愚痴日記

アオ誕生から1歳6ヶ月まで

切迫早産での3ヶ月間にも及ぶ入院生活の後、37週に入ってすぐ
アオは2500gで生まれました。
平成13年2月です

母乳はまあまあ飲んでくれてましたが、黄疸がでて光線療法を2日間しました。

退院後はますまず順調でしたが2ヶ月過ぎたころより、母乳トラブルが始まり
ました。舌小帯癒着があったのです。
乳首を潰しながら飲むので、おっぱいがすぐ詰まってしまいました。
でも本人は飲みすぎでマルマル太っていました。
（自閉症の子供は母乳トラブルが多いようです）
手術をすすめられましたが、ふみきれず、トラブルと付き合いながら1歳3ヶ月
まで母乳をやりました。

授乳中に気になっていたのは、おっぱいを飲む時に私の目をみない事でした。
本に載っている写真やデパートの授乳室での他の子の様子を見て、
アオは私の目をみておっぱいを飲まないなあと。うっすら不思議（ちょっと不安）
に思っていました。でも一生懸命飲んでいるからだと思ったりしていました。

首すわり、寝返り、お座りは順調でした。
市の主催する親子遊びの会にも参加しました。
手遊びはあまり喜ばず、仰向けの状態で上の方にどんどん移動して行きじっと
していてくれませんでした。

つかまり立ちは遅めで1歳過ぎにようやくしはじめ、歩行は1歳3か月でした。
今思えば、はいはいはスピードがありました。(ｰｰ;)

喃語らしきことばも言っていました。
下に娘モモができてからモモの喃語を聞いて、アオの喃語とは何か違う気が
しました。はっきりとは思い出せませんが

しかし、1歳を過ぎても、バイバイ、指差しはしませんでした。
1歳少し前に出産時に仲良くなった仲間が遊びに来た時、
（当然誕生日はみんな近い子供達です）
みんな”おつむてんてん”とか芸をやるのを見て、みんなすごいなあ
とびっくりしました。なぜならアオはまったくできていなかったからです。
もうおしゃべりしてる子もいました。おしゃべりは個人差があるとわかって
いたのでそれほど気にしませんでしたが、模倣（芸）についてはちょっと気に
なったのを覚えています。

離乳食もよく食べてくれて元気そのものでした。
そろそろ二人目のことを考えはじめていました。
なんとなく気になることは抱えつつも、順調に育っていると思っていました。
まだ自分の子供が障害児だなんて思いもしてない頃でした。
1歳3ヶ月になりようやく歩きはじめました。
喜びもつかの間、どんどん歩いていってしまい、追っかけまわさなくては
なりませんでした。
本当にじっとしていなくてたいへんでした。呼んでも戻ってきてくれません。
公園などに行っても他の子供がいてもおかまいなしにどんどんつきすすんで
いくので、謝ってばかりでした。
私たち夫婦の間でADHD？の事が気になり始めた頃です。

1歳半近くなり、発語が遅れている事、呼んでも振り向かないことに
さすがの親ばか夫婦も気づきはじめていました。
でも男の子だし、呼んでるのはわかっているけど、遊びに行きたいんだ。
と勝手な思い込みをして現実をみていませんでした。

そしてその頃には私は2人目を妊娠していました。
奥歯になにか挟まったまま、住まいも新しくなり、着々と新しい家族を
迎え4人で暮らす準備は始まっていました。

多動ぶりはますますすごくなり、妊婦の私はつきあいきれなくなって
いました。

そして今思えば、言葉がないかわりにクレーン（人の手を持って道具のように
何かさせる事、自閉児の特長のひとつ）をやっていました。

ママ友の子供達はポツポツと単語がでてきていました。
アオもバイバイ（逆さではなく普通の）はするようになっていました。
でも病院の売店でガムを掴んできてしまったり、歩き出すと全く親を
無視している様子を見ていると段々暗雲が立ちこめてきました。

そして。1歳6ヶ月検診です。（実際には1歳7ヶ月）

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