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えーっと、プーアル茶(熟茶)にしては薄くないですか(^^;)
実際に飲んでみましたが、やっぱりこれは私の知っているプーアル茶ではありません。
品種も製法も違うと思います。
確かに、よく言われるようなカビ臭さとは無縁です。
しかしながら、雲南大葉種特有の厚みは全然ありません。
なによりも発酵が軽いというか、発酵不良を疑います。
成分が十分酸化していないので、結構胃を削る感があります。
空腹時に飲むのはオススメできません。
お茶の品種も発酵技法も違うということは、プーアル茶に含まれる健康に良いとされる成分が含まれていない可能性があります。
プーアル茶は、特有の健康機能を期待して飲む人も多いので、これをプーアル茶と称して販売するのは、ちょっとマズイんじゃないかと。
<プーアル茶の定義とは?>
飲んでみても、やはり、かなりグレーなお茶のようです。
しかし個人の見解や見識・印象だけで判断するのは危険です。
ここは、プーアル茶の国家標準と照らし合わせて確かめてみましょう。
ホンモノ・ニセモノを判別するのは、個人の見解ではなく、中国政府の見解に基づくものであるべきです。
主観では水掛け論ですからね。

前回に引き続いて登場したプーアル茶の国家標準です。
表紙をよく見てみましょう。大きく「地理標志産品 普洱茶」と書いてありますね。
「地理標志産品」というのは、中国のいわゆる「原産地保護製品」のことでして、生産地域を指定し、地元産業を保護している製品という意味です。
地元の人たちが頑張って作ったブランドを保護しないと、ニセモノ天国ですから、コピー商品が出回っちゃうんです。
もし、この国家標準に沿わないものを販売しちゃうと・・・
それは中国国内だったら、まず、アウトですね。
なお、中国の原産地保護の法制度は、現在、EUとも相互認証の動きが進んでいるという、結構ヘビーなものです。
EUの原産地保護法の有名な一例を挙げると、「フランス・シャンパーニュ地方で作られたもの以外、シャンパンとは呼べない(スパークリングワインと書け)」というヤツがあります。
これと同じランクの規制だと思って下さい。
さて、最初の方にある、プーアル茶の定義を見てみましょう。



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