愚痴日記

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2歳1ヶ月 運命の診断結果

妹のモモが生まれて、不思議そうにしているアオでしたが、特に叩いたり、赤ちゃん
返りもなく、マイペースに過ごしていました。
でも言葉は増えず、私達はいよいよ受診する決意を固め、準備を始めました。
そしてアオ2歳1ヶ月(モモ生後1ヶ月)のある日、児童精神科を受診しました。
(家族4人で)


部屋に入るなり、アオはおもちゃを見つけ突進、医師や臨床心理士の姿は全く眼中に
無い様子で、遊んでいました。まあいつもどうりという感じでした。
事前にアオの様子は話してありましたので、しばらく様子を見ていて、医師が
「発信優位で、受信はできていないようですね。やりとりが難しい状態です。
コミュニケーションに障害があります。市の療育通園施設の順番待ちの手続きを
すぐにしましょう」と言いました。

私が「通園申し込みの際の書類にはどんな診断名を書けばいいですか?」
(本当は書類なんてどうでもよくて、診断名は何なんですか?って聞きたかったの
に、なぜか婉曲した言い方をしていました)と尋ねると、
「『広汎性発達障害』と書いておきましょう」と言われました。

私たちはすでに広汎性発達障害については勉強済みだったので、言い回しは違う
けれど、『自閉症』だと理解しました。はっきりと障害児の親になった瞬間でした。
不思議と涙もでませんでした。

医師は今後の方向性として、「1日1回は『どうぞ』とか『ちょうだい』などのやりとり
をできるように教えていくように」と言いましたが、その時のアオの状態では、
そんなこと全くムリだろうとわたしは途方にくれてしまいました。
普通の子なら勝手に教えなくても始める簡単なやりとりでさえ、その時のアオには
難しい事でした。


また、娘も生まれたばかりで心労のたまった様子の私を心配して、「療育通園は
数ヶ月待ちなのでその間、本人のためというよりはお母さんのために、入れてくれる
保育園(託児所)があれば入れましょう」と。

そして「言葉は当分出ないと思ってください。」と言われました。
(結果的にはその後わりとすぐ単語がでたのですが、後日談として、担当心理士に
は、その時「あの子はもうすぐ言葉がでてくるね」と話していたそうです。
親が期待しすぎないように厳しく言われたのかも)


そして我が家の療育生活がスタートしたのです。


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