蒼い森の備忘録

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カテゴリ: 本・まんが
天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の 石神 は、一人娘と暮らす隣人の 靖子 に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、 石神 のかつての親友である物理学者の 湯川学 が、その謎に挑むことになる。
(JBOOKより)


※一部ネタバレありますが、ご了承下さい。






やっと再読しました。

読み始めて気付いたのですが、全く内容を憶えていませんでした^^;
以前何度か「ぴんとこなかった」「誰が主役かわからず誰に感情移入していいか分からなかった」という印象を書いたことがありましたが、今回読んでみてなぜそう感じたのかは分かりました。
「ガリレオ」「ダルマ」「草薙」 のパートがそれぞれ等分ぐらいと感じられ、さらに視点が一定でないことが一つ理由として挙げられるでしょう。


「探偵ガリレオ」「予知夢」 、またドラマ 「ガリレオ」 を通して 「湯川」「草薙」 のキャラクター、関係性、事件への関わりあい方などがわかっていたので、再読に当たっては具体的イメージが浮かび上がり、すんなりと頭に入ってきました。
わたしの中ではあくまで 「ガリレオシリーズ」
このシリーズの中でならこういうこともありかな?と。


「天才数学者」と「天才物理学者」の戦い、ということに相当期待しましたが、 石神 のほうがことごとく負けているという印象を持たざるを得ませんでした。もっと 湯川 がけちょんけちょんに騙される、という展開でも良かったのでは?
「容疑者X」 がここまでの 「献身」 をする心理的動機もいまいち理解できませんでした(それが「愛」なんでしょうねぇ…。「愛」には詳しくないものですから…^^;)。なんでそんなに好きなの?という疑問は野暮というものなのでしょう。
東野圭吾 さんは、作品によってかなり作風にばらつきがあると思っているのですが、これは比較的軽いタッチのように感じてしまいました。もうちょっと重くてもよかったかなぁ…?個人的な感想にすぎませんけど。)


最大のトリック(?)は驚きませんでした。予想がついたという意味ではなく、「受け入れ難い」という拒否感の方が先にたった、という感じですかね。「自首」することでバランスをとろうとしているのかもしれませんが…。「それはだめだろう」と思っちゃったんですね。
結局 石神 がここまでやる人物である、ということを納得させるだけの根拠がわたしには見出せませんでした。キャラがはっきりしないというか…。共感できる部分が少なかったというか…。



「容疑者X」ファンの皆様、すみません<(_ _)>


しかし、映画のほうはトレーラーなどを観る限り、かなり面白そうですね。
ともすれば無感情に見えてしまう 湯川 が敬意をもっている同級生とのかかわりのなかで、その人間性を垣間見られるのではないか?という期待が高まります。
石神 の内面ももう少し分かるような気もします。
「ダルマ」 「ガリレオ」 の直接対決は、映像で見るほうが緊迫感がありそうです。(名優 「堤真一」 も出演していますからね。)


というわけで、これから 「容疑者Xの献身」 観てきます。
観たら、また感想を書こうかなと思っています。



※ブログ内関連記事 「容疑者Xの献身」 原作:東野圭吾




『容疑者Xの献身』東野圭吾


容疑者Xの献身


本格ミステリベスト10 2006年版1位
2005年度週刊文春推理小説ベスト1
第6回(2006年)本格ミステリ大賞小説部門1位
第134回(2005年下半期)直木賞受賞


発行:2005年
発行所:文藝春秋
価格:\1680(税込)

文庫本

容疑者Xの献身
文春文庫(税込\660)

倶楽部ガリレオ
『倶楽部ガリレオ』東野圭吾著ガリレオシリーズ公式サイト~文藝春秋





『容疑者Xの献身』2008年(日本)
監督:西谷弘
原作:東野圭吾
脚本:福田靖
出演:福山雅治、堤真一、柴咲コウ、北村一輝、松雪泰子、渡辺いっけい、ダンカン、長塚圭史、品川祐、真矢みき、他

映画「容疑者Xの献身」公式ホームページ
「容疑者Xの献身」映画公式サイト





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Last updated  2008.11.28 19:44:14
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