「歩きつなぎの旅」の記録

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タロウ@ Re[3]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) きんじろう36様 たいへんおそくなりまし…
きんじろう36@ Re[2]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) タロウ様 8月25日、兄はタロウさんの…
タロウ@ Re[1]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) きんじろう36様 お返事ありがとうござい…
きんじろう36 @ Re:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) タロウさん。兄から再度メールが来ました…

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2007.08.12
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東北一周徒歩旅行-(28)

04:30起床、昨日買ったのり弁当で朝食を済ませる。女将さんに頼んでおいたカモノハシ水筒2本(氷結ポカリスエット1L+氷1L)およびペットボトル1Lをザックに詰めて、05:25「佐々木旅館」を出発。

いったん国道4号線に出るが、1kmほどで安比川に沿う県道6号線に折れる。県道にはいって暫くの合川集落、「これ、持っていきなさい」早朝の農作業を終えたらしいおばあさんが、エスカップを2本くれる。こういう形で「元気」をもらうと、普段なら半日くらいそのパワーが持続するのだが・・・この暑さ、1本30分で涸れてしまう。

エスカップ「お接待」
06:30県道の電光気温標示はすでに26度。晴天に文句を言ったらバチが当たるけど、天気良過ぎ。今日も猛暑になるのは、火を見るよりも明らか。計画では標高600mの田代平高原で野営することにしているが、それに耐えられる自信は無い。高原にある「七時雨山荘」に当たってみよう。

08:30天台寺(瀬戸内寂聴さんが住職の寺)入口にある向田集落、電光気温標示は30度。電話ボックスから「七時雨山荘」に連絡してみる。「今日は満員です」、「キャンセルは出ませんか?」、「家族連れと団体さんが多いですから・・・」。時間を置いて再度電話することになる。

野営に備え、浄法寺の町で食料を調達。暑さが厳しくなり、頻繁に休憩を取らないとオーバーートしてしまう。10:00「海上の湯」、「七時雨山荘」へ電話する。「キャンセルはないです」、「兎に角そちらまで行きます。キャンセル無ければ近くでテント張りますから」。

樋口集落で牛乳を調達、パンと牛乳で昼食にする。旅館を発つとき持って出た3Lが、残り0.7L。リンゴジュース1.5Lを追加補給。歩きだしても1km毎に休憩、写真を撮る余裕もなくなっている。

11:40下藤集落、農家の庭先で休ませてもらう。おばあさんが椅子と冷やしトマトを持ってきてくれる。隣では小学生の女の子がビニールプールで水しぶき・・・頭から沈んでしまいたい衝動に駆られるが、そんなことをしたら警察を呼ばれてしまうかも。

飲料調達の最終地点と思われる石神集落で、オレンジジュース0.5Lを補給。県道6号線から、13:10田代平高原へ向かう県道30号線へ折れる。「七時雨山荘」まであと8.5km、標高差は400mもないのだが・・・。



朝から一体何Lの水分を飲んだのだろう。5L以上は間違いない。16:05フラフラで「七時雨山荘」にたどり着く。名前を告げて「部屋はありますか?」、「はい、ありますよ」・・・ああっ、助かったぁ。部屋に倒れ込んで動かなくなる。エアコンは無く、高原を渡る風も無い。網戸の無い窓から虻が侵入してくるが、追い払う気力も無い。

七時雨山荘
風呂からあがって大分落ち着く。夕食は炭火のバーベキュー。本来なら「高原の爽やかな風に吹かれて」なのに、風が無くて兎に角暑い。横浜から来たオノ氏と同じテーブル。62歳のオノ氏、パキスタンの8000m峰にも登頂した本格的な「山屋」。カラコルムの山の話を聞かせてもらう。窓から干草のにおいと虻が入り込む部屋で、眠りに落ちる。「七時雨山荘」、夕食付6500円。


二戸駅前→七時雨山荘:36.3km(東北一周徒歩旅行累計852.2km)

東北一周徒歩旅行-28





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Last updated  2007.08.23 18:08:11
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