◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆

「ごめんなさい---------！！」







その時、哲朗の姉の呼ぶ声が聞こえたので、イチカは一瞬にして皆と船を移送させてみせたのだ。


そこは---------海人にとってすべての始まりだったあの場所。

思い出したイチカの腕。
そして、船。




自分の星の服へ着替えたイチカは皆の前で告白を始める。


「あたしはこの船に乗って、この星にやってきました。
あたしは、この星の人間ではありません----------」




それを知っていた海人。

だから、驚かない･･･。




そして、皆を船の中へ案内するイチカ。

船が壊れてしまい、航行不能になったため、この星へやってきたというイチカ。


海人の家に住むようになったのは、そのため･･･だけではないのだけど。


では先ほどのは何か？


どうやら壊れたこの船の救難信号を察知し、救命ポッドが送られてきたらしいのだが、それを壊してしまったということ。



「まだこの星にいたかったから」


この星にあるという、ある場所へ行きたいからと言うイチカ。





そこで、海人はイチカを安心させるように、自分達はイチカが宇宙人であるなど言わないと言う。

みんなも約束してくれ、ほっとするイチカ。


ま、今回はのりんもね。


「心配しないで、イチカはいつも通りでいればいいのよ」


そう言ってくれた檸檬の言葉に安心するイチカ。



だが･･･海人にはまだ言っていないことがある。


「助かりました」

感謝する海人。
あの時、イチカが助けてくれなければ海人は死んでいた。

それを悟った海人。


どうやらイチカの星の治療をしたようで、それも心配だったから海人と一緒に過ごしたそう。



だが、問題はそんなことではない。


救助ポットを壊された以上、本国からきっと視察が派遣されてくるだろう。

そうなれば、またみんなに迷惑をかけてしまう。


残された時間は少ない。





一方、今日は柑菜の家に泊まることにした美桜。

イチカが宇宙人だった以上、いつかは海人とは･･･。


色々戸惑っているのではないかと柑菜を気遣ってくれたよう。


でも、それでもやっぱり 好きという気持ちは誰にも止められないのだ。


頑張れ女の子っ！！




で、その夜海人が見た夢は･･･実家に戻らせてもらいます！！のイチカの図。

でも、 そこはアンドロメダ星雲･･･って、どこぞの銀河鉄道じゃん（＞＜）


「宇宙って広いんだな･･･」


わはは！！


目覚めると、イチカはのりんと一緒に『あの場所』を探しに行こうとしたよう。


早く救助の連絡をしなければならないのは分かっている。
でも･･･まだ出来ない。


「何してんだろ」




そして、心配しながらも一応海人の家に集まった皆。

イチカ抜きで撮影を始める海人たち。


そんな海人の横顔は、転校してきたあの日と同じ。
両親を亡くしてここへ転校してきた海人。


でも、とても笑えるように見えないその状況で、笑った海人。
思えば、海人を始めて意識したのは、その時からかもしれないという柑菜。



だが･･･翌日、海人はその場所探しを手伝うというのだが･･･迷惑をかけられないと言って、ひとりで出て行くイチカ。


しばらく撮影はナシと言ったのに、やってきた哲朗。

そこで海人は戸締りを頼むと言い残し、軽井沢へひとりで行ってしまうのだった･･･。



で、更に海人の家にやってきた柑菜と美桜。

みんなしてすいか祭りになってるし（＾＾；）




でも、結局何をするわけでもなく、軽井沢の石段に座り込んでる海人。


そこへ現れたのは--------- 檸檬！！



やっぱ彼女も神出鬼没だよなぁ（＾＾；）


イチカの気持ちを分かっていると、本当に言えるのかと問う檸檬。

では、今、イチカのために何が出来るか、何をすべきか。


「イチカの事を思うなら、答えは出るはずよ」


その言葉に背中を押され、考えてみると走り出す海人。


走れ、動き出せ。
前へ---------！！




そして、海人とは連絡がつかなくなってしまう。

ひとりで写真を撮っている海人を目撃してしまう柑菜。



そんな海人を見て、イチカに会いに行く柑菜。


あの場所が発見できたら、イチカはもう自分の星へ戻ってしまうのか？


でも、それは自分にはラッキーだとう柑菜。

「だって私、海人くんが好きですから」


だが、本当にそれでいいのか？


探すことを言い訳に、海人から目をそらしている！！

好きだって言えばいい！！

そうけしかける柑菜。


「海人くんが今何をしてるかも知らないくせに！！」


それくらい自分で調べろバカと叫んで去って行く柑菜。



泣きそうになっている柑菜の元へ現れたのは、哲朗。



「頼むよ柑菜、泣くなよ」

そう言って、柑菜の目を覆ってくれた哲朗。


その優しさに触れ、涙が止まらなくなってしまった柑菜。

そんなふたりを見てしまった美桜もまた、草むらで、膝を抱えて涙するのだった･･･。




ううう。
切ないなぁ。

でも、柑菜もいい女だよ。

ちゃんと海人のしあわせを願って、自分が身を引きやすいようにイチカをけしかけてる。



でも、こうなると柑菜と哲朗、美桜の関係も複雑になりそうだよなぁ。
こっちがどうなるのかだわ。




一方、海人の後を追ったイチカ。


そこでは、自分が探している景色を求めて海人が写真を撮る姿が。



そんな海人にようやく素直に向かうことを決めたイチカ。



この星の人間ではないからと諦めて、帰るからと言い訳にして自分の気持ちから、海人から逃げていた。


「宇宙人でもいいですか。
あたしなんかでいいですか。
告白していいですか」


だが、海人はそれを「ダメ」だというのだ。


えぇ！？


そして、 自分から好きだという海人。


ふたりは手を結んで、ついにキス--------------。



初めてのキスだと喜ぶ海人ですが･･･残念ながら救助をするためにすでに３回キス済みなのだそうで（＾＾；）

覚えていない海人は残念～♪



でも「これが５回目」と海人の頬を包んでキスをするイチカ。


甘々だぁ♪



で、ふたりのこんなやり取りをちゃっかりカメラに収めていたのは檸檬。


抜かりないなぁこの人は（＾＾；）





誰かが幸せになるということは、誰かが傷ついている事。

本当に今度こそ失恋してしまった柑菜。



美桜も本当にいい子なだけに、これから哲朗と三人がどうなるかが気になるところ。


で、好きだと告白してお互いの気持ちを確かめ合った海人とイチカはどうなるのか･･･。


終盤ですねぇ。

どんなラストになるのか、期待です～♪






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