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2012/10/14

両者の架け橋-----------。

後半は嫌でもお亡くなりになる方が増えていくわけですが･･･今回もまたキーマンとなる滋子が･･･。

宋との交易が盛んになった大輪田の泊。

そこで今度は西光を呼び、交易を目の前でやってみせる。

宋銭をもっと広めて欲しいと、西光を都でも交易をうまく運ばせるための布石にしたようで。

「兎丸、博多を都の隣に持って来たぞ」

残された兎丸のつけていた飾りに向かって誇らしげに語る清盛だった。

さて、厳島への参詣を、法皇と、滋子が考えているという話が上がっているというのだ。

武士が頂に立つために必要なものにために。

それは、徳子が産む帝の子------------！！

しかも厳島までの道のりを、大輪田から船で向かうことになったよう。
これで泊の船の行き来やすさが証明されるという利点も。

初めて参拝した厳島の社を面白いと称する法皇。

「それこそが、私の目指す国の姿にございます」

清盛もすでに58歳。

これは父の亡くなった歳･･･。

だが、清盛の描く新しき国の姿も少しずつ見えてきている。

今の清盛には見えるという。

「人や物が連なり、豊かに暮らす、この国の姿が」

だが、法皇は、清盛の描く世界が思い描けない。
それに悔しさを滲ませる法皇。

だが、法皇は法皇の思い描く道を進めばいいという滋子。

自分が共におるからと･･･。

あぁ。
滋子、それは死亡フラグだ（＞＜）

その頃、伊豆では、政子が頼朝に発破をかけていた。

「まことこのままでよいのでございますか」

その言葉に、無礼な女子じゃと言って、半ば逃げ出す勢いの頼朝。

政子に父の残した刀に触れられそうになって大声で触るなと叫んだ頼朝は、そのまま屋敷を出てしまうのだった･･･。

まさに平家黄金時代。

王家に連なる者として、文武両道を目指し鍛錬に励む子供たち。

だが、戦から久しい孫たちは、武芸の鍛錬は必要ないと言い出す勢い。

その頃、清盛の元を訪れた西光。

この夏、信西が行っていた内裏で相撲節会を開くと言うのだ。

だが、清盛は西光からの申し出に、うつつを抜かす時間はないときっぱり。

しかも形ばかりの内裏行事と一蹴し、信西が生きておれば、国作りこそが今すべきことだと言うだろうと、言ってのけらのだ！！

その頃後白河法皇は、今様の歌集「梁塵秘抄（りょうじんひしょう）」の編さんに取り組んでいた。

これは清盛が作った大輪田泊のように世に役立つものではない。

それでも心を慰められるもの。

「わしは、今様が好きじゃ」

それが法皇の目指す国---------。

滋子はそんな法皇の傍で、ずっと寄り添うと法皇の肩にもたれるのだった･･･。

穏やかそうな顔だなぁ。
法皇様と滋子。

本当いい夫婦だ。

絵的にも大好きだった♪

そして、またも出世した重盛。

成親や西光はそれが面白くない。

「平家は慢心しておるのだ」

だが、滋子はそんな二人を自らもてなし、これからも清盛と後白河法皇の間を取り持って欲しいと申し出る。

滋子の人柄だよなぁ。
これは従わなくてはならないだろう。

本当に滋子の存在は大きいわ。

そして、後白河法皇の50歳の祝いの宴が幾日も開催されることに。

雅な宴。

そこでも平家が大きな存在を占めることに。

清盛はこれからも法皇にはなくてはならない存在。
己が望む世界のためにも。

「これより先も、共にのぼろうぞ、誰も見たことがない高みへ」

「この上なき誉にて」

平家と後白河法皇の御世は続くはずだった--------。

舞いと、滋子と法皇の睦みあいのシーンははかなげだったなぁ。

そして雨。

なんと･･･滋子が急な病で逝ってしまったのだ--------！！

まだ35歳の若さ。

いつでも法皇様の傍にと言うたは、つい先日の話だったのに･･･。

涙をこらえ、滋子の前で酒を呑む法皇が切なすぎた。
悲しいよなぁ。

法皇にとって唯一の慰め所だった存在なのだから。

滋子の死は、朝廷のあり方を大きく変えるだろう。

平家と、そして法皇とのあり方も･･･。

この双六遊びが大きく揺らぐ。

滋子を思って詠んだ歌。

涙して奇怪な笑い声を上げる法皇が･･･。

悲しい。
切ない。

本当滋子がいい子だっただけに、余計に涙だったなぁ。

涙頂戴ではなく、静かに。

こういう方が逆にぐっと胸にくる。

さぁ、ここから一気に話が動く形になるんですね。

源氏もいよいよ政子の発破のおかげで立ち上がりそうだし。

でも、次回またあの方の登場？
やっぱ最初から最後まで･･･になりそうな勢いですなぁ（＾＾；）

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