コモディティ化 とは
市場に流通している商品がメーカーごとの個性を失い、消費者にとっては何処のメーカーの品を購入しても大差ない状態のことである。 (Wikipedia引用)
IBMはノートPC産業はコモディティ化と判断して中国のLenovoに売却したのだそうだ。
今、大不況に喘いでいる家電産業、とりわけ液晶TVあたりもまさにそれ。
電卓なんてのもそう。
消費者に訴えるすべは価格を下げることのみ。
そうなると人件費の安いアジア諸国の生産するものに適わなくなってしまう。
Netbookはどうだろう?
そもそも低コスト化が得意な台湾メーカーASUSが仕掛けてきたわけだ。付加価値のある(つもりだった)ノートPC界にある意味コモデティ化を仕掛けてきた。
商品の企画と消費者のニーズが一致したので世界中で大ヒット。
そこに巨大企業マイクロソフトが ULCPC縛り をかけてきた。
ULCPC縛りとは
(Vistaがまるで売れず、販売中止したはずの) WindowsXpをパソコンのスペックを限定内に収めれば破格で供給する
というもの。
CPUはAtomまで、メモリーは1GBまで、SSDは16GBまで、HDDは160GBまで。。。
それまではASUS社はWindowsは重くて高いと見向きもしなかった。
それが格安でXpが入手出来るなら・・・と、どんどん導入。
各社それに追従していった。ACER、MSI、Lenovo、Dell・・・
もう思いっきりコモディティ化に向かっている。
私がNetbookの記事を最近書かなくなったのはコモディティ化を感じ始めたからかもしれない。
日本企業にはもっとも苦手な領域だろう。
一部の国内自動車メーカーはハイブリッドエンジンで急場をしのいでいる。
単なる安い車なら中国やインド製には適わないわけだ。日本じゃこの値段じゃ作れまい。
今後のNetbookはどうなっていくのだろう?
Netbookのルーツを受け継ぐのはこいつ。
私はこれとよく似たEeePC 900A(海外モデル)を愛用している。
この記事もEeePC 900Aで書いています。
ちなみにこの記事のキーワードは コモディティ化
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