●スイムトレーニングの種類
・クロール
競泳では自由形=フリースタイル=Fr(フリー)
・背泳ぎ
バックストローク=BaまたはBkまたはBc(バック)
・平泳ぎ
ブレストストローク=Br(ブレ)
・バタフライ
BtまたはFly(バッタまたはフライ)
・個人メドレー
インディビジュアル・メドレー=IM(アイエム)
バタフライ~背泳ぎ~平泳ぎ~クロールの順に泳ぐ。
・サイクル
泳ぎ始めから次の泳ぎ始めまでの、1本ごとの反復時間のこと。
与えられた時間内にスイム時間と休憩時間が含まれる。
1分サイクルで回ることを1分持ちともいう。
・アップ
ウォームアップの略。
・K(キック)
脚の動作、脚だけで泳ぐ。
・P(プル)
腕の動作、腕だけで泳ぐ。
・S(スイム)、C(コンビ)
普通の泳ぎで泳ぐ。
・ノーブレス
息つぎなしで泳ぐ(ノーブレ)=ノーブリージングスイムともいう。
・ストローク
水泳においては、手足のかきという意味あいを持つ。
・リカバリー
1ストロークを終わって次のストロークを行うために、足や手をストロークの初めの位置に
戻す動作をいう。
・リカバリースイム
身体の状態(くずれた泳ぎや乱れた呼吸など)を元に戻すために泳ぐことをいう。
・ドリル
繰り返し練習・反復練習の意味であるが、水泳では効率よく推進力を生み出す
泳ぎを作るためのストロークドリルなどのことをいう。
・スクーター
片手ストロークのことをいう。回さない方の手は前に伸ばすか、又は気をつけの
状態で止めておく。(片手クロール)
・フォーミング
フォームを意識しながら泳ぐ。
・イーブン(ペース)
一定(同じ)のペースで泳ぐ。
・ダウン
クールダウンの略。
・IMリバース
個人メドレーを逆の順番で泳ぐ。
・R(右スクーター)、L(左スクーター)、S(スイム両手)の意。
・ディセンディング(Des)
本数を重ねるごとにスピードを上げて泳ぐ。
・AT1(エーティーワン)、AT2(エーティーツー)、OL(オーバーロード)
造語的な分類に入るため、テキストによってはいろいろな言葉で書かれているが、
このスクールの練習を進めていく上で、あえて解りやすく言うと…
AT1=一定のペースで泳ぎ続けることのできるスピード。
無理なく?ロングスイムを泳ぎ続けることのできるスピード。
AT2=一定のレスト(例えば休憩時間が50mのINであれば5~10秒、100mのINで
あれば10~20秒程度)をとるなかで、泳ぎ続けることのできるスピード。
ロングスイムを泳ぎ続けることができる最大のスピード。
OL =一定のペースで泳ぎ続けることのできないスピード。泳ぎ続けることので
きないスピードなだけに、インターバル練習でそのタイムを落とさないよ
うに頑張らなければならない。過負荷練習=しんどい練習。
[ちなみにTJ2002.3月号の低脂肪アスリートになろうの3つのエネルギー回路でいうと、
AT1=有酸素系、AT2=有酸素系と解糖系の境界線、OL=解糖系、SP(スプリ
ント、ダッシュ)=ATP-CP系である。トライアスリートは、いかにしてAT2を
伸ばすかが重要である。]