2004年01月23日
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カテゴリ: 会社生活
新年の1月も終わろうとしているが、昨年は我がマーケティング部はみんな忙しすぎて、忘年会もするヒマがなかったため、せめて新年会をやろう、ということで、珍しく部長以下全6名が揃って飲みに行った。

その新年会の席で、部長は次年度の「各部員の配置・役割についての自分の考え」 「部員ひとりひとりに期待すること」を披露した。しかしその話を聞いて、正直なところガッカリした。

なにがガッカリしたって、まぁ我が部長はマーケターとしては優秀なので、組織として人材をどう活用すれば会社の業績に貢献できるか、という仕組みを考えるのは得意なのだが、なんというか、発想に「血が通っていない」のだ。
何を勘違いしてるのか、「今年は、キミ達全員にもっと仕事の負荷をかけます。それを乗り越えることによってさらに成長して欲しい」という主旨のことをおっしゃるのだが、一体何を見ているのか。すでに全員休日返上で必死でやっているではないか。
部長とワシは20歳近く年が離れているのだが、部員の中では最年長の立場としてはさすがに聞き捨てならず「いやそうは言ってもみんな頑張りすぎて疲弊してますよ。負担を課すだけではなくて、個人のモチベーションをどうやって上げるかがアナタの仕事ですよ」と、穏健派のワシにしては珍しくイヤミを言ってしまった。

そんなこんなで気が付くと、もう時計は午前1時近くで終電がない。誰かの携帯に電話がかかってきて、近くで会社の別のメンバーがまだ飲んでいるというので、そこへ全員で合流することに。
店に入り、先着組とあわせて13名の大グループで1つのテーブルを囲む。すると、先着組の先輩の一人が、テーブルの上の1冊の分厚い本を取り上げた。「何ですか、ソレ?」と聞くと、「これはやな、何か悩み事や願い事を声に出して言いながら、この本の適当なページをパッと開くと、そこには今の自分に必要な言葉が書いてあるんや」とのこと。本のタイトルは『魔法の杖』。著者はジョージア・サバスという人で、いわゆる占い本の一種なのだが、名前とか生年月日で調べるのではなく、何も考えずに適当に開いたページに書いてあることを読むだけ、というアバウトさが面白い。


ところがやってみると、不思議なことにコレが結構的を得た回答になっているのだ。例えば、Y君(子持ち既婚者)が「今年は彼女ができるでしょうか!」と言いながら本を開く。『・・・たいへんな危険を伴いますが、困難の後には希望があるでしょう。』 全員がどよめく。次に I 君が「ボクの株の値段が上がって儲かるでしょうか」と言って本を開く。『・・・そんなことは、今のあなたに重要ではありません。』 一堂、妙に納得。てな具合に、いちいちナルホド、と思う答えが出てくるのだ。


『あなたの思った通りに行動しなさい。その先にはハッピーが待っています』 そうか。そうなのか。よし。よおし。





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最終更新日  2005年08月25日 18時01分58秒
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