◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆

新選組、そして千鶴の秘密-----------------！！

薬にのまれてしまった山南さん。

一瞬正気に戻った山南さんは、首を絞めていた千鶴を離し、自分を殺せと命じる。

「さぁ、殺してください」

やめてと制止する千鶴だったが、自らの心臓に千鶴の刀を押し当てる山南さん。

人を呼ぶ千鶴の叫び声に気付いた土方さんたちが部屋に駆けつけ、山南さんを取り押さえる。
ようやく助かった千鶴は気を失ってしまう。


土方さんは迅速に皆に持ち場指示を出し、この部屋には誰も近づかせるなと命じる。

ただひとり、沖田くんは自ら志願し、ここに残ると言う。

山南さんとの約束があるからね。
それを了承する土方さん。


「どうせ今夜が峠だろう。
生きるか、死ぬか-----------壊れちまうか･･･｣




ようやく目を覚ました千鶴に、状況を説明してもらおうと詰め寄る土方さん。

その目-----------初めて会った時のあの冷たい目。


山南さんと一緒にいた経緯を話す千鶴。

綱道の事。
薬の事。


土方さんが話してくれたのは、薬を使って、壊れた者の末路----------。

父はその薬を完成させる前に姿を消したという。


その薬を飲んだ者は前川邸にいるという。
血に触れない限りはおとなしいが、一度壊れると手がつけられない。


これが新選組隊士たちの大きな秘密。


それを知ってしまった千鶴は･･･本当なら殺されても仕方ない存在。
だが、まだ殺さないという土方さん。



山南さんは、新選組が出来る前から、土方さんの兄のような存在だったという。

「俺たちには、山南さんが必要なんだ。
あの人を失うわけには、いかねぇんだよ」


月を眺め、自分に言い聞かせるように言う土方を見て、千鶴は力強く答える。

「大丈夫です、山南さんはきっと大丈夫です！！」

その言葉に、ようやく険しい表情を和らげた土方さん。

「あぁ」

今はただ、山南さんの精神が、薬に勝つように祈るしかない-----------！！




次の朝。
なんとか落ち着いた山南さん。

今のところ起きないとまだなんとも言えない状態だが、どうやら峠は越したよう。

薬に打ち勝ってくれたらいいのだけれど･･･ひとまずほっとする隊士たち。


そこへ現れた伊東さん。

これ見よがしに 「空気が淀んだ」 って咳をし始める沖田くんに笑いだって（＞▽＜）


でも･･･どうやら伊東も昨夜の騒ぎを察していたようで。

そこで斎藤さんがその説明を簡潔に説明し、すべては今晩説明すると言う事で一件落着。


さぁて、どうする？





そして----------- 目を覚ました山南さん。

どうやら日中は薬の副作用で気だるく、動きが鈍るらしいけど、なんとか正気のよう。
それに腕も動くようになったよう。

よかった！！



だが･･･。

「私はもう人間ではありません」


そして、日中動けないと言う事は、剣士としては活動は無理。


「私は死んだ事にすればいい」

そう言いだす山南さん。

薬の存在を世間に知られるわけにはいかない。
だから、 薬の成功例として存在を隠し、今後の開発を進めるというのだ。


すべては山南さん本人が決めた道。


だが、こうなると、屯所移転の件、伊東派から山南さんを隠すためにも、もっと大きな隠れ場所が必要になってくる。
いよいよ動き出した新選組の屯所移転。

西本願寺へ---------------。





一方、ようやく平助くんが江戸から帰ってきたよう。

千鶴と一緒に巡察へ行き、街を見守るも･･･なんだか街も人も変わったという平助くん。


何がどう変わったのか？


同じく巡察中の沖田くんと合流し、今後の予定を聞く千鶴。


どうやら将軍が上洛するらしい。

その警護に当たるとなれば、新選組も大変になるだろう。

ま、近藤さんは張り切っちゃうだろうけどね。



だがその時、突然せき込みだした沖田くん。

もしや発作～！？

この沖田くんも、やっぱり病気持ちの史実設定ってのは変わらないんだろうか？


でも沖田くんってば、自分の事より、男たちに絡まれてる女性の事が気になったよう。

攘夷を語り、奉仕しろと無理やり連れて行かれそうになっている女性を救うため、男たちの前に立ちはだかる！！

「やれやれ。
攘夷って言葉も、君たちに使われるんじゃ可哀想だよ」


おう、かっけぇぞ～！！
沖田くんっ♪


相手が新選組の隊士だと分かるとさっさと逃げ出した男たち。


助けられた彼女------ 南雲薫というらしい。

きりっとした表情、千鶴にそっくり。

ふたりを横に並べて 「似てるよ」 という沖田くん。


千鶴が女装したらそっくり･･･って、これは何かありそう♪

薫もそれを察したか、含みを持たせて、お礼は改めてと言い、丁寧に頭を下げて行ってしまうのだった･･･。


平助くんは薫が沖田くんに気があるんじゃないかって言うけど、そう見える内は、まだまだって事で。

次に彼女と再会するのはいつになるのかしら？




さて、正式に近藤さんから徳川将軍上洛の話を聞かされる隊士たち。

この警護、新選組が仕切ると言う事。
これは将軍家にも新選組が認められたと言う事なのだ！！


だが･･･咳込んでる沖田くんと、体調不良を自己申告した平助くんは、また居残り組。


まぁ、沖田くんにすれば、土方さんは過保護すぎると言うのだけれど。

身体が資本ですからっ！！



でも、平助くんの体調不良ってのが気になる。
見た目なんともなさそうなのに･･･。

居残りたい何かがあるんだろうか？
沖田くんの見張りか？



千鶴もまた自分にできるのならと、警護の伝令役を引き受ける。



だがその時、薬にのまれた山南さんと同じ気配を察した千鶴。

そこに居たのは---------- 風間と天霧、不知火！！


何故ここに！？


だが、 自分たち鬼の一族には人が作った障害は意味をなさないと言うのだ！！

からかっているのかと反論する千鶴。


風間は言う。

「鬼を知らぬ？本気でそんな事を言っているのか、我が同胞ともあろう者が。
雪村千鶴」


名前も、そして、千鶴の怪我の治りの速さを指摘する風間たち。

何より、 「雪村」の姓と、東の鬼の小太刀がすべてを語っているというのだ。


風間は千鶴に手を差し伸べ 「女鬼は貴重だ、共に来い」 と言うのだった------------。





おっと。
これは父・綱道が娘でも、薬の効力を調べていたとかって話なのかとか考えちゃったわ。


まぁ、いよいよ「鬼」のキーワードもでましたし、千鶴の過去もこれから少しずつ明かされて行く形になりそうですね。

気になるなぁ。



でもやっぱ風間はかっけぇなぁ♪

つっちょんの声がズルイです（＾＾）



千鶴はどうなるのか。

でもやはり彼女の今の居場所は新選組の中。


ま、筋肉バカは放っておいて（わはは）

新八さん、後ろがつかえてるそうですよ（＾＾）


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