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引き続き、 福祉先進国 北欧高齢者ケア視察の旅
いんげさんのレクチャー、基本編の4
今回は ドアのまわりの工夫
です。
前日視察した 認知症高齢者グループホーム
のドア
こちら
↓
ほんとうは、もっと大きい画像を使いたいのですが、
そうすると、人物写真も大きくなって、
プライバシー問題が出てくるので、ごめんなさいね。
(このくらいの大きさだと、仮に画像を右クリックして
マイドキュメントのマイピクチャに「名前をつけて保存」して
プレビューやフォトレタッチで拡大しても、顔は分かんない...と確認済み)
↑
なんでこんなことわざわざ書くかというと、ま、あとでね。
それはともかく、
床と壁面の色が違って、コントラストついてます
し
ドアのところ
枠
というか の部分
、 コントラスト
つけてあります。
「ここがドアですよ」
と
分かりやすくしてあるわけです。
なら、 ドア全部濃いめの色にすればいいじゃんとか思う方
もいらっしゃるかもしれませんが、
そうすると、ドアも含めた壁面全体の色目が変わって、暗くなってしまうと思います。
で、 暗いと、認知症の方にはよく見えない
という
別の問題が生じる
わけで。
そういうことが関係しているので、枠の部分のみなのでしょう。
このへんは こちらの画像一番上
をご覧いただいた方がわかりやすかも...です。
なお 画像中央のネームプレートと人物写真
は、 ドアの右側のを拡大
したものです。
これは、
「ここが誰のお部屋か」
認知症利用者さん
が きちんと分かるようにするための工夫
です。
認知症の程度によって、たとえばこちらのように
↓
した方がよい場合もあります。
ただ、この キモは「手書きである」ということ
だと、 人間のおとうさん
思います。
ワードプロセッサーでキレイに印刷したものよりも
手書きのチカラって、すごいし、大切で、なにより温かみが違います。
それと、もうひとつ、 いんげさん
は、
この画像の一番右側や こちらの画像一番上と上から2番目
の画像壁面に飾ってあるものを指し、
問題点というか、改善の余地を示されました。
小さくてよく見えないと思いますが、
実は、この 飾ってあるものは カレンダー
です。
6月くらいから12月くらいまでのカレンダー
。
たぶん、 カレンダーとしてではなく、絵や写真の インテリア
として飾ってあるのですが、
いんげさん
が、 ここのスタッフさんに
「入所者さんで字を読める方がいらっしゃいますか?」と
尋ねてみたところ、スタッフさんは「いらっしゃいますよ」と答えたそうです。
アルツハイマー型認知症の症状
として
見当識障害
(これは症状ですので『障害』と表記します)
があり、
今がいつなのか分からなくなる
わけです。
ならば、 利用者さんが「月を間違えてしまう」ような刺激
を
提示してしまう可能性がかなりあります
カレンダーではなく、 今の季節にマッチした
写真や絵
を
刺激として飾っておいた方が良いでしょう。
ドアの枠は難しいかもしれません
が
(あ、でも、枠のペンキ塗りはそれほど難しくないですよ)
こういった、工夫は、誰でもできます。
コツを知ると、できることはたくさんあります。
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