような栄光もつかのまのことでしかないことを現しているといいます。
静物画(Stilleben)(静かなもの)は フランス語では 「nature morte」(死んだ自然)。
儚さゆえ美しく耀く。花鳥風月、あらゆるものに永遠はない。
それゆえ、その一瞬を虚しくも想い、いとおしくも想う。
静物画はそれゆえ描かれ、我々の孤独な心に呼応してきたのかもしれない。
第二章 狩猟・果実・豪華な品々・花の静物 に続きます。
応援しています、作曲家 秦万里子さん♪
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