みちゆく読書・映画日記

みちゆく読書・映画日記

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2009.01.28
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カテゴリ: 小説



ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。日本人女性のサチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは、彼女が心をこめて握る「おにぎり」。けれどもお客といえば、日本おたくの青年トンミひとり。ある日そこへ、訳あり気な日本人女性、ミドリとマサコがやってきて、店を手伝うことになり…。普通だけどおかしな人々が織り成す、幸福な物語。


なんていうか、薄っぺらくてご都合主義なお話で、いまいち好きではなかったです。
まず最初にフィンランドのお店を開く為に買った宝くじで一億円が当たった時から、ずっと「なんて都合良く……」といった展開が続き、人物も表面的で、つまらなかったです。
舞台をフィンランドにした意味が、全く見えてこなかった。
フィンランド特有の何かや、もっと踏み込んだフィンランドっぽさはなく、「旅行に行ってなんとなく良かったから舞台にしてみようかな?」くらいの乗りの、薄っぺらい世界でした。
映画はCMしか見てなかったけど雰囲気がありそうだったのに、小説には雰囲気がナシ。淡々として、事件が起きて、なんだこれは?って感じのお話。
好きな人は好きなんだろうけど、好みが分かれそう。
映画を見てから読んだら、意見も違ったのかな?



かもめ食堂
著者: 群ようこ
出版社: 幻冬舎
サイズ: 文庫
ページ数: 216p
発行年月: 2008年08月








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Last updated  2009.01.28 15:58:45


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