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張りつめた東京での生活に疲れ果てた有子は、逃げるように上海へとやって来た。枯れた“玉蘭”によって眠りを遮られ、別れた恋人への愛憎の深さに慄いた夜、彼女の前に大伯父の幽霊が現れる。70年前、この地で船乗りとして生きていた大伯父もまた、1人の女性への断ち切れない想いを抱いていた。人々の活気みなぎる土地上海を舞台に、2組の男女が織り成す恋愛模様。深い恋慕の情は時を越え、現代と過去が交差する。
本書には、2人の女性が描かれている。一方は、複雑な感情を整理するために、「何もかも言葉に」しようとする現代女性、有子。もう一方は、話し合いではなく肉体の交わりによって「すべてを曖昧に」しようとする70年前の大伯父の妻、浪子。いずれの恋愛も完全燃焼せず、しこりを残したまま終わりを迎える。言葉だけでもなく、肉体だけでもない。いったい、恋愛の本質とは何なのか?繊細な女性心理と赤裸々な性交の描写が、痛く、熱く読む者に迫る。まさに、激しい恋愛の只中にいるときのように。
【中古】 玉蘭 (文春文庫)
ちょっと知り合いにはなりたくないタイプ
で、
読後いやーな気分になっちゃいました。
ワタシだけ?
主人公はなんだかメンドくさい女だし、その大叔父の妻は
自分が生き残るためにオトコをだますことくらいなんとも思わない
したたかなオンナだし、そのしたたかな女から逃げ切れなくて
結婚しちゃう大叔父も、この女を本当に愛していたのかギモン。
文中に何度も『あぁオレっち年増に捕まっちゃった~』みたいな
ボヤキが出てくるし。
その上主人公の留学先の上海の学生寮の日本人同士の
腐った人間関係もむかむかする。
ワタシの読解力に問題があるのか、恋愛モノなんぞなに見ても
けっ
と思ってしまうこの状況で読んだのがいけなかったのか (察してください)
結局何が言いたいのかよくわからなかったっす。
桐野作品、肌があわないのかなぁ?
ザンネン。
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