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父の最後の想い------------。
父はもう長くない-------。
その事実を知らされ、戸惑う波留。
可南子には本当の事が言えず、親父が返してくれないということで、会うのは日を改めることに。
だが、 太助は「いつもどおり」を主張し、家に戻ることを希望。
波留にもいつも通り会社へ行けと追い出されてしまったのだ!!
心配だけど、ひとまず父親の言うとおりにする波留。
そこで、夜だけは太助の家に泊まることに。
その頃・・・自分が書いた日記を発見した可南子もまた不安を抱えていた。
自分の言葉で知る事実は怖い。
だから、日記は読めなかったと、カウンセラーに話す可南子。
そして、可南子はちょうど電話がかかってきた一哉に相談してしまう。
「気になるけど、見るのが怖いときはどうすればいいと思う?」
「どうしても怖いなら、誰かと一緒に見ることだな」
そのひとことに勇気をもらった可南子は、まずは記憶の残っている最初の日記を探して読み直すことに。
だが、それは父親の亡くなった日から真っ白になっていたのだ・・・。
その頃、裕樹は新しい仕事で、店のリサーチを任されていた。
その相手に選んだのは、 恋人の志乃ではなく、なんと桂!!
同じ職場の人間の意見より、別の意見が聞きたかったよう。
でも、もう波留の事はいいのかという裕樹に、 桂は「一番の弟子だ」と言われたことが嬉しかったようで、振られたとかそういうのはどうでもいいよう。
志乃はその店にまで様子を伺いに来たのだが・・・一緒にいるのが女性だと知って、動揺を隠せない。
完全誤解したようで・・・これはいい方向に行くのかどうか、微妙になってきた感じ。
むしろ桂とくっついた方がいいと思うし。
その後、店を移動して、いつものバーに行くと、ミズシマオートの仲間が。
そこで波留の父親が病気だという話を聞いてしまった 裕樹はそれを可南子に伝え、「行ってみたら」と背中をおしてくれたのだ!!
あら、裕樹ってばどうしちゃったの~?
えらく協力的じゃん♪
そして、可南子はお見舞いを兼ねて、太助の家にやってきたのだ。
晩御飯を作ってくれる可南子。
波留ってば、包丁使えないのに 、「出来ますよ~」って強がり。
可愛い~(>▽<)![]()
微笑ましい二人での食事つくりに、ほんわか♪
太助もそんなふたりを見て、めちゃ嬉しそう。
美味しい食事に、和やかなな空気。
太助の嬉しそうな顔が見れてよかったと、可南子に感謝する波留。
だが、最後に離婚届けはまだかけていない。
そう告げると・・・。
可南子は
「このままじゃダメですか」
自らそう言い出したのだ!!
太助のためにも、今はまだこのままで。
そりゃ、波留には願ったり・・・な展開でしょう。
お父さんのいる食卓を味わえた可南子。
まだ旦那さんがいる食卓は思い出せないけれど・・・。
それでも。
「行ってよかった」
笑顔を見せる可南子。
彼女もまた、少しずつ前向きに波留とのことを受け入れようとしているのだろうなぁ。
そして、そんな波留の頑張りを見ている同僚たちは、桂をはじめ、自主的に車の修理を請け負ってくれたよう。
そして・・・ついに復活の最終調整まで来たのだ!!
みなの前でエンジンをかけて見ると・・・何度もチャレンジして・・・ついに成功!!
ようやく再生完了!!
エンジンがかかった瞬間は、やっぱ分かっててもよかったと思っちゃったわ(^^)
だが・・・いよいよ太助の調子がよくないようで・・・。
明日の休み、父親に親孝行がしたいと言う波留。
可南子が次にいつ来るか楽しみにしている太助。
だが・・・太助は笑って言うのだ。
「お前が生きてりゃそれが親孝行だよ」
そして、休みの日、あの修理した思い出の車で、可南子も連れて、3人でデートに出かける波留たち。
でも、さすが親子。
行き先を決めてないんだって。
そこで行き当たりばったりで海へ行こうと言い出す太助。
海についたそこで、太助は可南子に告げる。
「波留と家族になってくれて、ありがとうございました」
たとえ可南子が覚えていなくとも、可南子は可南子なのだという太助は嬉しそう。
それ以上何も言えない可南子。
気を遣った太助は、車に一人で戻っていると、ふたりきりにしてくれる。
・・・って、ここで車の中で一人で亡くなってやしないかと、ちょっとハラハラしちゃったわ(^^;)
そこで、波留に日記の話を振る可南子。
波留は素直に「ゴメン」と読んでしまったことを謝罪。
でも、可南子はまだ読めていないのだと告白。
本当は父に勧められて書きはじめたという日記。
言葉にするのが苦手だった可南子に、では書いてみたらどうかとアドバイスしてくれたというのだ。
その父が亡くなった日から途切れた日記。
それが・・・。
「でも・・・あなたに会った日からまた書いてたんですね」
そこには何でもない出来事が綴られていたのではないのか?
それでも言葉にするのが苦手な自分が、自ら残そうと思った相手。
今はまだ勇気がないけれど、
「いつかちゃんと5年間の積み重ねを、ちゃんと読みたいです」
一緒に見れたらいい、その相手は波留なのだと思えた。
そんな瞬間だったなぁ。
可南子の言葉に笑顔になる波留だった・・・。
翌日。
波留を呼び出した社長。
そこでなんと、 波留にミズシマオートを継いで欲しいと言い出したのだ。
・・・ここもね、社長が工場たたむとか言い出すんじゃないかとドキドキ。
今回は悪い方向ばっか考えてしまったわ(^^;)
その日。
太助はミズシマオートの跡継ぎを打診されたという話を聞いて、本当はプロ野球選手にさせるつもりだったけど、見る目がなかったかと笑って話を聞いてくれる。
久しぶりにキャッチボールをしようと言い出す太助。
そこで波留は倉庫にボールとグローブを探しに行くのだが・・・。
その時、ツバメの巣立ちを目撃してしまう。
そして、その話を聞かせてやろうと、グローブとボールを持って戻った波留は--------。
その後、可南子が見舞いに来たことにも気づかず、じっと太助を見ていた。
そこには・・・ 静かに、眠るように逝ってしまった父の姿が---------。
最後は静かだったなぁ。
音楽と、波留・竹野内さんのなんとも言えない表情に、亡くなったことはすぐに分かったんだけど、あまりに静かで、とても胸に染みた。
言葉はいらないんだ。
表情や、音楽だけでいいんだ。
最後に写った太助の穏やかな表情を見て、思わず涙が出てしまった。
印象的ですごくいいシーンになってた。
次回はいよいよ最終回。
母との再会は果たせるのか。
そして何より可南子と波留の関係はどうなるのか。
記憶は?
一哉や桂というスパイスがありはしたものの、横道にブレないで、ずっと波留と可南子の想いを大切にしてここまで見せてくれた作品なので、最後までふたりの姿を描ききって欲しいなぁ。
今回は分かっていても、本当に涙だった。
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