みちゆく読書・映画日記

みちゆく読書・映画日記

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2009.02.14
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カテゴリ: カテゴリ未分類



「今日、あたしは恋に落ちた」―10歳のミランダの日記はその一文から始まった。片想いのお相手は、親友は兄ターナー子爵。ハンサムで優しく、皆の憧れの的だった。その日も、美しいとは言えない容姿を友達にからかわれて傷ついたミランダを慰め、将来美しく成長したときに昔のことを笑い飛ばすためにも日記をつけなさい、と言ってくれた。そしてミランダは叶わぬ恋心を綴り始め、9年の月日が経った…。RITA賞受賞の傑作。


まず、ロマンスとしては致命的で、ヒーローのターナーがへたれというか、軟弱(軟派)?というかダメ男すぎた。
物語の最初の方はいい感じのロマンスで、ヒーローも素敵だったけれど、
ところどころ、失礼にもほどがあるだろうというような発言も目について、ヒロインに甘えすぎな展開でした。あれが現代の設定だったら、最低男とののしられるだろうなぁ。
ヒロインが耐えて恋忍ぶのに相手がふさわしくないと、見ていて冷めます。

ヒロインのミランダは、海外ロマンスにしては珍しく、美貌がないと認められていて(瞳と唇が魅力的なのはいつものこと)、知性的でやや皮肉屋。気が強く、見ていてすっきりするくらいはっきりしていたりもするのに、なんだか恋が絡むと釈然としない。

これならロマンスではなく、ミランダが自立していくとかいう話のほうがおもしろそうだった。

自己評価★★☆

ミランダの秘密の日記


著者: ジュリア・クイン /羽田詩津子
出版社: ランダムハウス講談社
サイズ: 文庫
ページ数: 506p
発行年月: 2008年11月








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Last updated  2009.02.14 18:40:47


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