先日、息子のお友達のお母様が美味しいお煎餅を送ってきてくださいました。
次男が高校3年生になったとき、
なんとか歩けるようになってきたこともあり、
どなたもお手をおあげにならなかったら、
一人前に動けない私でもよかったら、役員をやらせていただこう・・と
小さな大決心をして学校のクラス懇談会にでかけていきました。
二男が小学校へ上がったと同時に、寝たきりになりはしないか、不安な日々を送り
歩行もままならなくなってしまったものですから、
二男のお世話になった学校へのご奉仕はまったくすることができませんでした。
長男のときのように学校に関わることができないことが、
悔やまれてしかたなかったのものですから、
二男の高校生活最後の年が残された最後のチャンスでした。
みなさんのご都合で、幸い私でもよいことになり、お受けすることができ、
どれだけ動くことができるのか不安でしたが
とにかく一生懸命やってみようとその不安はしまいこみました。
皆さんに必死でついていきながら、できることは(少ないですが)
なんでもお手伝いしようという意欲のみで、
なんとか担当したお仕事もまっとうでき、
卒業した今でも、お付き合いが続くという、
大きなおまけまでいただいてしまいました。
彼女は当時、わたしと同じ病気が進行してる最中で、
素敵な立派なママさんなので、そのことをご存じないみなさんは
彼女に水を向け、「ぜひに!」とお願いしたのですが、
聡明な彼女は、そこで無理をせず、お断りになりました。
私がお受けしたことを、とても気になさり、
会うごとに「私の代わりにやってくれてごめんね、ありがとう」と
ねぎらいのやさしい言葉かけをし続けてくださいました。
でも、彼女のお役にたてたのは、偶然でも嬉しく思いますが、
わたしは二男のために役員をやりたかったのです、
ご迷惑をかけると承知しつつも、母親として、なんらかのお役に立ちたかったんです。
そして、私が一番心配だった彼女のお加減も
新薬の早期投与で上々の効果を得て、
今はお元気に世界中をめぐりたいと海外旅行を楽しまれておいでとか。
これほどうれしいことはありません。
この思いがけない贈り物、彼女のお気持ち、彼女のおしあわせの証と、
ありがたく頂くことにしました。本当にありがとうございました。
わたしは勇気をだして、役員をさせていただけたことで、
どれだけ母親としての充足感を得たことか・・・
わたしこそ、いろいろご配慮いただきながら、
お仕事をさせていただき、当時の理事の皆様には心より感謝しています。
そしてなによりも、私がやるならと寄り添い、一緒に役員を引き受けてくれた
友人のあれいこさんがいたからこそ、なんとかやりとおすことができたと思っています。
本当にありがとう。
ママのお気持ち、美味しく味わわせていただいています、
夫も驚きながら、嬉しそうに、一緒にいただいています。
ありがとう、とってもおいしい!・・・・
「人様のお世話にならないように!」と、不自由になった当初は思いましたが
お人の役にたつことって、最高にうれしい。
だからわたしは、いっぱいお世話になっちゃおうって思ってます。
いや、ど~んとお世話になりながら、やりたいことにはするようにしています。
そして いつかどこかでどなたかのささやかなお手伝いや
お役にたてるようになることができればというのが、
わたしの生きがいであり、目標です、がんばろっと。