最近は教室での授業のことで頭がいっぱい。
毎回毎回、試行錯誤しながら、それでも悩み、手探りの続く日々。
ふと、さっき思ったこと。
それは、期待しすぎ、要求しすぎはいけないのではないか、ということ。
ついつい、相手の求めるものを満たそうと、厳しくなってしまい、生徒のできたことを素直にほめることができないということをしてしまっている自分に気づく。
あいうえお、を言って欲しい。生徒があ・・う・・・お、しか言えなかった場合。そこで、その言えた3文字を「よく言えたね」とほめるべきか。あるいは、「い、とえ、が言えなかったね」と指摘すべきか。
たとえ相手が「あいうえおを全部言えるようになりたいんです」と言ってきても、言えなかったことに対して、あるいは言えたことに対して、どのように評価すべきか。
教え慣れていない自分には悩ましい。
いくら生徒の要求が高過ぎたとしても、「あ」が言える実感を味わってもらうことから始めて、「い」が言えるように一緒に学習し、「い」が言えたらほめるべきか。一足飛びに「あいうえお」を言えるようにしましょう、ととにかく鍛えるべきか。
なかなか答えのない、また、効果が表れにくい言語教育というのは、いかに難しいことであったかを痛感している。それは一回一回の試行を重ねて自分自身が習得していくしかないことなのだ。
次は何をどのようにして授業をすべきか。授業が終わった瞬間から始まる悩みだ。