2005年12月05日
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カテゴリ: 音楽生活

ピーニョさん などから「David Sylvianが新ユニットで新譜を出すよ」との情報を得てCDショップに走りゲットしたのがコレ、Sylvian、JansenとBurnt Friedmanというメンバーによる『Nine Horses』のアルバム『Snow Borne Sorrow』。主に就寝前の仮死状態の時間を中心にヘビーローテーションしていて、すでに30回以上は聴いている。

このアルバムは、相変わらずのサカモト教授や、珍しいところではスウェーデンのササヤキ系歌姫Stina Nordenstam なども参加している。1曲目のスローでJAZZYなイントロには、思わず『ツインピークス』の 赤いカーテンの部屋 のシーンを連想して怖くなったが、まぁまぁ全体的にはいつものシルヴィアン節がわりとバリエーション豊かに随所に散りばめられている感じ。前作のソロアルバム『blemish 』はまるで“読経”のような展開に少し単調さというか退屈さが否めなかったが、比較すれば今回の方が耳馴染みもよく聴きやすい。◎試聴サイトは コチラ から。

しかしシルヴィアン先生の声だけは飽きない。あらゆる曲を何度繰り返し聴いても、自分でも呆れるほど飽きない。ワタシにとって、曲を聴くというよりもむしろ「声を聴きたい」という感覚で聴くアーティストなんて彼だけである。ま、正直なところここまでくると、もはや1作品ごとに良いとか良くないとかはあまり関係なくて、そこにシルヴィアン先生の新しい作品があるから聴く、という、まるで「そこに山があるから登る」という登山家の境地に近いものに、自分でもなってきている気がする。

それにしても歌声の渋さにはますます磨きがかかってきたなぁ。備前焼の壷のような究極の渋みをめざして、世間から評価されようがされまいが、最低70歳ぐらいまでは現役で歌い続けて欲しいものである。合掌。





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最終更新日  2005年12月08日 23時54分23秒
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